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人生到底需要几个朋友?
2017/02/13  来源:演播室by明子
 
長いこと中国で生活したため、中国の習慣に少なからず慣れてしまった。 大晦日の夜の、“春節聨歓晩会”略して“春晩”を見ないと、新年を迎えることができないのも、そのうちの一つです。 2017年の春晩について、私が期待したのは、好きだった《琅琊榜》の2人の主役の胡歌と王凱(《琅琊榜》毎晩再放送も見ていた)、2人の小品がとてもおもしろかった。 題名は《連れ合い》と言い、中国の老人ホームを舞台にした作品で、放送後、視聴者から評判の高かった番組となった。
 
中国も日本と同様、老人問題が関心を呼んでいる。 中国の老齢化の速度もとても速く、日本とまるで同じです。 昼間街中を歩いていると、若い人より、老人が多く目に入ります。 
 
昼間電車に乗っても、乗客の半分以上は老人だし、スーパーマーケットに行っても、杖をついている老人が主婦よりも多いです。 更に驚くのは、昼間のトレーニングジムで、なんと老人が大多数を占めています。 老人の数が増えるに従い、社会の関心を呼ぶのは当然、“老後のお金はいくら必要か?”、“どうすれば健康を維持できるか?”、“長生きする食生活の秘訣”などで、新聞、テレビ、雑誌などのメディアでよく取り上げられます。
 
このような状況下で、最近特に関心を持たれているのは、“友達の数が寿命に影響する”という話題です。 私はこれまで自分に何人、友達がいるかなどの問題を考えたことはありませんでした。 しかし、長いこと日本を離れた後、日本に戻った時、“自分の友達が減ってしまった”ことを切実に感じ、とても寂しくなりました。
 
そしてふと考えました。 一般に、友達ってどれくらいいるのだろう? 普通の日本人を例にすると、友達の平均人数は大体10人程度だという。 そのうち、親友といえる人は2.5人だそうです。 私個人としては、友達は質が大事で、数ではないと思います。 でも、しかし解説では、友達は多ければ多いほど良いといっています。
 
《友だちの数で寿命はきまる》(石川善樹著)という本によると、飲食生活や運動よりも、健康にとってもっとも重要なのは“つながり”だという。 “つながり”が少ない人は死亡率が2倍になる。  本の中では次のデータが紹介されています。 急性心筋梗塞で入院した人を対象にしたもので、お見舞いに来てくれる人と6ヶ月以内の患者の死亡率を見たものです。 その結果によると、ひとりもお見舞いに来てくれる人がいないと、6ヶ月以内になくなる確率が70パーセントだったそうです。 2人以上のお見舞い客がいると、死亡率は26パーセントに減ったそうです。 
 
そこで、私はまた考えました。 自分が病気にかかり入院した時、もし家族がいれば、もちろん見舞いに来てくれるでしょう。 しかし、晩年になり、家族が減っている時、見舞いに来てくれる友達は何人いるでしょう? 私はこれにとても不安に思います。
 
友達の人数を考える時、現代においては、ソーシャルネットワーク(SNS)の世界を無視することができません。 中国人を例にとると、微博(ツイッター)や微信(チャット)での友人の数が多いです。 日本人の情況はどうでしょう? 日本では、中国のチャットに相当するのはLINEです。 日本のテレビ番組の報道によると、日本の大学生のLINE上の友人の数は次の通りだそうです。

第1位     10人  (20.1%)
第2位     20人  (9.0%)
第3位    100人   (7.7%)
第4位     30人  (7.5%)
第5位     50人  (6.5%)
平均    68.3人
 
人生到底需要几个朋友?
2017/02/13  来源:演播室by明子
 
日经中文网特约撰稿人 青树明子:由于长期在中国生活,我形成的中国习惯不在少数。在除夕夜,不看“春节联欢晚会”即“春晩”,就无法迎接新年,这也是其中之一。对于2017年春晩,我最为期待的是,非常喜欢的《琅琊榜》的两位主演胡歌和王凯(《琅琊榜》第49集每晩重复观看),两人节目之后的小品也很有意思。名字叫《老伴》,是以中国的养老院为舞台的作品,成为播出后最受收看者欢迎的节目。
 
中国也和日本相同,养老问题似乎正在引发明显关注。中国的老龄化程度也相当高,日本也如出一辙。白天走在街头,与年轻人相比,更多老年人映入眼帘。白天乘坐电车,乘客的一半以上是老年人,而去超市,也是拄着拐杖的老年人比家庭主妇更多。更加令人吃惊的是,在白天的健身房,竟然是老年人占大多数。随着人数增多,当然备受社会关注。“养老钱需要多少?”、“怎样才能保持健康寿命?”、“延年益寿的饮食生活的秘诀”等等,在报纸、电视和杂志等媒体上经常出现。
 
在这种情况下,最近尤其引发关注的是,“朋友数量将影响寿命”这一话题。 我本来从未考虑自己有几个朋友等问题。但是,在长期离开日本后重返日本之时,切身感受到“自己的朋友已经减少”,于是感到很落寞。
 
此时突然想到,一般人会有多少朋友呢?据说以普通日本人为例,朋友的平均人数大约为10人。其中,称得上密友的人大约为2.5人。我个人认为,朋友重在质量,而不在数量,但也有说法认为,朋友多多益善。
 
据《朋友数量决定寿命》(石川善树著)一书表示,与饮食生活和运动相比,对健康来说更加重要的是“联系”。“联系”较少的人的死亡率提高至2倍。书中介绍了下面的数据。以接受急性心肌梗塞治疗的人为对象,调查来探望的人数以及6个月以内患者的死亡率。结果发现,没有任何人来探望的患者的70%去世,而有2个人以上前来探望的人的死亡率仅为26%。
 
此时我又一次想。在自己生病住院时,如果有家人,当然会来探望,但晚年家人也减少之际,前来探望的朋友会有几个呢?我对此深感不安。
 
在考虑朋友的人数时,在现代,无法忽视社交网络(SNS)的世界。以中国人为例,微博和微信上的好友人数很多,但日本人情况如何呢?在日本,相当于中国微信的是LINE。据日本的一档专题电视节目报道,日本大学生在LINE上的好友人数如下。
 
第1位 10人  (20.1%)
第2位 20人  ( 9.0%)
第3位 100人  ( 7.7%)
第4位 30人  ( 7.5%)
第5位 50人  ( 6.5%)
平均:68.3人

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