1895 中国の三面記事を読む(839) APECでの日本外交 こじれた各国との関係 打開できたか?
日本外交 打開思い通りに行かず 菅首相依然 厳しい場面に直面
日本外交突围不尽人意菅直人仍然面临严峻局面
2010-11-16 15:00:28 来源: 国际在线(北京)
国際オンライン11月16日電:(日本駐在記者:王洋):アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が14日、横浜で2日間の会議を終えた。 主催国・日本は今回の会議を“外交修復”の絶好の場所と見ていた。 その中には、普天間飛行場移転問題で停滞している日米関係、尖閣沖漁船衝突事件以来、対立を続けている日中関係、北方四島の領土問題で疎遠となった日ロ関係があった。 日本はAPECで一体どういう態度を見せたのか? その外交はうまくいったのだろうか?
司会者:今回のAPEC首脳会議で、菅首相は米国大統領やロシア大統領と会談を行いました。 この二つの会談で何か注意すべき問題はありましたか?
記者:はい、説明いたします。 13日午前、菅首相とオバマ米大統領が約1時間ほど会談を行いました。 両首脳は日米の同盟関係を更に強化すること、核兵器の削減と核不拡散などの分野で協力することに同意しました。 オバマ米大統領は、日本が国連安全保障理事会の常任理事国になることを支持することを重ねて言明するとともに、日米安保同盟を“揺るぎない”という言葉で形容しました。 会談の中でオバマ米大統領は、菅首相を来年春に米国を訪問するよう招待し、その際、両首脳が日米同盟強化の共同声明を発表することにしました。
在日米軍普天間基地移設問題について、菅首相は沖縄県知事選の後、今年5月の日米合意をベースに最大の努力をしたいと述べました。 しかしこれより前、両国が協議し同盟関係の成果を謳った文書の発表は先送りされました。 日本のメディアは、これは普天間問題の解決が影を落としたと言っています。
菅首相とロシアのメドベージェフ大統領の会談は、13日夕方行われました。 報道によれば、菅首相は、北方領土訪問に対してメドベージェフ大統領に日本の立場を表明し抗議しました。 メドベージェフ大統領は、これに対して“領土問題はロシアにとっても敏感な問題だ”とだけ答えています。 メドベージェフ大統領がこれまで国後島以外のその他の島々を引き続き視察すると言っていたことについて、菅首相は“あえて”言及しませんでした。 その後、メドベージェフ大統領は来年菅首相にロシアを訪問するよう招待しました。 菅首相は、これについて“検討したい”と答えています。
司会者:今回のAPEC会議で、中国の胡錦涛国家主席と菅首相が中国漁船衝突事件発生後、初めて会談を行いました。 詳しい情況はどうだったのでしょう?
記者:13日午後、胡錦涛主席と菅首相が会い、会談しました。 胡錦涛主席は、
“中日両国が平和、友好、協力の道を歩むことは、両国と両国人民の根本的な利益に叶う正しい選択である。 双方は戦略的な立場と長い視点に基づいて、中日の四つの政治文書で確定された各原則を守り、中日関係を発展させる正しい方向をしっかり掴み、中日の戦略的互恵関係を推進し、健康で安定した軌道に沿って前進、発展すべきだ”と強調しました。
胡錦濤主席はまた、“双方は共に努力し、民間分野の交流を促進、両国人民の相互理解と友好的感情を増進すべきである。 中日は互いに主要な経済・貿易のパートナーであり、双方は引き続き二国間の相互利益を強化し、グロ-バルな課題での協力を更に強化し、共にアジアの振興に力を尽くし、共に地球規模の問題で協力しよう”と指摘しました。
菅首相は、胡錦涛主席の中日関係発展についての意見に賛同し、双方が各分野で交流・協力を強化、両国関係を更に改善し発展させたいと述べました。 菅首相はまた、上海万博が無事成功したことに対して祝意を表しました。
司会者:それで、世論は日本の今回の外交戦について、どんな見方をしていますか?
記者:最近、日本は中国とロシアの2つの国との関係が相継いで厳しい対立が起こりました。 菅内閣は外交で苦しい立場に追い込まれると同時に、内閣支持率も急降下し、内外ともに苦境に立たされています。 そのため、菅首相の今回のAPECでの外交の動きに世論の関心が集まりました。
菅首相は、今回のAPEC首脳会議の“主催国”という立場を利用し、外交問題で局面打開に出来る限りの努力をしました。 日本のメディアは、この2日間の世論調査で、これまで外交問題で批判を受けていた菅首相が二国間の首脳会談をいくつか実現したものの、その結果は、“菅首相は反転攻勢の一歩を踏み出せたとは言えず、やっとスタートラインに立ったところだ”と伝えています。
報道では、日中首脳会談は実現したものの、しかし両国関係の修復にはまだ日数が必要で、今の日中関係は“薄氷を踏むよう”な状態が続くとしている。 日ロ首脳会談の中で、菅首相はロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問に対して抗議をしたが、しかしメドベージェフ大統領の回答は強硬なもので、両国の領土問題の議論は平行線に終わり、それ以外は経済協力などが話しあわれました。 こういう時、日米の同盟関係を更に一層強固にすることで合意したものの、普天間問題の懸案は依然解決しておらず、これが日米関係の不安定要素となっています。 報道によると、日本外交は再生のスタートラインには立ったが、今後の道のりは決して平坦でない。 外交面で失った支持率を回復するため、菅首相は今後とも厳しい局面に直面しそうだと見ています。
日本外交突围不尽人意菅直人仍然面临严峻局面
2010-11-16 15:00:28 来源: 国际在线(北京) 跟贴 2 条 手机看新闻
国际在线11月16日电 报道(驻日本记者王洋):亚太地区领导人14号在日本横滨结束为期两天的年度峰会,东道主日本把这次会议当做“修复外交”的最好场所。这其中涉及因为普天间机场搬迁问题停滞的日美关系,涉及因为钓鱼岛撞船事件以来对立的日中关系,以及因为北方四岛领土问题而疏远的日俄关系。日本在亚太经合组织峰会上到底表现如何?它的外交成功突围了吗?
主持人:在这次亚太经合组织峰会上,日本首相分别和美国总统以及俄罗斯总统举行了会谈,这两次会谈有什么值得关注的焦点?
记者:是这样的。13号上午,日本首相菅直人和美国总统奥巴马举行了大约1个小时会谈。双方领导人一致同意进一步深化日美同盟关系的同时,在削减核武器与核不扩散等领域展开合作。奥巴马还重申支持日本成为联合国安全理事会常任理事国,并用“不可动摇”一词来形容美日安保同盟。在会谈中,奥巴马还邀请菅直人于明年春天访问美国,届时双方领导人将有可能发表一份深化日美同盟关系的共同声明。
有关驻日美军普天间基地搬迁问题,菅直人在会谈中表示,将在冲绳县知事选举之后,以两国政府今年5月就这个问题达成的共识为基础进行努力,而此前两国商讨中的深化同盟关系成果文件的发表将被搁置。日本媒体称,这将给普天间问题的解决蒙上一层阴影。
而菅直人与俄罗斯总统梅德韦杰夫的会谈则是在当天傍晚进行的。据报道,菅直人就登岛一事向梅德韦杰夫表明了日方立场并提出了抗议。而梅德韦杰夫却仅仅对此回应“领土问题对俄罗斯来说也是敏感问题”。而针对此前梅德韦杰夫表示可能会继续视察国后岛以外的其它岛屿,菅直人则“很配合”地没有提及。随后,梅德韦杰夫表示希望明年邀菅直人赴俄访问,菅直人则表示会就此“进行讨论”。主持人。
主持人:在这次会议上,中国国家主席胡锦涛和日本首相菅直人进行了撞船事件发生后的首次会晤,详情是怎么样的?
记者:13号下午,国家主席胡锦涛同日本首相菅直人会晤,进行了交谈。胡锦涛在会谈中强调,中日两国走和平、友好、合作之路是符合两国和两国人民根本利益的正确选择。双方应该从战略高度和长远角度,恪守中日四个政治文件确定的各项原则,牢牢把握中日关系发展的正确方向,努力推动中日战略互惠关系沿着健康稳定的轨道向前发展。胡锦涛还指出,双方应共同努力,持之以恒开展民间和人文交流,增进两国人民相互了解和友好感情。中日互为主要经贸合作伙伴,双方应继续深化双边互利合作,在国际事务中加强对话协调,共同致力于亚洲振兴,共同应对全球性挑战。
菅直人完全赞同胡锦涛关于中日关系发展的意见,希望双方加强各领域交流合作,推动两国关系进一步改善和发展。菅直人还对上海世博会取得圆满成功表示了祝贺。主持人。
主持人:那么舆论对于日本这次外交突围有什么看法?
记者:近来日本与中国和俄罗斯两个国家的关系先后出现严重的矛盾,在菅直人内阁在外交上陷入困境的同时,内阁支持率严重下滑,使其面临着内外交困的局面。因此,日本首相菅直人在本次峰会上的外交动作也成为了舆论关注的焦点。
对于菅直人借本次APEC峰会的“东风”,在力求实现外交突围上所做出的努力,日本媒体指出,根据近两天的民意调查显示,此前在外交问题上饱受批评的菅直人内阁虽然实现了多个双边会谈,但从结果来看,“还不能够说菅直人已经开始扭转困境,只能说是终于开始站在了一条起跑线上。”
报道认为,中日之间虽然实现了领导人会晤,但两国关系的修复仍需时日,现在的中日关系“如履薄冰”。在日俄首脑会谈当中,虽然菅直人对俄罗斯总统梅德韦杰夫登岛视察一事表示了抗议,但梅德韦杰夫的强硬回应也使得两国间关于领土问题的讨论趋于平行线,双方更多讨论的是经济合作等事宜。在这个时候,虽然日美就进一步深化同盟关系达成了一致,但普天间问题的悬而未决仍是日美关系之间一大不稳定因素。报道指出,现在日本的外交重建站在了一个起点上,后面的道路绝非一马平川。想要恢复在外交方面所失去的支持率,菅直人今后仍将面临严峻的局面。主持人。
主持人:好的,感谢王洋为我们发回的报道。
(本文来源:国际在线 )
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