1.神舟11号、天宮2号とドッキング成功
2.中国 独自の宇宙開発加速 宇宙大国の地位確立へ
3.中国 独自の宇宙ステーション ノウハウの蓄積を狙う
1.神舟11号与天宫2号成功对接
2016/10/19 来源:日经中文网
2.中国加快以自主路线巩固航天大国地位
2016/10/18 来源:日经中文网
3.中国在为自主空间站积累技术经验
2016/10/17 来源:日经中文网
1.神舟11号 天宮2号とドッキング成功
「神舟11号」から「天宮2号」に乗り移った2人の宇宙飛行士が敬
礼(北京宇宙飛行コントロールセンター新華ー共同)
新華社10月19日報道:中国政府は17日に打ち上げた有人宇宙船「神舟11号」は19日、9月に打ち上げていた宇宙実験室「天宮2号」とのドッキングに成功した。 天宮2号に乗り移った2人の宇宙飛行士は30日間滞在し、2020年ごろの開始を目指す中国独自の宇宙ステーションの運用に向けた実験を行う。中国が宇宙で有人のドッキングに成功したのは3回目となる。
2.中国 独自の宇宙開発加速 宇宙大国の地位確立へ
中国政府が独自の宇宙開発を加速している。 有人宇宙船「神舟11号」の打ち上げに17日成功したほか、暗号通信の実験衛星や巨大な電波望遠鏡を相次ぎ稼働させている。 いずれも独自の技術で「世界初」や「世界最大」を実現したのがうたい文句だ。 日米欧との国際協力とは一線を画し、宇宙大国の地位を固めている。
神舟11号に搭乗の中国人宇宙飛行士(10月17日)
神舟11号は19日にも、9月に打ち上げた宇宙実験室「天宮2号」とドッキングする。 人民解放軍所属の宇宙飛行士2人が約1カ月間実験を行い、中国が2020年ごろを目指す独自の宇宙ステーション運用開始に向け、技術や経験を蓄積する。
現在稼働している宇宙ステーションには、日米ロシアなど15カ国が共同運用する国際宇宙ステーション(ISS)がある。 しかし、中国はISSには加わらず、“神舟11号など有人宇宙飛行はすべて自力で手がけてきた”(宇宙開発当局の幹部)と独自路線を貫く。
中国は宇宙開発を米ソとの核戦争も想定された1960年代に本格化したため、自主開発を基本方針としてきた。 現在もその方針は変えておらず、独自の取り組みを次々と公表している。
8月には、量子暗号通信の運用を目指す実験衛星「墨子号」を打ち上げた。 量子暗号通信は光の粒子の性質を利用した技術で、第三者が情報を盗み取った場合でも痕跡が残ることから、理論的には盗聴が不可能だとされる。
この技術を使った衛星の打ち上げは世界で初めてで、“中国は世界規模で量子暗号通信のネットワークを築くことを想定している”(日本の専門家) 軍事分野で利用することを想定しているようだ。
11月には「パルサー航法試験衛星」を打ち上げる計画。 パルサーという特殊な天体が出すX線信号で宇宙船の位置を確認する技術の確立を目指すという。 12年末に運用を始めた独自の人工衛星測位システム「北斗衛星導航系統」は20年に全世界をカバーする予定だ。
中国は、宇宙そのものの研究にも力を入れている。 南西部の貴州省で9月、直径500メートルと世界最大の電波望遠鏡の運用を始めた。 天体から届く電磁波を観測し、宇宙の成り立ちの解明や地球外生命体の探査を行う拠点とする。
3.中国 独自の宇宙ステーション ノウハウの蓄積を狙う
中国政府は17日、有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ、予定の軌道に乗せることに成功した。 9月に打ち上げた宇宙実験室「天宮2号」とドッキングし、2人の宇宙飛行士が約1カ月滞在して実験を行う。 2020年ごろの運用開始を目指す中国独自の宇宙ステーション建設を控え、宇宙活動の実績を重ねる狙いだ。
打ち上げられる有人宇宙船「神舟11号」を搭載したロケット「長征2号F」(17日、中国・酒泉衛星発射センター)=新華社・共同
神舟11号は17日午前7時30分(日本時間同午前8時30分)、酒泉衛星発射センター(内モンゴル自治区)から「長征2号F」ロケットで打ち上げられた。 天宮2号とドッキングする高度400キロ近い軌道へと正常に飛行している。
中国の有人宇宙飛行は今回が6回目で、有人のドッキングは3回目となる。神舟11号は2日以内に天宮2号とドッキングし、人民解放軍所属の飛行士2人が乗り移って実験に入る。
飛行士2人は宇宙に33日間滞在し、地球に帰還する予定だ。33日間は「神舟10号」が13年6月に記録した15日間を上回り、中国の宇宙滞在としては過去最長になる。
中国は18年ごろに独自の宇宙ステーションの建設に入り、20年ごろに運用を始める計画を持つ。 神舟11号は飛行士や物資を安定して輸送する技術や、長期滞在が飛行士の健康に与える影響など、ステーション運営に欠かせないノウハウの蓄積を狙っている。
中国の習近平指導部は30年に米ロと並ぶ「宇宙強国」となる構想を掲げ、国を挙げて宇宙開発を推進している。 17日には、李克強首相が北京の宇宙施設で打ち上げを見守り、インド訪問中の習国家主席は“宇宙強国の建設に新たな貢献をしてほしい”と激励する祝電を寄せた。
1.神舟11号与天宫2号成功对接
2016/10/19 来源:日经中文网
成功从神舟11号转移到天宫2号的两名航天员正在敬礼(10月19日,北京航天飞行控制中心,Xinhua-Kyodo)
据新华社10月19日报道,中国政府于17日发射“神舟11号”载人航天飞船与9月发射的“天宫2号”空间实验室成功完成对接。两名航天员已进入天宫2号,并将在这里滞留30天。中国计划在2020年左右建成自主空间站,航天员将为此进行相关实验。这是中国第3次成功完成载人太空交会对接。
2.中国加快以自主路线巩固航天大国地位
2016/10/18 来源:日经中文网
中国政府正在加速推进自主开展的航天事业。10月17日成功发射了载人飞船“神舟11号”,此外还相继运转了加密通信的实验卫星和巨大的射电望远镜。这些项目均宣称凭借自主开发的技术实现了“世界首次”和“世界最大”等。中国在与日美欧的国际合作划清界限的同时,正逐步巩固自身的航天大国地位。
神舟11号搭载的中国航天员(10月17日,xinhua-kyodo)
神舟11号将于10月19日与9月份发射的空间实验室“天宫2号”交会对接。中国人民解放军所属的两位航天员将在空间站开展为期约1个月的实验,为计划2020年前后投入使用的自主空间站积累技术和经验。
目前正在运转的空间站有日美俄等15个国家共同运转的国际空间站(ISS)。不过,中国没有加入相关合作。中国航天开发当局的干部称,神舟11号等载人航天飞行全部凭借自己的力量完成。强调了坚持走自主路线的想法。
中国从设想可能与美苏爆发核战争的1960年代开始正式推进航天事业,因此一直以自主开发为基本方针。直到如今这一方针也没有改变,且接连公布着自主举措。
中国在8月发射了旨在实现量子加密通信的实验卫星“墨子号”。量子加密通信是利用光的粒子性质的技术,信息被第三方窃取的话会留下痕迹,因此据称理论上无法被窃取。
采用该技术的卫星发射为世界首例。对此,日本专家分析称,“中国设想在全球范围构筑量子加密通信网络”。似乎打算用于军事领域。
中国还计划在11月发射“脉冲星导航试验卫星”。据称目的是确立利用脉冲星这一特殊天体发出的X射线信号确认宇宙飞船位置的技术。2012年底开始运行的自主开发人造卫星定位系统“北斗卫星导航系统”也计划在2020年覆盖全球。
中国还积极致力于宇宙本身的研究。9月开始在西南部的贵州省启用直径500米的全球最大射电望远镜。将在该基地观测来自天体的电磁波,探索宇宙的起源和地球以外的生命体。
3.中国在为自主空间站积累技术经验
2016/10/17 来源:日经中文网
中国政府10月17日成功发射载人宇宙飞船“神舟11号”,发射升空后成功进入预定轨道。飞船将与9月份发射的空间实验室“天宫2号”对接,两名航天员预定在轨停留约1个月时间开展各项实验。此次发射的目的是面向计划2020年前后投入使用的中国自主推进的空间站建设,积累太空活动方面的经验。
“神舟11号”载人飞船内的航天员(中国中央电视台直播画面截图,kyodo)
神舟11号于10月17日上午7点30分在酒泉卫星发射中心(内蒙古自治区)由“长征2号F”运载火箭发射升空,准确进入与天宫2号对接的近400公里高度的轨道。
此次是中国第六次实施载人航天飞行,第三次实施载人空间交会对接。神舟11号将在2天内与天宫2号对接,中国人民解放军所属的两名航天员进驻天宫2号开展实验任务。
两位航天员将在太空工作、生活33天然后返回地球,这将超过“神舟10号”2013年6月创下的15天的纪录,将创造中国载人航天在轨飞行时间的新纪录。
中国计划2018年前后建设自主的空间站,从2020年前后开始投入使用。计划通过神舟11号来积累稳定运输航天员和物资的技术以及长期滞留对航天员身体状况的影响等运营空间站所不可或缺的经验技术。
习近平领导层提出到2030年成为与美俄并肩的航天强国的构想,正在举全国之力推进航天开发。10月17日中国国务院总理李克强在北京中国载人航天工程指挥中心观看神舟11号载人飞船发射实况,正在印度访问的习近平发来贺电称:“希望不断开创载人航天事业发展新局面,使中国人探索太空的脚步迈得更大更远,为建设航天强国作出新的贡献。”
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