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832中国の三面記事を読む(258)中国の軍艦 第二次大戦後初めて日本を訪問(中)出航前日のインタビュー

訪日「深圳号」乗組員兵士:日本軍というと、まず浮かぶのは侵略日本軍のこと

2007-11-29 09:06:59 访日深圳号士兵:提起日本人首先想到侵

来源: 线(北京) 网友评论 86 击查

Photo 国際オンライン1129日報道:1121日午前10時、広東省湛江港は快晴で雲一つなかった。 345名の中国人民解放軍将兵を載せた南海艦隊ミサイル駆逐艦“深圳号”は、艦隊副司令官肖新年少将の指揮の下、出港し、日本の招待に応じ友好訪問に向かった。 “深圳号”は、一週間後、28日に東京晴海埠頭に到着する。 

訪問期間中、“深圳号”将兵は日本の海上自衛隊の将兵と交流を行い、また日本のメディアと市民に軍艦見学を開放する。 “深圳号”は日本に121日まで滞在する。 今回のことは新中国成立以来、中国海軍軍艦として初めての日本訪問で、“深圳号”のこの訪問は、各国メディアから幅広い関心を呼んでいる。

深圳号”出航前日、《世界新聞報》の記者が、訪日任務に向かう将兵にインタビューを行った。

“中国第一の艦艇”万全の装備

Photo_2深圳号”の航海長王少佐は誇らしげに記者に語った。 「“深圳号”は、“神州(中国)第一の艦艇”だと言われている。 1990年代、我国が開発した容積トン数の大きい、科学技術の粋を集め、近代化されたミサイル駆逐艦です。 テスト的な要素もあり、このクラスの艦船はこの一隻だけ作られた。 “深圳号”は、19994月に就役した。 艦上の装備は、近代化された各種ミサイル、レーダー、ソナーや、ヘリコプターも備えられており、強大で総合的な作戦能力を有しており、対海、防空、対潜水艦攻撃などの任務に当たることができます

王少佐は“深圳号”の二つの特徴を話してくれた。 「一つは、ガスタービン二基とディ-ゼルエンジン二基を装備しているので、航続能力は強く、航行の安定性も高い。 もう一つは、艦艇にはステルス機能を有していること。 艦体設計は流線型となっており、船べりと上部構造などは、少し内向きに傾斜しており、マスト上の電子センサーは少なくしており、艦上の煙突も特に赤外線の特徴を減少している。 これらはすべてレーダーの反射信号を下げ、軍艦のステルス機能を強めるためだ。

Photo_3深圳号”はまた、名実共にすぐれた外交スター艦である。 現役に組み込まれ、戦闘の序列に参加してから、“深圳号”はすでに4大陸、3大洋を走破し、13の国を訪問した。 2000年、“深圳号”はマレーシア、タンザニア、南アフリカを訪問し、2001年にはドイツ、フランス、イギリス、イタリアを訪れた。 2003年には米領グアム、シンガポール、ブルネイを訪れ、シンガポール主催の海上軍事防衛展に参加した。 2005年に“深圳号”が出航したのは、パキスタン、インド、タイだった。 王少佐は自慢げに語った。 「軍艦がこんな短い期間に外国を訪問することは、歴史上珍しいことです」 その時、艦上の連絡将校・劉上尉が話に入ってきた。 「この艦の乗組将兵は艦艇と共に多くの国を訪れています。 外国は私達にとっては、別に珍しいものではありません」

Photo_4 訪日直前 服にアイロンかけたり 準備おさおさ怠りなし

「でも、指揮官が日本訪問の任務を我々に発表した時は、艦艇の全員、まるで初めて外国へ行くみたいに興奮しました” 劉上尉は小声で、「艦の上官の中には、軍の規律をしっかりするためか、発表後、毎日、身体を鍛える時間が増えました 聞くところによると、任務決定以降、“深圳号”の全将兵は、2週間くらい徹底して準備に取り組んだという。 艦上にいた報道官の蘇さんが話してくれたところによると、「艦と一緒に外国へ行くことは、将兵の軍容(軍の規律)など、中国と中国人民解放軍のイメージを代表するものとなり、よいイメージを維持するため、南海艦隊は全乗組員に対し、出航前、外交エチケットの話や日本に関する情報教育を実施した。 また、今回の日本訪問に当って、全将兵にとても格好のいい07式春秋用の平服と礼服が支給され、訪問期間中、服装をきちんと着用するため、艦内の後方支援部署には、特に専用ドライクリーニングやアイロンなどの設備を設け、全将兵の服をすべて洗濯、アイロンをかけられるようにした。 また、軍艦をきれいにするため、全員が艦体のサビを落としたり、ペンキを塗ったりした。

Photo_5 後方支援部署の劉責任者が、出航前の後方勤務の準備作業の話をしてくれた。 「今回は、出向期間が長いので、全乗組員の食事の質を確保するため、艦内に大量の新鮮な野菜を備蓄しました」という。

連絡将校・劉上尉は、また記者に次のような話をした。 「外国へ行ってる間、健康上の問題が出ないようにするため艦隊全員の血液検査など身体検査を行い、艦内には各種薬品も用意しています。 また《外国訪問時の艦内衛生防疫ハンドブック》を配布し、将兵の健康教育に万全を期しています」

自衛隊との対面を心待ちに

Photo_6 艦上にいた三等士官の汪さんは、記者の取材に対し次のように語った。 「グアムを訪問した時、アメリカ軍と接触して、米国と中国の文化と体制の違いを実感したが、訓練と管理面では共通しているところがあり、そのため共通の話題が持てた。 でも、日本の海上自衛隊については、普段、テレビや新聞などメディアから聞いていることばかりです。“百聞は一見に如かず”と言います。 ですから、日本に上陸して、日本の海上自衛隊の訓練と学習、生活状況を間近に見てみたいです。 またもし可能なら、普通の自衛隊隊員が、中国海洋権益の紛争のことや、中国の平和的発展をどう見ているか知りたい」と言い、また恥ずかしそうに笑いながら、「日本の軍人というと、まず頭に浮かぶのは、中国を侵略した関東軍のことです。 今回の訪日で、現在の日本の自衛隊員を理解できたらと思います」

深圳号”の余政治担当責任者は、次のように語った。 「日中双方が合意した国際慣例によって、“深圳号”は日本を訪問している間、日本政府と民間の二つの友好交流を行います。

政府の方については、肖新年艦艇指揮官が日本の海上自衛隊トップと会談します。 また双方の将兵が学術交流を行い、多彩な文化活動も展開します。 両国の軍楽隊が共同演奏を行います。 曲目には、《二泉映月》、《北国の春》など両国の名曲が入っています。 もし状況が許せば、両国の将兵による“綱引き競技”、サッカー、“バスケットボール”を行います。 今回“深圳号”は、海上自衛隊との合同演習の計画はありません。

民間交流については、日本の一般民衆が“深圳号”を参観することが出来ます。 “深圳号”は最大の誠意をもって、日本の自衛隊員、メディア、一般の方に開放します」と余責任者は語った。 

報道官の蘇さんは記者に次のように語った。 「歴史的原因から、防衛分野の交流は今までずっと、日中双方のネックとなっていました。 1972年、日中国交正常化以来、防衛交流は両国の政治、文化、経済分野の交流に比べ滞っていたばかりか、ほかの国との防衛交流の進展より後れていました。 現在、中国はアメリカ、ロシアなどの国と軍艦の相互訪問を実現していますし、中国海軍の艦艇は40数ヶ国を訪問しています。 日本の海上自衛隊艦艇も64ヶ国を訪問しています。 日中両国は一衣帯水の隣国です。 しかしこれまで、軍艦の相互訪問は実現できませんでした。 “深圳号”の将兵が日本に対し、中国軍隊の規律の正しさ、平和を追求するイメージを示すことが出来ると思います。 また日本の国民に友好交流を願う気持を伝えたい。 そして中国に対する疑惑解消に積極的役割を果たせると信じます」と蘇さんは語った。

背景(BACKGROUND)百余年前、中国の軍艦の装備は日本にショックを与えた

深圳号”の今回の日本訪問について、多くのメディアはこれを「中国の軍艦 初めて日本を訪問」と伝えた。 実は、このような表現は適切ではない。 “深圳号”の報道官の蘇さんは、記者に語った。 歴史上、中国の軍艦はかって日本を訪問したことがある。 清朝の末期、1891年6月、日本政府の招請に応じて、北洋艦隊の主力艦の定遠、鎮遠、致遠、靖遠、経遠、来遠など6艘の軍艦が、有名な丁汝昌の引率の下、威海衛から出航して日本に向かった。 北洋艦隊の行くところ、みな盛大に出迎えた。 丁汝昌らは、日本の天皇、外相、海軍大臣の接見を受けた。 その当時、北洋艦隊は欧州から購入した先進的な軍艦で、日本人をうらやませがらせて、北洋艦隊の実力は、日本海軍を上回っていると恐れられた。 これは大いに日本の朝野にショックを与え、日本に軍備拡充を急がせることとなった。 日本の海軍は、その後わずか数年の内に、北洋艦隊に匹敵する海上の力量を持つようになり、ついには1894年勃発した日清海戦に於いて、北洋艦隊を破り、清王朝に屈辱的な《下関条約》(馬関条約)を調印させた。 その後、日中の間には、多くの不幸なことが起こった。 特に、日本が起した中国侵略戦争は、中国人民に大きな災難をもたらした。 1891年からこれまで、日中両国の軍艦の相互訪問は二度となかった。

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