2047 中国は見る(1014) 日本でM9.0大地震発生(29) 福島原発事故 チェルノブイリと同規模に引き上げ
福島原発事故 国際評価尺度の最高レベルに引き上げ チェルノブイリと同レベル
日将福岛核事故提至最高级 赶上切尔诺贝利规模
2011年04月12日 09:09 来源:中国新闻网
中新ネット4月12日電総合報道:日本原子力安全・保安院は12日午前、福島第一原子力発電所の事故評価について、現在のレベル5からレベル7に引き上げると発表した。 これは、福島第一原子力発電所の原発事故の規模がチェルノブイリ原子力発電所と同様のレベルとなり、最高レベルになったことを意味する。
日本原子力安全・保安院によると、これは国際原子力事象評価尺度(INES)の評価基準で決定したものである。 しかし保安院は、“福島原子力発電所の放射性物質の汚染範囲は広いが、放出量はチェルノブイリ原子力発電所より低い”と述べた。
日本原子力安全・保安院は、このレベル引き上げの報告は、内閣府原子力安全委員会と政府に直接報告、最終決定を行ったと述べた。
中国中央テレビによると、日本原子力安全・保安院の報道担当者は、12日未明には、福島原子力発電所の事故のレベル引き上げを否定していた。
最初はレベル4だった
東日本海域で3月11日、M9の巨大地震が発生し、福島第一原子力発電所で爆発と放射能漏れを起こした。 日本原子力安全・保安院は今回の事故を“レベル4”と評価していた。 福島第一原子力発電所は当時、2号機が爆発音を出し、原子炉の圧力抑制プールが損壊した。 4号機も爆発を起こし、火事が発生した。 しかも、外部へ高濃度の放射性物質を放出した。
3月18日夜、日本原子力安全・保安院は福島原子力発電所の事故のレベルをレベル4からレベル5に引き上げた。
日本原子力安全・保安院はその夜、“福島原子力発電所の内部施設の損傷が甚大で、放射性物質を放出しているので、今回の事故レベルを引き上げることに決定した”との声明を発表した。
日本政府の事故ランクは、国際評価基準により行われる。 その中の“レベル5”の事故は“所外へのリスクを伴う事故”、放射性物質の“限定的な外部放出”、この時、“原子炉の炉心や放射性物質障壁の重大な損傷”が現れるとしている。
菅首相は3月18日に天野IAEA事務局長と首相官邸で会談を行った。 菅首相は、“国際社会に対し,最大限の透明性をもって福島原発の情報を提供することを約束”した。
天野事務局長は、“福島原発事故は重大な事故、国際社会が一丸となって取り組むことが大事だ”と強調した。 天野氏は、近く調査団を派遣し、福島第一原発の周辺で放射能測定する意向を示した。
国際社会は「6以上ではないか」と見ている
共同通信社3月25日報道によると、福島第一原子力発電所事故発生以来、海外の専門家は、福島原子力発電所事故の周辺環境への影響は、レベル5の米国スリーマイル島の原発事故を上回り、“最後には6以上に引き上げられるのはまちがいない”と見ていると伝えた。
米国とフランスなどの国家科学研究機関は、いずれも福島原子力発電所の情況は、1979年の米国スリーマイル島原より深刻だと見ている。 米国の専門家の中には、事故は1986年のウクライナ・チェルノブイリ原子力発電所の事故と同じ“レベル7”まで上がる可能性があるという見方をする人もいる。
フランスの原子力安全局は3月15日、福島第一原子力発電所の多くの原子炉の爆発から、レベル6の事故としている。 フランス原子力安全局は記者会見で、“現地時間の朝6時10分と午前10時に相前後して爆発が起こった。 恐らくこの(放射性廃棄物を保管する)容器が破壊したものだ。 この容器が放射性物質の上昇が検出された理由だ”
0~7の8つのランクの分類の中で、レベル5は第3の位置にあり、その定義は“原子力発電所所外へのリスクを伴う事故”となっている。
スリーマイル島原発事故では、周囲80キロメートル以内の住民は平均して10ミリ・シーベルトの放射能を浴びた。 通常の人が1年内に受ける放射能許容量は1000ミリ・シーベルトの1/100である。 健康への影響は問題ない。
しかし、福島原子力発電所の周辺の水と食品から国家基準を上回る放射性物質が検出され、原発から外部への放射能放出量はスリーマイル島事故より遥かに高い。 ある人の推定によれば、福島原子力発電所の事故後3~4日以内に放出されたセシウム137の総量は、レベル7と認定された旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所の事故発生後10日以内に放出された総量の20~50%に相当するという。
そのため、フランス原子力安全局のラコステ局長は、“明らかに、これはレベル6の事故だ”と強調している。 米国のシンクタンク「科学と国際安全研究所(ISIS)」は、“今回の事故は恐らくレベル7までいくと思う”と見ている。
チェルノブイリ原発事故が人や環境に及ぼす影響を調査しているロシアの科学者ヤブロコフ博士は、福島原子力発電所が使う燃料は、毒性の高いプルトニュウムをチェルノブイリより多く使用している。 だから、“福島原発事故は恐らくチェルノブイリより深刻な後遺症を残すだろう”と指摘している。
福島第一原発危機の1ヶ月
3月11日:東日本近海でマグニチュード9.0の地震が発生。 福島第一原子力発電所の1~3号機は自動停止(4~6号機は定期検査で停止中) 菅首相が、第一原発周辺の半径3キロ以内に居住する住民に避難指示を出した。
3月12日:菅首相が第一原発を視察。 政府、避難指示を第一原発周辺の半径20キロ地区まで拡大。
3月14日:3号機で水素爆発。
3月15日:2号機と4号機で水素爆発。 政府、第一原発周辺の20キロ~30キロ以内の住民に屋内退避指示。
3月17日:自衛隊ヘリが空中から3号機に散水を開始。 消防車も地上から放水。3月18日:原子力安全・保安院が1号機~3号機の暫定評価をレベル5と発表。 原子力事故の評価レベルは7ランクに分けられている。
3月19日:政府は福島県の牛乳と茨城県のホウレンソウから基準を超える放射能量が検出されたと発表。
3月20日:5号機と6号機の原子炉が“安定停止”と発表。
3月26日:1号機の排水口付近の海水から濃度限度の1850倍を超す、放射性物質のヨウ素が検出された。
3月27日:1号機~3号機のタービン建屋近くのトンネル内から高い放射性量の水が発見された。
3月28日:2号機のタービン建屋の地下室のたまり水から高い放射性汚染水が発見された。 東京電力は、3月21日と22日に原発敷地内からプルトニウム検出と発表。
3月30日:東京電力の勝俣恒久会長が、1号機~4号機の廃炉を明言。
4月2日:2号機取水口付近のコンクリートの立て坑の亀裂から、放射性汚染水の流出が判明。
4月4日:1号機~4号機の集中廃棄物処理施設などにたまった約9000トンの低濃度汚染水を海へ放出する。
4月6日:高濃度汚染水の流出止まる。 1号機の水素爆発を防止するため、格納容器への窒素ガス注入開始。
4月10日:小型の無人ヘリコプターを使って1号機~4号機の原子炉建屋の状況を確認すると共に、長距離リモート・コントロールの無人の大型機械を使って原発内の水素爆発などで発生した瓦礫を取り除いた。これらの瓦礫には恐らく放射性物質が付着している。
日将福岛核事故提至最高级 赶上切尔诺贝利规模
2011年04月12日 09:09 来源:中国新闻网
中新网4月12日电 综合报道,日本原子能安全与保安院12日上午做出决定,将福岛第一核电站的核泄漏等级由目前的5级提高到7级。这意味着,福岛第一核电站的核泄漏规模达到了与切尔诺贝利核电站同样的等级,属于最高级。
日本原子能安全与保安院称,这是根据国际核泄漏等级评定机构ZNES规定的标准重新审定的。但是,保安院说,虽然福岛核电站的核污染范围较大,但核放射量远远低于切尔诺贝利核电站。
日本原子能安全与保安院称,这一提高核泄漏等级的报告,将递交给国家原子能委员会和内阁进行最后的审定。
据央视报道,日本原子能安全与保安院发言人曾于12日凌晨否认将提高福岛核电站核泄漏事故等级。
日最初仅定为4级
日本东北部海域11日发生9级强烈地震,导致福岛第一核电站发生爆炸与核泄漏事故,日本原子能安全保安院将此次事故评估为“4级”。当时福岛第一核电站2号机组发出爆炸声,反应堆安全壳的压力控制池发生损坏。4号机组也传出爆炸声并起火,且可能有高浓素放射性物质泄漏到外部。
3月18日晚,日本原子能安全保安院将日本福岛核电站核泄漏事故等级从4级提高为5级。
日本原子能安全保安院当晚发表的声明说,鉴于福岛核电站内部的核设施受损比较严重,出现了比较明显的核泄漏,因而决定提升此次事故的等级。
日本官方的事故定级是按国际分级进行的。其中“5级”事故是“具有场外风险的事故”,放射性物质“有限释放”,此时核反应堆堆芯和辐射屏障出现“严重损坏”。
日本首相菅直人3月18日与IAEA总干事天野之弥在东京的首相官邸举行了会谈。菅直人承诺向全球“毫不隐瞒地公布有关福岛核电站的信息”。
天野在会谈后指出,福岛核电站事故“是一起非常重大、严重的事故,需要国际社会团结一致应对。”他表示将派遣调查团赴日测量福岛核电站周围的辐射量。
国际普遍认为在6级以上
日本共同社3月25日报道,福岛第一核电站事故发生以来,海外专家普遍认为,福岛核电站事故对周边环境的影响已经超过了同为5级的美国三里岛核事故,“最后上调至6级以上已确定无疑”。
美国和法国等国家的科研机构都认为福岛核电站的情况比1979年美国三里岛核泄漏事件严重,美国专家甚至认为事故可能会上升至与1986年乌克兰切尔诺贝利核电站事故相同的“7级”。
法国核安全局3月15日将日本福岛第一核电站多个核反应堆发生爆炸列为6级事故。
法国核安全局在新闻发布会上称:“当地时间早上6点10分与上午10点先后发生的爆炸,可能对这个(存放放射性废料的)容器造成破坏。此容器是监测到放射性物质显著上升的源头。”
在0至7的8个级别分类中,5级位居第3,其定义为“对核电站以外地区造成威胁的事故”。
在三里岛核事故中,方圆80公里以内的居民平均受到辐射量为10微西弗,是常人在一年内允许接受的最大辐射量1000微西弗的1/100。对健康产生的影响非常有限。
但是,因从福岛核电站周边的水和食物检测出超过国家标准的放射性物质,可见核电站泄漏到外界的辐射量大大高于三里岛事故。也有人估算指出,福岛核电站事故后3~4天内放射出的铯137的总量,相当于被定义为7级的前苏联切尔诺贝利核电站事故发生后10天内泄漏总量的20~50%。
据此,法国核安全局局长拉科斯特强调,“非常明显,这是一起6级的事故”。而美国智库“科学与国际安全研究所(ISIS)”则认为此次事故可能达到7级。
负责调查切尔诺贝利核事故对人与环境造成影响的俄科学家亚布罗科夫博士指出,因福岛核电站使用的燃料较切尔诺贝利核电站多,且有反应堆使用了含有高毒性的钚的燃料,因此“福岛核电站事故可能会比切尔诺贝利带来更严重的后果”。
日本福岛第一核电站核泄漏危机重大事件回顾:
3月11日:日本东北部近海发生里氏9.0级地震,福岛第一核电站1至3号机组自动暂停运作(4号至6号机组处在关闭状态)。日本首相菅直人宣布核紧急情况,指示居住在核电站周边半径3公里区域内的居民疏散。
3月12日:菅直人视察受损核电站。政府将疏散范围扩大至核电站周边半径20公里的区域。
3月14日:3号机组发生氢气爆炸。
3月15日:2号和4号机组发生氢气爆炸。政府指示核电站周边20公里至30公里范围的居民呆在室内。
3月17日:地面自卫队直升机从空中向3号机组注水,消防车从地面喷水。
3月18日:日本原子能安全和保安院初步将1号至3号机组事故定为5级。核事故等级共有7个级别。
3月19日:日本政府宣布福岛县牛奶和茨城县菠菜感染超标准的核辐射量。
3月20日:5号和6号机组进入被称作“冷停堆”的稳定状态。
3月26日:1号机组排水处附近海水被发现含放射性碘,含量是可允许值的1850倍。
3月27日:1至3号机组汽轮机建筑物附近的隧道内发现有高放射性水。
3月28日:2号机组汽轮机建筑物的地下室发现有高放射性水。东京电力公司称,3月21日和22日在核电站内探测到了钚。
3月30日:东京电力董事长胜俣恒久宣布弃用1至4号机组。
4月2日:2号机组海水取水处附近的混凝土竖井出现裂缝,放射性水正在泄漏。
4月4日:开始向大海排放1至4号机组集中废弃物处理设施等存储的约9000吨低放射性污水。
4月6日:高放射性污水的泄漏停止。工作人员开始向1号机组注入氮气,防止氢气爆炸。
4月10日:工作人员开始利用小型无人直升机确认1号至4号机组反应堆所在建筑的状况,并利用可远程遥控的无人重型机械清除核电站内因氢气爆炸等产生的瓦砾。这些瓦砾可能在释放放射性物质。
« 2046 中国は見る(1013) 酒井法子 中国の4日間あれこれ (下) 酒井法子 電撃訪中 日本メディアの不満を呼ぶ | Main | 2048 中国は見る(1015) 日本でM9.0大地震発生(30) 菅首相 20年 原発周辺に住めないと発言? »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 4225中国の三面記事を読む(1367)中国 ロボット爆買いで 日本に商機(2017.06.22)
- 4223中国は見る(2648)加計問題 安倍政権に逆風(2017.06.20)
- 4222中国の三面記事を読む(1366)日本政府 加計学園問題で混迷 (2017.06.19)
- 4213中国は見る(2646)日中 アジア港湾権益で、競い合い (2017.06.10)
- 4207中国は見る(2642)安倍長期政権と小泉長期政権との違い(下)(2017.06.04)
The comments to this entry are closed.
Comments