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1904 中国は見る(921) 北朝鮮 韓国砲撃 ③ 延坪島砲撃分析(下)

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延坪島砲撃分析:延坪島駐留韓国軍砲兵隊 北朝鮮砲兵隊に敵わず

延坪炮战浅析

韩国驻岛炮兵难敌朝鲜炮兵

劣勢北朝鮮 韓国の“強硬”に対し 超強硬に出る

北朝鮮 海岸砲の実弾射撃で 軍事的存在感を示す

2 西海紛争海域で、韓国側は非常に強硬な態度を採っている。 毎回、衝突が発生した後、韓国軍は同海域での兵力を増強している。 “大青島海戦”で韓国海軍は4隻の警備船で北朝鮮の砲艦1隻を包囲攻撃し、北朝鮮砲艦に損傷を与え撤退させた。

大青島海戦”後、北朝鮮軍は自国の海軍力があまりにも弱小であり、韓国海軍と海上対抗できないことを認識した。 それで海岸砲兵隊を採用し、紛争海域で実弾射撃方式で、自国の軍事的存在を示すことにした。

以前、北朝鮮軍は、何度も海岸砲の実弾演習中、砲弾の落下地点は主に“北方限界線”の外側海域に集中していた。 しかし、通常大砲の精度の誤差がよくなり、また操作も使いやすくなったため、“北方限界線”内に落下するようになり、韓国側の外交面、軍事面の注目を引くようになった。

しかし、今回の砲撃戦は、北朝鮮海岸砲兵が、延坪島の韓国の軍事施設に直接狙いを定め砲撃したもので、従来と性質が明らかに違うものである。 韓国軍は北朝鮮が停戦協定違反と言っているが、言い過ぎではないようだ。 なぜ北朝鮮は、こんな危険な瀬戸際戦争の行動に出たのか? これは北朝鮮・韓国双方の全体的力関係の対比から答えが出せる。

劣勢北朝鮮 韓国の“強硬”に対し 超強硬に出る

旧ソ連の解体後、北朝鮮経済もどんどんと悪くなっていった。 十分でない資源で、韓国、駐韓米軍と全面的な軍備競争を行うため、少ない資源をミサイル、核兵器の発展に使った、 北朝鮮の通常部隊の装備の更新、訓練は停滞状態となっており、韓国軍との差はますます大きくなった。

韓国海軍哨戒艦「天安」事件以来、米韓軍は絶えず各種戦争を想定した軍事演習を行っている。 一方の北朝鮮軍隊は経費が充分でなく、対決演習ができない。 ただ外交ルートを通じて反応を返すことしかできず、情況はきわめて追い込まれている。 このような情況の下、北朝鮮軍は戦争という瀬戸際行為をものともせず、韓国に対して、“護国演習”を止めさせようとしたのか、あるいは演習場所の調整を望んでいると見るのが論理的である。

劣勢北朝鮮が強硬に出た外交政策は、いつも良い効果を上げていた。 今回の衝突発生後、北朝鮮の政府系通信社は、“今後、北朝鮮の西海上には北朝鮮が定めた軍事境界線しかない。 韓国がもし、北朝鮮領海を侵犯した場合、たとえ0.001ミリだとしても、北朝鮮軍は躊躇することなく無慈悲な軍事的打撃を行う”と伝えた。

この報道を軍事的角度から読みとけば、“韓国がもし引き続き紛争海域で演習を行うなら、北朝鮮は局地戦を始める”というものだ。 北朝鮮のこの“超強硬”なやり方が、いつも効を奏する根本的理由は、やはり朝鮮半島の紛争が南北朝鮮の対抗だけで済まず、更に当該地区の大国の関心の場所だからである。 中国、ロシア、米国、日本、そして韓国が、みな大規模戦争の勃発を望まないからである。 これが北朝鮮に十分なクッションとなっている。 北朝鮮自身弱いことを承知しており、当然戦争を恐れている。 しかし、外交の実際面では、このような瀬戸際政策を取らざるを得ないのだ。

延坪島の韓国砲兵 北朝鮮の砲兵に対抗できず

双方の軍事力の対比から見ると、西海紛争海域で、北朝鮮海上艦隊は絶対的に劣勢で、北朝鮮は海上での軍事行動はできない。 もし今後も衝突が起きれば、北朝鮮軍は海岸の砲兵隊が延坪島、白島や付近の海域を砲撃することになる。 では、北朝鮮・韓国の双方の砲兵部隊の砲撃戦はどのような状況だったのか?

23日の延坪砲撃戦の具体的戦況

韓国《朝鮮日報》の報道によると、延坪島駐留の韓国海軍陸戦隊の将校は、“今回の砲撃戦では、北朝鮮の海岸砲兵が延坪島へ最初に砲撃したのは午後2時34分から55分まで21分間続きました”と語る。 主に攻撃したのは延坪島の南東側斜面にある韓国海軍陸戦隊延坪部隊本部とK-9自走砲を装備している砲兵分隊で、ロケット砲を使い、同時に1つの目標に向けて発砲する集中方式(TOT)を採用していた。

砲撃が始まるや30数発の砲弾が韓国軍砲兵中隊の2か所の陣地とレーダー基地に落下し、韓国軍のK-9自走砲2台が被害を受けた。 そのうちの一台は不発弾にやられた。 韓国軍の16名の死傷将兵の大部分は砲兵部隊所属だった。

北朝鮮海岸砲兵隊は最初の砲撃後も、休むことなく引き続き散発的に砲撃を繰り返した。 延坪島の韓国軍砲兵部隊はレーダーと偵察設備を利用して北朝鮮の砲兵陣地の位置確認をし、13分後に反撃を開始した。 しかし、韓国軍砲兵の反撃は北朝鮮砲兵を抑えることができず、午後3時10分から4時42分まで、北朝鮮砲兵は延坪島に第2波の猛烈砲撃を行い、その後やっと攻撃の手を止めた。

韓国軍の装備は最新式だが 地理的に劣勢

韓国軍は北朝鮮海岸に近い延坪島、白島にそれぞれ1000人あまりと4000人の部隊を駐留させている。 兵力は決して弱くはない。 しかも島の砲兵分隊には世界でも最新レベルのK-9式155ミリ自走砲が装備されている。 K-9自走砲の砲身の長さは8メートルもあり、最大射程は40キロ、毎分6発の砲弾を発射し、しかも15秒に3発発射できる。 砲兵の対抗戦では、K-9自走砲はキャタピラ式の車台を採用し、密封式装甲砲塔は大口径の砲弾の弾片に耐え、徹甲弾の直撃を防御できる。その上、韓国軍にはAN/TPQ-36/37対砲兵探知レーダーが配備されており、敵方の砲兵陣地の位置を測定することができ、K-9大砲と絶妙のコンビである。 韓国軍の砲兵装備は北朝鮮の砲兵隊よりずっと最新式だといえる。

しかし、韓国軍の劣勢は地形にあった。 延坪島、白島は北朝鮮の海岸から12キロ、17キロのところにあり、全区域は北朝鮮の砲兵の射程範囲にあった。 それに島の面積がわずかであり、韓国軍の駐留砲兵隊が選べる陣地もわずかしかなく、北朝鮮の砲兵隊の集中攻撃を受けやすいところにあった。 今回の砲撃戦で、韓国軍のK-9自走砲が不発弾を受けたのも、このような情況をよく説明している。

北朝鮮の海岸砲は76ミリ、130ミリメートルの大砲の射程距離は高が知れているが、韓国軍K-9大砲をやっつけるくらいの範囲である。 北朝鮮の砲兵は陸上では砲兵陣地を自由に選択できる。 そして洞窟の基地では、射撃する時には大砲を洞窟陣地内から外に移動させ、発射した後また洞窟に戻している。 これが韓国軍の対砲兵探知レーダーを装備しているK-9システムではすぐに反撃できないネックになっていた。 その上、北朝鮮陸軍は射程54キロの170ミリ自走砲と射程65キロの240ミリ多連装ロケット砲を装備していた。 北朝鮮軍は完全に情況を見ながら、この二つの大砲を海の向こうに向かって砲撃していたのだ。 韓国軍の最大射程40キロのK-9大砲はまるで反撃できなかったのである。

だから、もし韓国側が空軍を投入して北朝鮮の砲兵陣地を監視し、爆撃をしないなら、島の砲兵部隊だけでは北朝鮮の砲兵隊の行動を抑えるのは難しく、砲兵対抗戦でも形勢は不利なのである。 しかし、空軍戦闘機が北朝鮮領空に入り爆撃を行うとなると、間違いなく衝突の規模は拡大することになるので、韓国政府は板ばさみの難しい局面なのである。

締めくくり

今回の北朝鮮・韓国の延坪島砲撃戦は、外交、安全面で苦境に追い込まれた北朝鮮が取った瀬戸際作戦である。 北朝鮮軍は砲兵を使って戦火を交えたのは、韓国に“護国軍事演習”を停止するか、演習場所を変更させようとするもので、北朝鮮の“超強硬”な外交姿勢の一貫した表現と見ることができる。 軍事的角度から見れば、韓国軍の砲兵の装備は最新式だが、しかし地理的要因のため、韓国軍の砲兵は、北朝鮮砲兵の行動を抑えることができず、砲兵対抗戦でも負けてしまった。

延坪炮战浅析

韩国驻岛炮兵难敌朝鲜炮兵

朝鲜以海岸炮实弹射击显示军事存在

在西海争议海域,韩国方面采用了非常强硬的态度,每次冲突发生后,韩国军方都对该海域的兵力进行一轮加强。在大青岛海战,韩国海军使用4艘警备艇围攻一艘朝鲜炮艇,成功将朝鲜炮艇击伤后驱离。

在大青岛海战后,朝鲜军方认识到自身海军力量过于弱小,难以与韩国海军进行海上对抗。所以,采用了海岸炮兵对争议海域进行实弹射击的方式,以此显示自己的军事存在。

此前,朝鲜军队在数次海岸炮实弹演习中,炮弹落点主要集中在“北方限界线”以外海域,但由于常规火炮精度误差或主观操作使然,仍不时有数发炮弹落入“北方限界线”以内,并引起韩国方面一定程度的外交、军事反应。

但此次炮战朝鲜海岸炮兵直接瞄准延坪岛上的韩国军事设施进行轰击,性质与以往有明显不同,韩国军方称朝鲜违反停战协定并不过分。为什么朝鲜会进行这种危险的边缘战争行动?这须从朝韩双方整体力量对比去寻找答案。

弱势朝鲜以“超强硬”应对“强硬”

前苏联解体后,朝鲜经济也随之每况愈下,缺乏足够的资源与韩国、驻韩美军进行全面军备竞赛,有限的资源集中到导弹、核武器的发展中去。朝鲜常规部队的装备更新、训练,一直处于一种停滞状态,与韩国军队的差距越来越大。

天安舰事件以来,美韩军方不断地进行各种战争背景设定的军事演习,而朝鲜军队缺乏足够经费去进行针锋相对的演习,一直以来只能通过外交途径作出反应,情况非常被动。在这种情况下,朝鲜军方不惜以战争边缘行为去迫使韩国停止“护国演习”、或者对演习地点作出调整,也是符合逻辑的事情。

处于弱势的朝鲜一直奉行以“超强硬”对抗“强硬”的外交哲学,而且收获良好的效果。在这次冲突发生后,朝鲜官方通讯社就宣称“今后朝鲜西海上只会存在朝鲜划定的军事分界线。如果南朝鲜侵犯朝方领海,即使是0.001毫米,朝鲜革命武力也将毫不犹豫地进行强硬的军事打击。”

笔者认为,这句话从军事角度的解读就是,如果韩国继续在争议海域演习,朝鲜就会发动局部战争。朝鲜这种以“超强硬”对抗“强硬”做法屡试不爽的根本原因,还是在于朝鲜半岛争端不仅仅是朝韩两国的对抗,更是该地区大国关注的焦点,中国、俄罗斯、美国、日本、乃至韩国均不希望看到大规模战争的爆发,这给予了朝鲜充分的空间。朝鲜自身处于弱势,当然也惧怕战争,但外交现实让他们不得不采取一些边缘战争行为。

从双方军事力量的对比来看,在西海争议海域,朝鲜水面舰艇部队处于绝对弱势,朝鲜已不太可能采取海上军事行动。如果以后再发生冲突,朝鲜军队仍会以海岸炮兵轰击延坪岛、白翎岛及附近海域的作战方式。那么朝韩双方炮兵部队隔海炮战又是一个什么样的情况?

23日延坪炮战的具体战况

据韩国《朝鲜日报》报道,一位驻延坪岛的韩国海军陆战队军官表示,在此次炮战中,朝鲜海岸炮兵对延坪岛的第一轮炮击是从下午234分至55分,持续了21分钟。重点攻击位于延坪岛的东南侧山坡上的韩国海军陆战队延坪部队总部和装备有K-9自行火炮的炮兵分队,采用了多门火炮同时向一个目标发炮的集中覆盖方式(TOT)。

一开始发射的30发多发炮弹落在韩军炮兵中队的两处阵地及雷达基地,韩军两辆K-9自行火炮受损,其中一辆更是被一发哑弹直接命中,韩军16名死伤官兵大部分归属于炮兵部队。

朝鲜海岸炮兵在完成第一轮猛烈炮击后并没有停火,继续零星炮击,延坪岛上的韩军炮兵部队利用雷达及其它侦察设备对朝鲜炮兵阵地进行定位,13分钟后展开反击。但韩军炮兵的反击未能压制朝鲜炮兵,下午310分至442分,朝鲜炮兵对延坪岛进行了第二轮猛烈炮击,才最后停火。

韩军装备先进但处于地理劣势

韩国军方在靠近朝鲜海岸的延坪岛、白翎岛分别驻扎有1000多人和4000人的部队,兵力并不弱,而且岛上的炮兵分队装备有处于世界先进水平的K-9155毫米自行火炮。K-9自行火炮炮管长8米,最大射程40公里,每分钟可发射6发炮弹,并且具有153发的爆发射速。在炮兵对抗作战中,K-9自行火炮采用履带式底盘,全封闭式钢装甲炮塔可以提供对大口径炮弹破片的全面防护;而且韩军配备了AN/TPQ-36/37反炮兵雷达,可以测定敌方炮兵阵地位置,配合K-9火炮作战。可以说,韩军的炮兵装备比朝鲜炮兵先进不止一代。

但韩军的劣势在于地理因素,延坪岛、白翎岛离朝鲜海岸仅有12公里和17公里,全境处于朝鲜炮兵的射程范围。而且由于海岛面积有限,可供韩军驻岛炮兵选择的阵地非常有限,容易遭到朝鲜炮兵集中火力打击,在此次炮战中,韩军一辆K-9自行火炮被一发哑弹直接命中就是这种情况的最好说明。

尽管朝鲜海岸炮兵的76毫米、130毫米火炮射程有限,也处于驻岛韩军K-9火炮的火力覆盖范围。但朝鲜炮兵处于陆地上,可选择的炮兵阵地多,而且有洞库基地,火炮从洞库中拉出急速射后再撤回,这让韩军配备反炮兵雷达的K-9火炮系统也很难及时作出反击。而且,朝鲜陆军还装备有射程54公里的170毫米自行火炮、射程65公里的240毫米多管火箭炮,朝鲜军方完全可以视情况将这两款火炮投入到隔海炮战中去,韩军最大射程40公里的K-9火炮将完全无力反击。

所以,韩国方面如果不投入空军,对朝鲜炮兵阵地进行监视、轰炸,仅凭驻岛炮兵部队是难以压制朝鲜炮兵行动的,甚至会在炮兵对抗作战中处于下风。但空军战机进入无争议的朝鲜领空进行轰炸,肯定会使冲突规模升级,所以,韩国政府正处于一种两难的局面。

韩国驻岛炮兵难以对抗朝鲜炮兵:朝韩炮战浅析

此次朝韩延坪岛炮战,是处于外交、安全困境中的朝鲜采取的一次边缘战争行为。朝鲜军方试图以炮兵直接交火,去迫使韩国停止“护国军演”或更改演习地点,是朝鲜“超强硬”应对“强硬”外交哲学的一贯表现。从军事的角度来看,虽然韩军炮兵装备更加先进,但由于地理因素的限制,韩军仅凭驻岛炮兵难以压制朝鲜炮兵的行动,甚至会在炮兵对抗作战中处于下风。

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