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日本下流社会何去何从
2008
1011 003721

今年6月、私は東京の有名な“三省堂”書店で、赤い表紙の文庫新刊本が人目を引く位置に並べられているのが目に入った。 そばの棚に、《朝日新聞》の書評の切り抜きが貼ってあった。 よく見ると、それは有名なプロレタリア作家、小林多喜二の《蟹工船》だった。 もし自分の目で見なければ、こんなことは信じられないことだった。 1933年、天皇に対する“不敬罪”で、その当時の悪名高い特高に捕まり虐殺された小林多喜二が79年前に書いた本が、なんとグローバル化時代の経済大国で復活しているのです。 文庫の出版元・新潮社によると、去年までは、毎年5000冊ぐらい印刷していたのが、今年になって増刷を続け、すでに30万冊を突破し、今年の大ベストセラーになったという。

同じ頃、純文学雑誌《Subaru》(昴)6月には《プロレタリア文学の反撃》の特別号やNHKスペシャル《Working Poor》(ワーキングプア:労働貧困、意味は、働いても働いても豊かになれない。どんなに頑張っても貧乏から脱出できない)は視聴率の記録を作った。 また左翼の刊行物《ロスジェネ》が創刊され売れ行きも良く、発売2日で増刷したという。 《資本論》の新訳も出版され、20歳代の青年派遣社員(派遣元事業主から関連先の会社に非正規社員として短期、安価な労働力として派遣される社員)が《資本論》学習会を作り、自分が搾取され、搾り取られる秘密を研究している。 このような情勢の下、ここ数年来、国会の議席が減少して日本社会の片隅に追いやられていた日本共産党が、その社会の貧困化問題に対する関心から、かっての来客が少なかった状況が一変し、志位委員長は講演や文章と出番が多くなった。 まるでメディアの人気者になったようで、去年9月頃から、党員の数は毎月千人のスピードで着実に増えており、1年で、“新党員”は万を超し、“日本共産党バブル”が話題となった。

様々な兆しから、長い間いわゆる“一億総中流”として国際社会に誇っていた日本の安定した中産社会構造が、いま崩壊の渦中にあり、分裂と、再構築の過程にあることが分った。 三浦展氏が分かりやすく書いた社会学の著作《下流社会》がベストセラーになった後、メディアは“一億総下流”という言い方をした。 この“化学変化”の過程の中で、“物質”(伝統的社会構造組織)自体が放出した巨大エネルギーとそれがもたらした激震は未だかつてないものだったばかりか、その上日本の社会の人々の心を変えてしまった。 というより、日本を21世紀に入ってから急速に“社会変革”してしまったといえるかもしれない。

“一億総下流”化の実態

先日、日本の厚生労動省は2007年度の「国民生活基礎調査」データを発表した。 結果によると、2006年まで、日本の家庭の平均収入は566万円。 経済のピーク時の1994年から比べると、100万円も減少している。 “生活が苦しい”と感ずる家庭の割合が連続6年上昇し、57.2%の新記録を樹立した。 これと同時に、日本の家庭の構成も更に老齢化、少子化が進み、2007年には、65歳以上の高齢化人口の家庭が初めて40%を突破した。 これら“高齢”家庭では、48%の家庭が老人だけで構成され、三世代同居の割合は18%に過ぎず、老人が老人を見る、いわゆる“老老看護”型の家庭の割合が引き続き上昇している。

1995年、生活保護(中国の「低保」に相当する)を受けていた人数は88万人だったが、現在もう150万人に達しており、史上最高の記録となっている。 またかねて高貯蓄率国家と言われていたが、貯蓄ゼロの家庭が2000年の12.4%から2006年には22.9%と激増している。 非正規雇用者も全労働者の33.5%に達しており、24歳以下で見ると50%を超えている。 特に若い女性では、半分以上が非正規雇用者である。 もし彼女達が結婚しなかったら、ほとんど貧困の仲間入りである。

隠しだてせずに言えば、今日の日本は正に経済高度成長以来の最大のピンチにあるといえる。 貧困。 しかもこの貧困は、仕事をしてもしなくても貧困であり、というより仕事すればするほど貧困になる。 詩人であり、評論家の吉本隆明氏は“新貧困社会”と命名し、現状はもう敗戦初期の貧困時代に近いと指摘し、四、五年先には、社会は‘第二時大戦の敗戦当時の段階に突入する……働けど、働けど、わが暮らし楽にならざりという実感が、若い世代に広まるだろう。 このような状況は人の心の病を増やすことになる。 今の日本は、産業革命時代の肺結核のようなものが、恐らく精神疾患に相当するだろう。

もっと深刻なのは、現在の貧困は、決して単純な意味での物質の貧困ではないことです。 伝統的な日本の社会では、たとえしばらく経済に行き詰まっても、家庭や地方共同体を拠り所にし、新しい仕事を探したり、家業を手伝ったりしながら、じっくり将来のことを考えることが、そんなに難しい事ではありませんでした。 しかし、今は違います。 低収入で困るだけでなく、老齢社会が進んでいるため、地方経済も逼迫しており、頼るところがないのです。 目の前の困っている人を救う拠点が整っていないのです。 明日のことなど言ってられない――先行き見通しのない不安定な状況なのです。

日本下流社会何去何从
2008
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  今年6月,笔者在京著名学术书三省堂看到一本色封面的文本新刊被整放在醒目的位置,旁的架子上,有《朝日新书评的剪。仔一看,原来是著名普作家、小林多喜二的《蟹工船》。如果不是眼所,很相信这样的事1933年,因犯有所天皇的不敬罪,遭当时恶名昭著的思想警察——视厅特高的小林多喜二79年前的著作,竟在全球化代的经济大国卷土重来。据推出文本的出版方新潮社透露,去年以前,年印刷、投放5000册左右;而今年,则连续增印,已突破30万册,成年内第一大畅销书
  同一期,文学志《Subaru》(《昂》)6月号推出题为《无产阶级文学的反》的特刊;NHK专题纪录片《Working Poor》(劳动贫困,意即使努力工作,也无法困)下收纪录;超左翼刊物《失去的一代》刊,得超好,面市两天便增印;《》新本出版,一些20的青年派遣社(指由劳务派遣公司派遣到相用人位的非正式雇佣的短期、廉价劳动力)成《》学会,研究自己被剥削、榨取的秘密。在这种下,近年来,因国会席位少,在日本社会已成边缘小党的日共,因其社会困化问题注,往日雀的状况竟之一改:委员长志位和夫演撰文,出镜频频然成了媒体新;从去年9始,党人数以月千人的速度稳步递增,一年时间新米万,乃至日共泡沫为话题
  种种迹象表明,期以来以所亿总中流傲然于国社会的日本超定的中社会构正经历着崩、分化与重构的程。在三浦展的通俗社会学著作《下流社会》成畅销书之后,媒体甚至有亿总下流法。在化学反程中,传统的社会组织结构)本身所放的巨大能量及其来的烈震是前所未有的,而且会在相当程度上改日本的世道人心,乃至可能使日本21以来正迅速身的社会中途改道
  亿总下流化的实态
  日前,日本厚生劳动表了2007年度国民生活基础调查数据,示:截至2006年,日本家庭平均收入566万日元,比经济高峰1994年减少近100万日元;感生活艰难的家庭比例连续6年上升,达创纪录57.2%。与此同,日本家庭的构成呈化和少子化态势2007年,65以上高人口的家庭的比重首次突破40%;在家庭中,有48%的家庭全部由老年人成,三代同堂式家庭的比例18%,而由老年人照老年人的所老老看型家庭的比例则继续上升。
  1995年,享受生活保(相当于我国的低保)者88万人,已达150万人,史上最高纪录来以高蓄率著称的国家,零蓄家庭从2000年的12.4%激增至2006年的22.9%;非正雇佣者占全部劳动人口中的比例达33.5%,而在24以下的人口中,50%;尤其是年女性中的一半多非正式雇佣者,如果她婚的,几乎注定要与伍。
  毋庸言,今天的日本正直面经济高度成以来的最大危机:困。而且,这种贫困,是干不干活都困,甚至是越干越困。人、评论家吉本隆明命名困社会,指出状已接近战败初期的代:近四五年,社会称之第二战败……干活、干活,可无干生活也松的感,正在年一代蔓延这种状况致人的心病陡增:今天的日本,相当于产业革命代的肺核的,怕是精神疾患吧。
  更重的是,目前的困,并不单纯意味着物困。在传统的日本社会,暂时临经济的窘迫,以家庭和地方共同体依托,或尝试新的工作,或助家,从长计议将来重做打算不是什的事情。但在不同,不仅为低收入所困,而且老社会的展、地方经济的凋敝,使人孤独无所依,从眼前的困境中拔出来的支点都不具,遑明天——一句,是一毫无前途可言的浮萍状

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