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745中国の三面記事を読む(215)少林寺対伊賀忍者

少林寺 日本の伊賀忍者と立会い 武僧敗れる

2007-08-29 08:54:02  少林寺被日本伊忍者踢 武僧败阵

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【参考】400中国の三面記事を読む(93)少林寺拳法06-09-30

Photo_2 河南商報8月29日報道:最近、《日本の伊賀忍者 少林寺を道場破り、並みいる僧いずれも敗れる。 武林の権威 地に落つ》と題された記事が、ネットで話題となった。 記事の内容は次の通り。 山本義清という日本人が、少林寺に挑戦状を送り、少林寺の武僧団のメンバーを打ち破ったというもの。 これに対し、少林寺監院の釈延裕氏はきっぱりと、“まったくそういうことはありません”と否定した。

【ネット記事】少林寺 日本の忍者に道場破りされる

8月25日午後、“鉄血社区”論壇上で、“毎日五分間”氏は、《日本の伊賀忍者 少林寺を道場破り、並みいる僧いずれも敗れる。 武林の権威 地に落つ》と題する記事を載せた。 記事によると、日本人山本義清は、日本の伊賀流忍者の子孫で、小さい頃から秋明山に籠り、30余年、徹底して武道に励んでいた。 その後、山を下り有名な武道館をいくつか打ち破っていた。 そして、たまたま李連傑(ジェット・リー)の主演映画《少林寺》を見て、父親達から日本の武道の発祥は中国であり、中国の武術は少林寺が一番と聞かされていたので、彼は、少林寺に挑戦することを心に決めた。 その後、彼は再び山へ戻り、少林武術の研究をしながら5年間、自分流の拳法を編み出した。

今月(8月)11日、山本義清は河南に着いた。 ネットの表現によると、挑戦して負けたら沽券に関わるので、山本義清は、少林寺への挑戦はまず「慎重に行い」、成功したら日本のメディアに発表しようと決めた。 そして“忍者服を身にまとった彼は、深夜少林寺に入り、少林寺の住職に挑戦状を渡し、「非公開の試合」を申し入れた。 少林寺は、彼の挑戦を受け入れ、連日会議を開き、少林武僧団隊長の釈延を対戦相手に選んだ。 今朝3時(8月25日)、山本義清と釈延は少林寺の習武堂で試合を行った。 が試合の結果、釈延は負けてしまった。 

記事によると、この敗戦について釈延は、“少林の名声を損ない、国体を失い、恥ずかしくてならない”と述べた。 一方の山本義清は、“挑戦が急だったものだから、釈延も十分な練習ができなかったのだろう。これまでの練習は、武道の実演のためのものであって、実戦に役立たないものだ” 両者を比較すると、山本義清は、深山で5年の修練を行い、もっぱら少林を目標に、独自の拳法を編み出し、事前に相当の準備をし、成功の自信を持っていたといえる。

記事の最後にはこう書いてあった。 山本義清は勝利の後、また挑戦状を送り、“5年後、また少林寺へ挑戦に参ります。 少林の武僧がまた負けることのないよう希望します。 メディアへの発表は、暫く差し控えたいと思います”

【ネットの友の疑問】“うさんくさい、真実性には疑問”

この記事が出た途端、早速関心を呼び、28日午後4時まで、たった3日の間に、44308件ものアクセスがあり、この記事の真偽が取り沙汰された。 あるネットの友は、少林武術は実演を重視し、実戦的ではないから負けても仕方がないんじゃないか。 この記事は事実かもしれない。 しかし殆んど大部分のネットの友は、“うさんくさい。真実性には疑問がある”と言っている。

“少林の無名僧”氏は真っ先に疑問を提出、こう述べている。“山本義清が、「5年後また少林に来ると述べたり--------メディアへの発表は、暫く差し控えたい」と言っているが、では、この記事を書いた人は、どうしてこのことを知ったのか? またどうしてこんなに詳しいんだろう?”

“治世能臣”氏は、“ボロがいっぱいだ。 明らかにデタラメだ”として、一つ一つ反駁している。 1.忍者服を身にまとった彼は、深夜少林寺に入り、少林寺の住職に挑戦状を渡し、「非公開の試合」を申し入れた。(彼の頭はおかしいのではないか。 少林寺の塀は何mもあるんですよ。 こんなの簡単に跳び越えられるにしても)。 2.彼は少林武術を真剣に研究したという。(少林36房の技のうち、彼はどれを究めたのだろう)。 3.少林とのPK戦(少林は、そんな簡単にPK戦に応ずるはずがない)

“寒蝉”氏は、普通、少林寺は挑戦に訪れる武林の士に応ずることはなく、基本的には取り合わないはずだ。 この日本人は、塀を乗り越え挑戦状を渡したから挑戦権を得たのだろうか? そうだったら少林寺は、もうほかのことはすることない。 毎日武林の人達の挑戦を受ければいい。 また、山本義清のような実戦鍛錬をしたことのない人は、たとえ拳が硬かろうと、きっと見掛け倒しにちがいない。 本当の達人だったら、やっつけられるはずだ。

“天下第一のバカ”氏は、記事の主人公山本義清は、日本の小説の“蒼天野望録”(熊藤宗曦作:不明?)の中の人物だ。

【少林寺の回答】“まったくそういうことはありません”

昨日午前、商報記者が電話で記事の内容について、少林寺監院の釈延裕氏に問い合わせたところ、非常に驚いたように“まったくそういうことはありません”と語った。 少林寺の監院である釈延裕氏の職責は、いわば管理人で、寺内の各種日常の雑務を処理している。 彼が言うには、最近、日本からの武術試合の挑戦状などまったく受け取っていないし、山本義清という忍者を接待したこともないという。 ましてや、記事の中で言っている8月25日の早朝3時という試合時間としたら、この時間には、寺の方丈(住職)は寺にいなかったという。 釈延裕氏の説明によると、少林寺の釈永信住職は仕事で、今月21日にはアメリカに行っており、今も帰国していないということだ。 

外国との試合なら 住職不在でどうしてやることができよう?

“少林寺はいろいろな文化の交流の中心として、挑戦を受けたり、試合をしたりすることはある。 しかし非公開で行うということはない” 釈延裕氏は、“細かいことは措いて、論理的に言ってもこの記事はまったくでたらめな話です。 もし日本の方が少林寺に挑戦するとなったら、考えてもご覧なさい。 皆さん思ってるように、少林寺は中国のイメージを代表していますから、名誉と尊厳に関わる大事なことです。 少林寺がいい加減に取り扱うことはありえません。 通常の手続きとしては、このような挑戦を受けたら、私達は関係部門に申告し、許可を受けてから実施します” 釈延裕氏がいう関係部門には、宗教、文化、体育、外交などの各部門があり、この手続きに最短でも1-2ヶ月要するという。“8月11日挑戦状を出して、25日試合するなど、とても不可能です”釈延裕氏は寺院の監院として、あらゆる重大な出来事についてすべて掌握している。“方丈が寺にいらっしゃらないし、私も知らない。 彼は一体、誰に挑戦状を渡したのでしょう?” 試合のことについて、記事の中で、少林武僧団隊長釈延と言っていることについても、デタラメだと述べた。 25日、彼は日本人と勝負などしていないという。 釈延裕氏は、“この記事は、なにか下心のある人が話題作りでぶち上げたもので、真に受けてはいけません”と語った。

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