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核危機直撃の東京 東京脱出の人波続出 生活物資買いだめの嵐広がる
直击核危机中的东京:逃离人潮涌现 抢购风席卷
2011-03-17 16:42 北方网
マスクをつけ、天気をチェック、商品を買いだめして、心理的不安に耐える
“3月16日、雲多し、北風(3.4~7.9m秒)” 東京に10数年住んでいる中国人・風さんは、この2日ほど東京の天気を注意深くチェックしている。 朝、テレビをつけると、まず最初に天気予報を見る。“風が怖い。 大風が吹くと放射能が南へ拡散する。 これから2日、雨になるという。 雨になったら、外出の時は、傘を持っていかないといけない”
福島第一原発の四つの原子炉が爆発した後、放射性物質が飛び出した。 風向きは、現在、北から南に変わっている。 福島県から約200キロの距離にある東京は、たちまち放射能の恐怖に覆われた。 文部科学省が15日発表したデータによると、同日午前10時から11時現在に、東京都内で検測された放射能数値は正常時の23倍となったが、午後には下がった。 しかし、放射能漏れの被災地・福島県から続々悪いニュースが伝わり、東京に住んでいる1200万住民のストレスは極限に達している。
東京で大量脱出ラッシュ
東京大学に留学している大学院生の方さんは《世界新聞報》の日本特派員記者に、14日から、テレビとラジオで放射能の防護対策について紹介することが多くなったと語り、 “外出する時は、長袖の服を着、マスクをして、できるだけ皮膚が露出しないようにする。 家ではエアコンと換気扇は使用せず、ドアと窓を閉めることに注意する”と話してくれた。 これら科学的な常識を、方さんはしっかり暗記していた。 寮や教室を出る時は、彼は意識的にマスクを付けている。
福島原子力発電所の危険な情況がずっと続き、メディアも大きく報道するため、ますます東京の人々はイライラし始めている。 東京都の現在の放射能量は人体に危険なものではないけれど、多くの人々はなんとか、この危険な街から脱出したいと考え始めている。
外電の報道によると、一部のヨーロッパ諸国では自国の国民にできるだけ早く東京から避難するよう勧告している。 EU日本駐在のステファン・フーパー代表は、“3分の1の人がすでに避難した”と語った。 フーパー代表は更に、“ボッシュ、ダイムラー、BMWなどドイツの大会社や一部弁護士事務所の社員や家族も避難している”と語った。 フランスやドイツの在日大使館は大使館のウェブサイトを通じて、自国の国民に対し、直ちに日本を離れ帰国するか、第三国に向かうことを勧告している。 ドイツの週刊誌《シュピーゲル》の東京記者も荷物を片付け帰国する準備をしている。
東京都や周辺地域で生活している日本人の間にも、最近、避難騒ぎが起きている。 その多くは関西地区の大阪や京都でしばらく危険を避けることにしている。 同地区は比較的安全である。 32歳の加藤夫人は、2人の子供を連れて、大阪行きの新幹線に乗り込んだ。 “政府の情報は発表が適切でない。 避難範囲が半径20キロメートルと言った後、また30キロメートルに変えている。 安全のため、しばらくちょっと避難することにしました”
避難しようと思う人は多い。 しかし仕事や家庭の関係で、避難できない。千葉県に住む女性の李さんは《世界新聞報》記者に次のように語った。 彼女の回りの中国の友達の多くは、みな帰国しようと考えている。 中国の会社の社員や留学生もみな避難の準備をしている。 “私も帰りたい。 でも、夫は避難なんか考えていません” 李さんは残念そうに話した。 李さんの夫は日本の公務員である。 地震発生後もずっと出勤している。 ご主人は、“今この時、避難なんてできない。 政府を信じ、仕事をしっかりとやらなくてはいけない”と言ってるそうだ。 李さんによると、日本人の多くの考え方は彼女の旦那さんと同じだという。 “日本人は自制心が強く、様子見の人が多いのです”
交通マヒ イライラ
李さんが避難したい理由は、放射能拡散や頻繁な余震の外に、生活上の多くの不便も主要な理由だとしている。
3月11日に発生した大地震と津波は、日本国内の11基の原子炉、10基の火力発電所、15基の水力発電所の運転停止をもたらした。 電力供給不足となったため、日本政府は14日から、関東地方で地域別に順番に計画停電を実施することにした。 具体的内容としては、地域を5グループに分け、時間帯もそれぞれ異なる。 午前6:20から午後8:30まで、順番に停電となる。 東京都内の23区は順番に3時間停電する。 計画停電は4月末まで続けられる。
計画停電は人々の日常の外出に多大の不便をかけることになる。 日本の電車の運行路線は長く、計画停電が実施されると、全路線の運行ができなくなり、一部区間の運行しかできなくなり、運行本数も減らすことになる。 地下鉄も同様な問題が生ずる。 東京に出勤する多くの日本人の、自宅は東京都の周辺地域に住んでいる。 たとえば千葉県、神奈川県などで、車出勤だとガソリン代がかかる。 そのため電車や地下鉄に乗って通勤するしかない。計画停電の情況下で、日本人の“通勤”生活が大問題となった。
李さんが《世界新聞報》記者に語ったところによると、彼女の夫は毎朝4時過ぎに起きて、まず最初にすることは、ネットで当日の電車の運行情況を検索することだ。 電車がある駅まで行ってストップなら、別に乗れる電車を探す。 “要するに数珠繋ぎのように、会社まで行けるルートを見つけるのです。 どの駅も長い行列です。 主人が一番長く並んだのは3時間近くだそうです。 会社まで5時間あまりかかりました” 李さんによると、待つのがイヤな人は、歩いて出勤します。 “自転車がある人は自転車で行きます。 今、自転車売り場はすべて売り切れになったそうです”
アナリストは、計画停電は日本経済と国民生活に深刻なマイナス影響をもたらすと見ている。 交通が妨げられるだけでなく、ひょっとすると生命に危険が及ぶかもしれない。 聞くところによると、電力供給不足のため、1万4千人の人工呼吸器患者が影響を受けることになる。
生活物資買いだめ 全都に広がる
今月11日、M9の大地震が発生、津波を誘発して以来、M6以上の余震がほとんど毎日、何度も発生している。 専門家は、余震は恐らく1ヶ月くらい続くだろうという。 これは多くの日本人を心配させ、避難できる生活を早めに準備しようとしている。
《世界新聞報》記者が調べたところ、東京都内のいくつかのスーパーマーケットやコンビニでは、最近2日間買いだめ騒動が起こっている。 最初は、緊急用品だった。 たとえばロウソク、寝袋、懐中電灯、電池、ラジオなどだった。 その後、ミネラル・ウォーター、ビスケット、インスタントラーメン、缶詰など、長期に保存できる食用品に広がった。 生活物資の供給は地震が発生した後、目立って少なくなった。 小売商によると、現在の買いだめ騒動は、1970年代の石油危機を思い出させるという。 一部商品はすでに売り切れとなったが、しかし現在、市場には物価をつり上げる情況は現れていない。
報道によると、一部の人々が争って買いだめするのは、食品が放射能に汚染されることを恐れる心理からで、早めに買いだめしておきたいということだ。 この騒動に対して、日本政府は新聞報道などで、日本国内の食糧は十分あります、冷静に落ち着いて、買いだめしないようにしてくださいと呼びかけている。
現在の東京は、映画の題名のように、混沌とした渦中にある。“こんな状態、いつ終わるの? 子供が私に聞くたびに、私は、「頑張るしかないの」と言うことしかできませんでした”李さんは《世界新聞報》記者にこう語った。
直击核危机中的东京:逃离人潮涌现 抢购风席卷
2011-03-17 16:42 北方网
人们戴上口罩,紧盯天气,抢购商品,承受着巨大心理压力
“3月16日,多云,偏北风3-4级。”在东京住了10多年的华人冯先生,这两天密切关注着东京的天气状况。早上打开电视,第一件事就是看天气预报。“就怕有风,大风会加剧辐射物往南扩散,说是未来两天可能有雨,下雨的话,出门一定得带伞。”
受风向的影响,福岛第一核电站4个机组爆炸后所产生的放射性物质,目前正在由北往南转移,位于福岛县以南约200公里的东京都,顿时笼罩在核恐慌的阴云之中。根据日本文部科学省15日公布的数据,当天上午10时至11时,东京市内检测到的辐射强度一度达到正常水平的23倍,之后下午开始回落。但由于核泄漏重灾区福岛县还在传来坏消息,居住在东京的1200万居民,抗压能力已经接近极限。
东京涌现逃离人潮
在东京大学留学的研究生小方告诉《世界新闻报》驻日本特约记者,从14日开始,电视和广播对于核辐射防护措施的介绍,频率更高了。“出门穿长衣,戴口罩,尽量减少皮肤裸露的机会;家里别开空调和换气扇,注意关门关窗。”这些科学常识,小方已经默记在心。只要一走出宿舍或者教室,他就会自觉地把口罩戴好。
由于福岛核电站险情不断,加上媒体的大量报道,越来越多的东京民众开始感到焦虑。尽管东京市政府表示目前的辐射量不足以对人体构成危害,但还是有不少人开始想办法逃离这座让他们感到危险的城市。
据外电报道,一些欧洲国家已经建议本国公民尽早撤离东京。欧盟驻日本代表斯蒂芬·胡波说:“我们已经有1/3的工作人员撤走了。”胡波还证实,博世、戴姆勒、宝马等德国大公司以及一些律师事务所的工作人员和家属也正在撤离。法国和德国驻日本大使馆已经通过使馆网站,要求本国公民立即离开日本回国或前往第三国。德国《明镜周刊》驻东京的记者也准备收拾行李回国。
生活在东京都及周边地区的日本人,近来也涌现出一股撤离潮。他们多是去位于关西地区的大阪和京都暂避风险,那里相对比较安全。32岁的加藤太太带着他的两个孩子,踏上了前往大阪的新干线列车。“政府的信息发布不是很及时,一会儿说避难半径20公里,后又改成30公里,为了安全,我们还是决定暂时避一避。”
想走的人很多,但有些人因为工作和家庭的缘故却走不了。家住千叶县的李女士告诉《世界新闻报》记者,她身边的很多中国朋友都想回国,像一些中国公司的员工和留日学生都在准备撤离。“我也很想回去,可我爱人不想走。”李女士略显无奈地说。李女士的丈夫是一名日本公务员。地震发生后一直在上班。“老公对我说,现在这个时候不能逃避,应该相信政府,要坚持把工作做好。”据李女士介绍,很多日本人的想法和她老公一样。“日本人的自律精神很强,所以有些人还处在等等看的状态。”
交通瘫痪让人揪心
让李女士选择离开的原因,除了核辐射的扩散以及频繁的余震外,生活上的诸多不便也是一个主要因素。
3月11日发生的大地震和海啸共造成日本境内11座核反应堆、10个火力发电机组和15座水力发电站停运。由于电力供应紧缺,日本政府决定,从14日开始在关东地区实施分区域轮流限电措施。具体内容为:根据不同时段和地区分成5个组,从东京时间早晨6:20起至晚上8:30,轮流停止电力供应。东京市内23个特别区将轮流停电3小时。限电措施将持续到4月底。
限电给人们的日常出行带来很多不便。日本的电车行驶的路程较长,由于限电无法全程运行,只能实行区间运行,班次也有所减少。地铁也存在同样的问题。而很多在东京上班的日本人,家都住在东京都的外围区,譬如像千叶县、神奈川县等,开车上班太费油,因此只能选择乘电车或地铁上下班。在限电的情况下,日本人“两点一线”的生活成了大问题。
李女士告诉《世界新闻报》记者,她丈夫每天清晨4点多起床,第一件事是上网查询当天电车运行路段,如果电车开到某个地方就不开了,就找下一段可以坐的电车,“总之就像穿珠子一样,找到一条去单位的路径。各个车站总有排不完的队伍,我老公最长的一次排了近3个小时。到单位将近5个多小时。”据李女士介绍,有些人实在等不起,只能走路上班。“有自行车的就骑车,现在很多商店的自行车都断货了。”
分析人士认为,轮流停电措施将给日本经济和民生带来严重的负面影响。不只是交通受阻,更可能危及生命。据悉,由于电力供应紧缺,可能有1.4万个需要呼吸机维持的病人。
抢购风席卷全城
自从本月11日发生里氏9级的强震并引发海啸以来,里氏6级以上的余震几乎每天都会发生多次。一些日本专家还指出,余震可能会持续一个月,这令许多日本人感到担心,希望能够为避难生活早做准备。
据《世界新闻报》记者了解,东京市内的一些超市和便利店。最近两天出现抢购现象。最开始是一些应急物资,比如蜡烛、睡袋、手电、蓄电器、收音机等。后来发展到矿泉水、饼干、方便面、罐头食品等便于储存可长期食用的食品。物资供应比地震刚发生后明显少了很多。一些零售商表示,目前的抢购风潮让他们想起了上世纪70年代的石油危机。虽然部分商品已经卖光,但目前市场上并没有出现哄抬物价的情况。
有报道称,部分民众抢购是出于害怕食品遭核辐射的心理,提前囤积一些。面对这股风潮,日本政府近日发表新闻通报称,日本国内的粮食是够用的,请民众保持冷静,不要乱抢购。
眼下的东京,犹如那部电影的片名一样,处在迷失的漩涡中。“不知道这种日子何时结束。每次孩子问我,我只能说,会挺过来的。”李女士对《世界新闻报》记者说。
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