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林少華:村上春樹新作《1Q84》を語る 中国語版は半年後出版

林少华谈村上春新作《1Q84 半年后出版

2009-06-18 14:07:01  来自:

Photo 林少華:村上春樹新作《1Q84》を語る 中国出版は半年後

《1Q84》は村上氏が世界に向かって、現在の日本社会の問題に対する認識と総括を語り、邪教など多くの日本の社会問題を通じて、世界の現状と人類が向かう心配と思考について述べたものだということができる。  

 

529日、作家・村上春樹氏は5年ぶりに、今まで書いた中で一番長い作品、全2冊1050頁の“ハPhoto_2 ードカバーの本”《1Q84》を出版した。 経済危機の情況の中、この本の売れ行きは奇跡を生み、発売12日で百万部を突破した。 日本では、地下鉄の通勤族から家にこもっているネット族まで、ほとんどの人がこの本を読んでいる。 注文が相継ぎ、出版元の新潮社は69日、第8版の印刷を決定した。  

 

本書の発売は異例ともいうべきもので、作者と書名以外、小説の内容・背景、筋、人物など一切秘密にして明らかにしなかった。 これが逆に、読者の好奇心を増幅させ、予約購入のニュースが流れると、注文がどっと押し寄せ、初売当日すぐ68万部の注文がきて、村上氏本人が持っていた《アフターダーク》の予約記録を打ち破った。 書店には、早く読みたいというファンが長蛇の列となり、本が“飛ぶように売れていった”  

 

《1Q84》の書名もユニークなもので、ジョージ・オーウェルの作品《1984》を連想されるものだ。 日本語では、数字の9の発音と英文のアルファベットQは極めて似ている。 村上氏自身が明かしているところでは、この本をイギリスの有名な作家・ジョージ・オーウェルに敬意を表したいとしている。 実際《1984》と同様《1Q84》も1984年に起こったことを描いている。 だが、オーウェルの時代、1984年は未来を予測して書いていたが、村上氏は過去に遡って書いているが、また未来も語っている。

中国の“村上ファン”も首を長くして中国語版の出版を待ち望んでいる。しかし、この本の中国語版の著作権に微妙な紛争が起こっている。 村上氏のすべての作品の著作権を持っている上海譯文出版社が、《1Q84》の著作権の話し合いの最中、競争者が何社か現われた。 村上氏側は、“値上がり”を期待しているようだ。 “現在交渉中で、まだどの段階とお話することはできません” 譯文出版社の黄寧文学編集室主任は、“人気のある本を、一社だけで交渉するわけにはいきません”  

 

もし譯文出版が希望通り著作権を獲得できたら、村上氏の《1Q84》“翻訳担当”には林少華氏が当然候補者に選ばれるだろう。 林少華氏は本書に対し、一刻も早く翻訳したいと思っているだろう。 本紙記者が先日、林少華氏に特別取材し、《1Q84》について、中国の“村上ファン”に代わり聞いてみた。

  

 

時代周報:村上春樹さんは、《1Q84》は彼の重要な作品になると言っています。 あなたは、この重要性はどこにあると思っていますか?

 

  

 

3 林少華:2002年の《海辺のカフカ》発売以来、村上春樹さんはずっと考えていたことがありました。 それは、“総合小説”を書きたいということです。 ドストエフスキーの《カラマーゾフの兄弟》のような“総合小説です。 その頃の7月、取材に対してこう話しています。 “私の目標は《カラマーゾフの兄弟》です。……様々な人物が登場し、様々な物語が広がり、話が縦横に入り混じり、密接に結びつき、じわじわと発酵して、その中から新しい価値が生まれるようなものです。 読者は同時にそれを見ることができます。 これが、私の考えている総合小説です” 今、出版された大長編小説《1Q84》は、彼が言っていることと完全に一致するものではないけれど、“ある意味で”彼がいう“総合小説”に近いものだと思います。 つまり、村上さんが6年余り求めてきた文学の理想というか創作の目標がついに実現、宿願が達成されたということができたと思います。 ですから、《1Q84》は村上氏にとっては節目ともいうべき重要な作品です。 その重要性は、“総合小説”という点にある程度表現されているといえます。

  

 

使命感が作品を作る

  

 

時代周報:あなたからご覧になって、《1Q84》はどのような作品ですか? 簡単に紹介していただけますか? 文学的価値はどうでしょうか?

  

 

2 林少華:村上さんの説明によると、《1Q84》は2006年のクリスマスに筆を執り、2年で書き上げ、直しに半年かけたそうです。 執筆中は、毎日夜中の2時から4時頃に起床し、4、5時間書き続けたということです。 2年あまりの間、旅行も20日も取らず、ほとんど毎日机に4、5時間向かうという、“かなりきつい”仕事だったようです。

日本語の原書版《1Q84》は2分冊、1050頁です。 頁数は《海辺のカフカ》より長く、《ねじまき鳥クロニクル》を上回ってはいない。小説は邪教団体をめぐって展開し、信じ難い暴力があり、信じ難い感情があり、信じ難い確執があった。 女主人公の青豆はきれいで素早く仕事人の仕事を行う。 男主人公の天吾は背が高くて、多少気の小さいところがある。 背景は1984年もしくは1Q84年(Q9は日本語では同音)ですが、しかし作者は明らかに冷戦終了後の混沌Photo_3Khaos)に陥った世界を見つめている。 日本では、1995年から、阪神・淡路大震災とオウム真理教の地下鉄サリン事件が連続して発生し、米国の“9・11”が余計にこの混沌と混乱を助長させた。 これらが《1Q84》の創作の背景ときっかけとなり、また小説のテーマと密接に関っている。 村上さんは一年前、《毎日新聞》の取材を受けて、これらのことから、この長編のテーマに話を移していた。 “私が今一番恐ろしいと思っていることは、特定の主義主張からもたらされる“精神的監獄”のようなものです。 多くの人がそのような枠組みを求め、それがないと我慢できないのです。 オウム真理教は特殊な例ですが、しかしそれ以外にもいろいろな柵あるいは囚人用の檻があります。 いったん中へ入ると、出ることができなくなります”  

 

こういった意味から、《1Q84》は村上さんが世界に向かって、現在の日本社会の問題に対する認識と総括を語り、邪教など多くの日本の社会問題を通じて、世界の現状と人類が向かう心配と思考について述べたものだということができます。 更に大切なことは、彼は文学とは、この“精神的監獄”に立ち向かう武器だと考えていることです。 彼は、小説家の職責はこのような武器を磨き、いい物語を書くことだとしています。 いい物語は人の心を深く大きくすることができるからです。 このような心があれば、人は狭いところに入る気はなくなります。 私は、これがこの作品の一番の文学的価値というか文学的力量だと思います。 これはすぐれた作家の使命感あるいは社会意識により、作品に魂が込められるのだと思います。

林少华谈村上春新作《1Q84 半年后出版

2009-06-18 14:07:01  来自:

1Q84》可以是村上在世界境下当今日本社会问题的一个认识总结,也可以是通邪教等多日本社会问题于世界状以至人走向的担和思考。  
在蜇伏五年之后,日本知名作家村上春529日在日本推出了他迄今止最的作品1050的厚厚两本硬皮1Q84》。  
尽管在经济危机的惨状下,书还造了一个售奇迹:在12天后,售即突破了百万册。在日本,无是地里的通勤族,居在家的博客作者,几乎人人都在翻阅这。由于订单不断,该书出版方新潮社69日决定,行第八次印刷。  
营销也堪称典案例,在正式推出前,除了作者及名外,小的背景、情、人物等一概秘而不宣。一招然极大地吊起了者的好奇心,自预购消息出后,订单便蜂而至,在日本的首日即68万部之多,打破了村上本人保持的《天黑以后》预订数的纪录店里,期待一睹快的排起了长龙得像。  
1Q84》的名也充了玄机,很容易人将其与奥威典作品《1984系起来,因在日中,数字9音和英文中的字母Q接近。村上自己也透露,他欲以此向英国著名作家奥威致敬。事上,与《1984》一,《1Q84》也是在描述1984生的事情,不,在奥威的年代,写1984年是在预测未来,而村上是在回溯去,但仍然在未来。  
而中国的村上迷也已在首盼望中本的世。不的中文版了微妙的葛。几乎有村上所有作品版的上海文出版社,在1Q84》的版权时,却冒出了几家争者,而村上似乎也有些待价而沽的意味。在我正在洽中,没法说谈到了什程度文出版社文学编辑室主任黄昱宁任何一本受迎的,都不会是一家出版社在  
如果文出版社如愿下版,村上的御用翻林少华则应该仍是《1Q84》的当然人。林少华对也已先睹快,本报记者日前专访林少,就《1Q84》探听一二,以慰国内村上迷的念想。
  
代周:村上春树说,《1Q84》将成他最重要的作品。您认为个重要性体在什地方?
  
林少:自2002年推出《海的卡夫卡》以来,村上春有一个念头挥之不去,那就是想写一合小,一部陀思妥耶夫斯基《卡拉佐夫兄弟》那合小。当年7月接受采访时明确表示:我的目就是《卡拉佐夫兄弟》。……种种样样的人物出种种样样的故事,横交分,发烧发酵,从中生新的价者可以同就是我考合小刚刚出版的大篇《1Q84》,他认为虽然不能完全吻合,但在某正在接近他所定合小。也就是,村上六年多来始追求的文学理想或作目标终实现了,可夙愿得。因此,《1Q84于村上是里程碑式的重要作品。其重要性在很大程度上就体合小点上。
  
使命感出作品的灵魂
  
代周:在您看来,《1Q84》是一部什么样的作品?可否作一个简单的介?它的文学价如何?
  
林少:据村上介,《1Q84》从2006年圣诞节动笔,写了两年,改了半年。写作期天夜里两点至四点之起床,连续写四五个小。两年多时间里只外出旅行休息不到二十天,几乎天天伏案写四五个小,写得相当辛苦。  
日文原版《1Q84》分两册出版,1050。篇幅大大于《海的卡夫卡》,但没有超《奇行状》。小说围绕邪教体展,有以置信的暴力,有以置信的情感,有以置信的念。女主人公青豆漂亮而雷厉风行,男主人公天吾高大而小慎微。背景19841Q84Q9在日音相同),但作者然着眼于冷战结束后陷入混沌(Khaos)状的世界格局。在日本,1995年初连续发生了阪神大地震和奥姆真理教地沙林毒气人事件,而美国的“9•11”这种混沌以至混乱。点既是《1Q84》的作背景和契机,又同小的主密切相。村上在一年前接受《日新》采访就曾由此篇的主认为当今最可怕的,就是由特定的主、主造成的精神囚西。多数人需要那的框架,没有了就无法忍受。奥姆真理教是个极端的例子,但此外也有各围栏或囚。一旦去,弄不好就出不来了。  
个意上,《1Q84》可以是村上在世界境下当今日本社会问题的一个认识总结,也可以是通邪教等多日本社会问题于世界状以至人走向的担和思考。更可的是,他认为文学乃是、也必精神囚的一武器。他作家的职责就是打磨这种武器,即写出好的故事。因好的故事会加深和展人的心灵。有了这样的心灵,人就不想入狭小地方了。依我看,也就是部作品最主要的文学价,或者不如是文学的力量。意味一个杰出作家的使命感或社会担当意,由此出作品的灵魂。

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