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安倍长期执政与小泉的不同
2017/05/31  来源:日经中文网                                                                              
 
Koizumisyusyou
 
小泉純一郎元首相
 
 
 
安倍首相も集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法を2015年に成立させ自衛隊の米軍支援を拡大。 日米同盟を外交の基軸に据えつつ“地球儀を俯瞰する外交”としてロシアとの関係改善など独自外交も展開する。
 
長期政権につながる強いリーダーシップという点では共通項が目立つが、実は政治手法をよく見ると相違点も多い。 同じ官邸主導でも小泉氏は“一匹おおかみ型” 安倍首相は“盟友サポート型”の政権運営といわれる。 もともと自民党で異端扱いされてきた小泉氏は党内の政治基盤が強くなく、高い内閣支持率が頼みの綱。 改革に逆行する自民党議員を“抵抗勢力”と呼び、世論を味方につけた。
 
一方、安倍首相は党内に敵をつくる手法はとらない。 菅義偉官房長官や麻生太郎副総理・財務相ら盟友を長期間、閣内に入れ、政局の節目で意見を聞く。 閣僚や党役員などの人事でも、小泉氏は世論喚起のため“サプライズ”を重視したが、安倍首相は党内のバランスに腐心する場面が目立つ。 あえて言えば、低い支持率の野党第1党、民進党の存在が首相の支持を下支えしている。
 
小泉氏は郵政民営化の“一点突破”の政策遂行スタイルだったのに対し、安倍首相は地方創生、一億総活躍、働き方改革など目玉政策をキーワード化し、次々と目先を転換している。
 
小泉氏は“麻垣康三”(麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍晋三の4氏)と呼ばれた自身の後継候補を党や内閣の要職に起用し、競わせた。 党内に有力なライバルがおらず1強状態の首相が最長21年秋の自身の任期をにらんで、“ポスト安倍”をどう育成、競争させるかも課題だ。
 
 
安倍长期执政与小泉的不同
2017/05/31  来源:日经中文网
 
小泉纯一郎(2005年)
 
安倍也在2015年通过了解禁集体自卫权的安全保障相关法案,扩大了自卫队对美军的支援活动。在将日美同盟作为外交核心的同时,安倍开展了“俯瞰地球仪”的自主外交,比如改善与俄罗斯的关系等。
 
在长期执政中表现出的强大领导力方面,小泉和安倍具有明显的共同点。但实际上,如果仔细观察政治手段,他们的不同点也很多。同样是官邸主导的政权运营,小泉的做法被称为“独狼型”,而安倍则是“盟友支持型”。原本在自民党内一直被视为异端的小泉缺乏党内的政治基础,依靠的是较高的内阁支持率。小泉将反对改革的自民党议员称为“反对势力”,引导舆论到自己一方。
 
另一方面,安倍没有采取在党内树敌的方式。安倍让内阁官房长官菅义伟和副总理兼财务相麻生太郎等盟友长期在内阁任职,并在政局的关键时刻听取意见。在阁僚和党高官等的人事安排上,小泉为了刺激舆论而重视“惊喜”,但安倍大多是在努力维护党内平衡。也可以说支持率较低的最大在野党民进党的存在帮助安倍获得了支持。
 
小泉采取邮政民营化“一点突破”的政策执行模式,而安倍则将地方振兴、一亿总活跃社会、工作方式改革等核心政策变成关键词,不断改变目标。
 
小泉让被称为“麻垣康三”(麻生太郎、谷垣祯一、福田康夫、安倍晋三)的候选接班人担任自民党和内阁的要职,并使之形成竞争。如今,在党内缺乏有力竞争对手的安倍保持着“一家独大”的政治格局。安倍从理论上最长可以到2021年秋季担任日本首相,在任期内培育“后安倍时代”的人才,并让其形成竞争关系,是安倍的一大课题。  

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