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757中国は見る(428)安倍首相辞任劇(3)総裁選出馬 予想される顔ぶれ

Photo 2007-09-13 04:09:38 安倍辞 日本右翼麻生太郎有望接任首相

来源: 晚报 网友评论 261  击查

安倍首相辞任は予想された通りだ

安倍辞任の理由について、現代国際関係日本研究所副所長の馬俊威氏は、“これは予想されたことです”という。 馬氏は、“日本では、これまで与党が参議院選挙で敗れた後、首相が辞任する伝統があります。 これは、安倍首相にとっても逃れることの出来ない運命なのです。 「テロ対策特別措置法」は、安倍首相にとって逃げ道になったと思います。 安倍首相辞任のもう一つの重要な理由は、自民党内部に彼に不満を持つ者がいることです。 参議院選挙惨敗後、自民党内では安倍首相は辞任すべきだとの声が、ずっと出ていました。 安倍首相の辞任は、自民党内の要求に応えたものと言えます”

日本の政局の交替劇 日中関係への影響はあまりない

Photo_2 安倍首相は就任後すぐ訪中「氷を破る旅」のスタートを切った。 今年4月、中国の温家宝国務院総理が日本を訪問し「氷を融かす旅」を展開した。 今回、安倍首相が突然辞任したことにより、日中関係はどうなる? 特に、もし麻生幹事長が安倍首相の後を引き継ぐとしたら、小泉元首相の道に戻るのではないか?

中国社会科学院日本研究員の高洪氏は、誰が安倍首相に代わろうと、日中関係に責任を持ち、安定で良好な関係を保たねばなりません。

Photo_3 麻生太郎幹事長は今年65歳、福岡県飯塚の出身。

政治の家柄で、歴史や外交問題では強硬派として知られている。 しばしば“失言”をして周辺諸国から批判された。 彼は英語に堪能でアメリカ政界にも人脈が多い。 日本の政界での親米派の代表的人物である。

高洪氏の分析によると、麻生氏は多重人格的政治家で、政治主張は右寄り。 隣国に対し、しばしば強硬な発言をした。 しかし日中関係改善後は、現実主義的政治家として、外相の地位にあった時は、両国関係に尽力した。 “もし、麻生幹事長が自民党総裁になったとしたら、小泉の路線には戻らず、賢明な選択をしてもらいたい”と、高洪氏は記者に語った。

馮昭奎研究員は楽観的で、“麻生幹事長以外のほかの候補者は、対中政策で大幅な変更はないでしょう。 たとえ麻生幹事長が首相になったとしても、逆行することはないと思います。 日中の「氷を融かす旅」は続くと思います”

日本の中国駐在高級外交官も、これについてやはり楽観的見方をしている。 記者が先日、“ポスト安倍の日中関係の方向”について、話を聞いたところ、この外交官は、安倍首相を支持する人、反対する人に関わらず、中国と良好な関係をとることには、反対していません。 民主党の小沢一郎代表だって対中友好交流関係の発展は支持しています。 だから、今後とも日中関係は暖かい方向に向かい、大変化するということはありえません。

Photo_4 安倍首相辞任表明後、自民党は19日(注:23日に変更)に、新総裁を選ぶことにしている。 アメリカのメディアは、安倍首相の後継候補は最大4人いるとしている。 一体誰が首相になるのか、見守ることにしたい。

第一候補:

Photo_5 麻生太郎:年齢:66歳 肩書:現在自民党幹事長、前外相

現在66歳の麻生太郎氏は、今のところ後継総裁の最有力候補と見られている。 麻生氏は、安倍首相と同様、政治家の家柄の出身で、彼の母方の祖父は有名な政治家で、自民党創始者の一人:吉田茂であり、妻の父は元首相、自民党指導者の一人:鈴木善幸である。 麻生氏は、自民党、国会、内閣で数多くの職務をこなしてきた。 今年8月27日、麻生氏は外相から自民党幹事長に就任した。 これは安倍首相が、麻生氏を次期首相にする布石だと見られている。 2006年、自民党の総裁選の時、麻生氏の得票は安倍首相の次だった。 麻生氏は、日本の政界では“失言”することで有名で、何度も不適切発言を行い、周辺国の強い批判を受けた。 彼は安全保障・外交方面では、典型的な“タカ派”人物であり、基本的な考え方は安倍首相と違わない。

第二候補:

Photo_6 谷垣禎一:年齢:62歳 肩書:前財務大臣

谷垣禎一氏は1945年生まれ。 彼の父親はかって文部大臣を務めた。

谷垣氏は東京大学を卒業、最初は弁護士をしていたが、後、政界に転向し、1983年、初めて衆議院議員に当選した。 その後、郵政政務次官、防衛政務次官、自民党通信委員長、科学技術庁長官、大蔵政務次官、金融再生委員会委員長などの職を歴任した。 2003年9月、谷垣氏は財務大臣となり、彼が実施した経済政策は、日本の経済低迷から脱却させるものとなり、このため日本の国民の間のイメージはなかなかいい。

2006年9月、彼もポスト小泉の有力候補の一人だった。 谷垣氏は、外交、安全保障政策では、穏健派に属している。 日本のメディアは、安倍首相退陣後、谷垣氏がまた自民党総裁選挙に出ると見ている。

第三候補:

Photo_7 福田康夫:年齢71歳 肩書:元内閣官房長官

現在71歳の福田康夫氏は、1936年7月、群馬県高崎市で生まれた。

1959年3月、早稲田大学政治経済学科卒業後、石油会社に入社。 1977年に総理大臣秘書官となる。 2000年10月、福田康夫氏は内閣官房長官に就任したが、2004年5月、年金保険料の未納問題で辞任。 福田康夫氏の性格は温厚で、政策面でも穏健なことで知られている。 福田氏は、アジア外交重視を主張、靖国神社参拝には反対である。 去年の自民党総裁選では、福田康夫氏は候補者の中で安倍晋三首相に次いで支持率が高かった。 しかし福田氏は、選挙の2ヶ月前に不出馬を宣言した。 “年だから”というのが、福田氏が総裁選を降りた理由だという。

第四候補:

Photo_8 与謝野馨:年齢69歳 肩書:現内閣官房長官

与謝野馨氏は外交の名門の出身。 流暢な英語を話す。 彼の祖母の与謝野晶子は有名な歌人である。 彼は東京大学卒業後、衆議院議会運営委員長、自民党政調会長、通産政務次官、文部大臣、通商産業大臣などの職務を歴任した。 2005年10月、金融経済財政担当大臣に就任、2006年9月退任。 2007年8月、安倍首相は内閣改造で与謝野馨氏を内閣官房長官に任命した。

今後の展望:

*施政の重点に変化が起きる

安倍首相は12日、新しい総理の下で、“私の路線を継続”してほしいと述べた。 しかし、安倍首相の10日の施政演説では、自分が堅持していた憲法改正などのいわゆる“戦後レジームからの脱却”路線は後退してしまい、後継者は、彼の事業を引き継ぐことはないだろうと見られている。 また参議院選挙惨敗の教訓から、自民党の次期首相の施政の重点は、貧富格差の縮小など国民生活に置かれることになると思われる。 安倍首相が熱心だった憲法改正などの問題はもう取り上げられることはないだろう。

*“長老派”起用

中国国際問題研究所アジア太平洋安全合作研究部・沈世順主任は次のように述べた。 安倍内閣のスキャンダル続出から、日本国民は問題を見抜いた。 だから国民は、新しい首相を選ぶ時にはこれを教訓とし、より清廉な人で政権を担当させ、政治を厳しく運営するよう求めている。 自民党は後継首相を選ぶに当たって、若い世代の指導者(安倍首相)がダメだったので、人望のある“長老派”を起用することになるだろう。

*小泉首相も ダークホ-スに?

Photo_9 清華大学国際問題研究所日本問題専門家・劉江永教授は次の通り語った。

誰が晋首相に選ばれるにせよ、派閥の支持を得なければならない。 当面、日本の政局は混迷局面にあるといえる。 小泉純一郎元首相の復帰も排除できない。 

劉教授は、安倍辞任で自民党の政権担当の地位はますます弱まった。 党内の首相人選を巡る矛盾は、自民党を野党との戦いにおいて、更に弱めるかもしれない。 

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