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3852中国は見る(2398)日本家電ブランド、中国・台湾企業へ売却のむなしさ(上)


 
日本家电品牌卖给中国企业的悲哀
2016/06/13  来源:日经中文网


Photo
 
美的集団が東芝の白物家電を買収 
写真は広東の電気店
 
今春、中国・台湾企業による日本企業の買収が世間を騒がせた。 中国家電大手の美的集団が東芝の伝統ある白物家電事業を買収し、台湾大手の鴻海(ホンハイ)精密工業はシャープの買収を決めた。 ともに日本の“家電史”に残る出来事だ。 だが、この数年増えている中国・台湾企業による「日本買い」は、その末路を見るにつけ、派手な買収劇もむなしさが募る。
 
 
改めてその思いを強くしたのは4月中旬のこと。
“取材は受けるが、我々は東芝の話は一切しない。 絶対しないし、答えない”――。
 
 
中国南部の街、広東省仏山市。美的集団の本社で、そう事前に厳しい条件を付けられ、許された経営幹部へのインタビュー。 日中間の買収案件は、ギクシャクした日中関係が絡み、これまでも神経質な問題として取り上げられる事が多かった。 それゆえ、美的集団も東芝の話題に触れられる事は避けたかったようだ。
 
 
だが、取材を始めて1時間が過ぎた頃、ずっと当事者に確かめておきたかった東芝に関する質問を、あえてストレートにぶつけてみた。
 
 
“結局、あなた方は東芝の何が一番欲しかったのですか? 技術ですか? 人材ですか? ブランドですか?”
 
 
すると、それまで和やかに進んでいたインタビューの雰囲気は一変した。 だが今回の買収を仕掛けた経営幹部は、眼鏡越しにこちらをジロリとにらむと、少しためらいながらもこう言い放った。“それは、ブランドですよ”
 
 
やはり、ブランドありきの買収だった。“「TOSHIBA(東芝)」のブランド使用権ですよ。 それが使えなければ、我々が東芝の白物家電を買収する必要はないですからね”
 
 
欲しいのは、技術や人材より「ブランド」
 
その口ぶりからは同時に、ブランド以外の白物家電の技術や人材といったものには、あまり興味がないように受け取れた。
 
 
美的集団は買収で東芝の白物家電の事業そのものだけでなく、今後40年間の長期にわたり、「TOSHIBA(東芝)」ブランドを使い、世界中で商売ができる権利を得た。ブランド力に劣る美的集団にとって、まさに願ったりかなったりだろう。
 
 
一方の東芝は、事業の売却益を得るかわりに大きなリスクを背負うことになった。
 
 
いうまでもなく、「TOSHIBA(東芝)」は商品ブランドであると同時に、東芝という企業の会社名であり、コーポレートブランドでもある。 例えるなら、トヨタ自動車が「TOYOTA」ブランドの使用を中国企業に許可し、40年間にわたって「TOYOTA」ブランドを使って世界で車を売ってもいいと認めてしまうのと同じ事を東芝は行った。
 
もし仮に、美的集団が今後、東芝ブランドで発売する白物家電で大きな不具合を出した場合、東芝は“この商品は実はうちが作ったものではなく、美的さんが作ったもので、当社は関係がありません”と、果たして消費者に胸を張って言えるだろうか。 問題が起これば、消費者は東芝を責め、東芝ブランドが傷つくのは明白だ。
 
 
ブランドはメーカーにとって「魂」。 それを他国の企業に売って捻出できる資金は、いかばかりか。 だが、経営不振に陥った日本企業にとり、背に腹は代えられないのだろう。自ら招いた経営不振の後始末に手を差し伸べ、気前よく資金を出してくれる今どきの中国企業は「ありがたい存在」に映る。
 
 
かつてのパナソニックもそうだった。 2年連続で7000億円以上の巨額赤字を出した末、2012年に傘下の三洋電機の伝統ある白物家電事業を中国の家電大手メーカーの海爾集団(ハイアール)に売却したのは記憶に新しい。

 
日本家电品牌卖给中国企业的悲哀
2016/06/13  来源:日经中文网
 
美的收购东芝白色家电业务。图为广东的电器店。
中村裕:今年春季大陆和台湾企业对日本企业的收购让人关注。中国美的集团收购东芝的传统业务白色家电业务,鸿海收购夏普。这些都是可以载入日本“家电史”的大事件。但是,最近几年不断增加的大陆台湾企业对日本企业的收购,华丽的收购案往往也带有悲哀感。
4月中旬发生的事再次让我强烈感受到了这一点。
“可以接受采访,但是不会谈论任何有关东芝的话题,绝不会回答任何问题”。
在中国南部城市广东佛山美的集团的总部,记者采访经营高层之前被这样告知。中日之间的收购案件,由于参杂了磕磕绊绊的中日关系,此前经常被作为敏感的问题报道。因此,美的集团不愿谈及东芝的话题。
不过,在采访开始1个多小时之后,记者还是问出了一直想提问的与东芝有关的问题。
“你们最希望得到东芝的什么?技术?人才?还是品牌?”。
然后,一直很融洽的采访氛围为之一变。负责此次收购案件的经营高层锐利的眼神透过眼镜投向记者,在犹豫了片刻之后回答说“最想得到品牌”。
“为了品牌才实施收购。是为了‘TOSHIBA(东芝)’的品牌使用权,如果无法使用东芝品牌,我们根本没必要收购东芝的白色家电业务”。
相比技术和人才,更想获得品牌
这位高层的语气让人感觉美的对于品牌之外的白色家电的技术和人才并不大感兴趣。
美的集团通过收购不仅可以获得白色家电业务本身,还可以在今后40年里使用“TOSHIBA”品牌在全球销售。对于品牌实力相对逊色的美的来说,可谓求之不得。
另一方面从东芝来看,在获得业务出售利润的同时将背负巨大的风险。
“TOSHIBA”是商品品牌的同时还是东芝的企业名称,也是企业品牌。打个比方,这就好比丰田汽车允许中国企业使用“TOYOTA”品牌,允许中国企业在长达40年里使用“TOYOTA”品牌在全球销售。
广州市内的电器店
万一美的集团今后使用东芝品牌销售的白色家电产品出现质量问题,东芝能够拍着胸脯对消费者说“这些商品实际上不是我们生产的,而是美的生产的,和我们没有关系吗?”。如果出现问题,消费者将谴责东芝,东芝品牌将受到伤害。
品牌是企业的“灵魂”。出售品牌获得资金是多么悲哀?但是,对于陷入经营困难的企业来说,这也是舍车保帅的无奈之举吧。向陷入经营危机的日本企业伸出援手,慷慨出资的中国企业成为“值得感激的存在”。
过去松下也是这样。连续2年陷入超过7000亿日元的亏损后,2012年将旗下的三洋电机的传统白色家电业务出售给中国海尔,此事依然让人记忆犹新。

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