4225中国の三面記事を読む(1367)中国 ロボット爆買いで 日本に商機
中国“爆买”工业机器人的日本商机
2017/06/21 来源:财经
2017/06/21 来源:财经
中国でロボット需要が急増している。 製造現場の人手不足や自動化ニーズが背景にあり、日系メーカーは増産対応を急いでいる。 現地で「ロボット爆買い」の事情を取材すると、世界最大の14億人を抱える人口構造の変化という「曲がり角の中国」の今が見えてきた。
若者をつなぎ留める
カーン、カーン。昼下がりの工場に猛スピードで金属を加工する音が響く。 忙しく動くのは川崎重工業製のロボットだ。 上海から車で3時間半。 浙江省の港町、寧波にある家電部品メーカー、新露はプレス加工工程にロボットを導入し、1ライン当たりの従業員を10人から1人に減らした。
“人件費はこの3年で2倍になった。 ロボットは導入すれば10年保証される”。 新露の石国良董事長は笑う。 政府が補助金を出し、近隣の企業はこぞってロボットを導入しているという。 もともと国内向けにスポンジを作っていた新露だが今では米国企業などに顧客を広げ、2016年の売上高は3000万ドル(約33億円)。 ロボット導入で品質を高め、受注は年20%ペースで増えている。
人件費の上昇に加え、12年に労働力人口が減少に転じた中国。省力化のニーズの高まりが、ロボット需要の急増につながっている。 中国政府は15年に「中国製造2025」と呼ぶ産業振興策を打ち出し、ロボットを重点分野に定めた。 労働集約型のままでは「世界の工場」の地位が立ちゆかなくなる危機感がある。
人口構造の変化は働き手の意識も変えている。 “工場の仕事は寂しく、生活に色彩がない。 働きたくない”。 上海で経理の仕事をする湖南省出身の女性(24歳)に製造業の現場で仕事をしたいか尋ねると、こう即答した。
スイス・ABBの中国のロボット事業の責任者、李剛氏は“危険な仕事、単調な仕事に中国の若者は興味を示さない”と指摘する。 学歴も高くなった若者を製造業につなぎ留めるには、ロボット導入による労働環境や待遇の改善が欠かせない。
中国の産業用ロボットの市場シェアで過半を占める日本・欧州勢は“今こそ投資の時だ”(川重)と攻勢に出る。 川重は16年度に4000台だった主力の蘇州工場の生産を17年度は約8割増の7000台に引き上げる。 不二越は18年までに中国で新工場を稼働し、生産能力を現在の約3倍の月1000台に増やす。
年率20%で伸びると予測
中国ではスマートフォンや自動車の販売に鈍化傾向がみられ、秋 以降の工作機械の減速を懸念する見方もある。 一方、ロボットは堅調な需要が続くとの見方でメーカー各社は一致する。
国際ロボット連盟によると、中国における15年の産業用ロボットの販売台数は6万7000台と世界市場の約3割を占めた。 さらに中国市場では16~19年に平均で年率20%で伸びると予測。 19年には世界市場の4割を占めるとしている。 不二越の原英明執行役員は“農業など日本では考えられない需要が生まれている”と意気込む。
中国はロボット産業育成に力を入れる。 現在は地場メーカーが林立し、技術的にはまだ日本・欧州勢に及ばないが“技術の吸収は予想以上に速い”との声もあり、急速にキャッチアップを進めている。
中国“爆买”工业机器人的日本商机
2017/06/21 来源:财经
2017/06/21 来源:财经
中国的工业机器人需求正在快速增加。原因在于生产现场的人手不足和自动化需求高涨,日本企业正抓紧通过增产进行应对。中国拥有全球最多的14亿人口,在笔者对当地“爆买”工业机器人的情况进行采访的过程中,可以看出正迎来人口结构变化这一“拐点的中国”的现状逐渐浮出水面。
留住年轻人
咣、咣……,午后的工厂里回荡着快速加工金属的声音。正在忙碌的是川崎重工业制造的机器人。在距离上海3个半小时车程的浙江港口城市宁波,家电零部件企业新露在冲压加工工序导入了机器人,将每条生产线的工人数量由10人减到了1人。
“人工费最近3年涨了一倍。机器人引进后能保修10年”,新露董事长石国良笑着说。据说政府提供补贴,附近的企业全都在引进机器人。新露原本面向国内制造海绵,而现在将客户范围扩大到了美国企业等,2016年的销售额为3000万美元。通过引进机器人提高了品质,订单正以年间20%的速度增长。
除了人工费上涨外,中国的劳动力人口也从2012年开始减少。省力化需求高涨也在推动机器人需求的迅速增长。中国政府2015年出台了名为“中国制造2025”的产业振兴政策,将工业机器人定位为重点领域。如果始终维持劳动密集型产业,可能无法继续保持“世界工厂”的地位。
人口结构的变化也在改变劳动力的意识。“工厂的工作很寂寞,生活缺乏色彩。不想去工作”,在上海从事财务工作的湖南女性(24岁)在被问及是否想去制造业一线工作时马上这样回答。
瑞士ABB旗下中国机器人业务负责人李刚指出,“对于危险工作和单调工作,中国年轻人不感兴趣”。要吸引学历不高的年轻人进入制造业,通过引进机器人来改善劳动环境和待遇是不可或缺的。
在中国工业机器人市场占一半以上份额的日本和欧洲企业都认为,“如今正是投资时机”(川崎重工),展开攻势。川崎重工将把2016年度为4000台的主力苏州工厂的产量提高至2017年度的7000台,增长约8成。此外,不二越将在2018年之前在中国起用新工厂,把产能增加至现在的约3倍,即每月1000台。
预测年均增长20%
在中国,智能手机和汽车的销售出现放缓趋势,有观点担心秋季以后机床销售减速。另一方面,各企业一致认为,工业机器人将保持强劲需求。
据国际机器人联合会(IFR)统计显示,中国2015年工业机器人销量达到6.7万台,占到世界市场的约3成。此外还预测称,中国市场2016~2019年将年均增长20%。到2019年占世界市场的4成。不二越的执行董事原英明干劲十足地表示,“农业等在日本难以想象的需求正在形成”。
中国也在大力培育工业机器人产业。现在当地企业林立,在技术上仍落后于日本和欧洲企业,但有观点表示“吸收技术的速度超出想象”,正在寻求追赶。
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