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738中国は見る(417)安倍改造内閣新発足(下)3人の対中友好議員が要職につく

2007-08-28 02:42:33 安倍二次组阁 三名对华友好议员出任要

来源: 方网 网友评论 4  击查

8月27日、安倍首相と新内閣の閣僚達は、皇居で認証式を終えた後、(首相官邸で)記念写真を撮った。 安倍首相は27日、去年9月の発足後初めて改造を行い、与謝野馨氏、町村信孝氏、高村正彦氏を、それぞれ官房長官、外務大臣、防衛大臣に起用した。

東方ネット8月28日報道:アジア歴訪終えた安倍首相は、首相官邸にこもりきりになった。 一日中、彼はただ一つの問題を考えていた。 どう組閣するかだ?

与党自民党が7月末、参議院選挙で大敗した後、自民党総裁でもある安倍首相は、党内からの“辞任要求”といった“正面攻撃”を受ける一方、参院選挙で大勝した民主党からも“側面攻撃”を受け、まったく安穏としていられなかった。 辞任要求を抑え、内閣を改造し、民心を回復することが、目下、唯一残された道だった。 もしこの改造が功を奏さなかったら、彼の政治生命は、“政界のタコツボ”の中で終わることになる。 8月27日朝、安倍首相は早々に起床した。 この日、安倍首相にとっては一番苦しい日だったに違いない。 少なくとも500の耳が期待で待っていた――自民党と公明党議員のほとんどが携帯の音量を最高に設定し、安倍首相からの入閣電話を待っていたのだ。

新しい相棒はベテラン政治家

安倍首相は朝食を済ますと、まず最初に外務大臣の麻生太郎氏に電話した。 安倍首相はこの先輩に彼の片腕(右腕)――自民党第二のポスト:幹事長――になるよう頼んだ。 次いで二番目に自民党税制調査会長与謝野馨氏に電話し、彼にも片腕(左腕)――内閣の総括者:内閣官房長官――となるよう要請した。

麻生氏と与謝野氏は共に、自民党内で首相の器と見られている人物である。 麻生氏には、首相だった祖父の吉田茂と議員をしていた父、麻生太賀吉がおり、夫人は鈴木善幸元首相の娘である。 麻生家は裕福で、九州の富豪である。 彼は家業を継いで、麻生セメント株式会社の社長をしていた。 議員になった後、麻生氏は、総務大臣、経済財政政策担当大臣、外務大臣を歴任し、キャリアとしては安倍首相よりすごいものがある。

与謝野氏は若い頃、中曽根康弘元首相の秘書をしていた。 議員になってからは、文部科学大臣、内閣官房副長官、通産大臣(現経済産業大臣)、金融財政大臣(現財務大臣)と自民党政調会長を歴任している古参政治家である。

また“お友達内閣”を作ったら、即“政権よさらば”

安倍首相は、去年9月の第1回目の組閣の状況を忘れることができないはずだ。 当時彼は、仲良しの仲間達と彼を応援してくれた議員達で、

内閣を作れば思い通りにいくのではないかと考えていた。 しかしこの連中は一緒になると、閣議でも宴会騒ぎのようで、安倍首相に対しても礼儀をわきまえず、安倍首相が閣議に現れても挨拶する者がいなかった。

これに安倍首相がとうとう態度を一変し、内閣官房長官を通じて“功臣”達に警告を行った。“言うことを聞かないのであれば、出て行け” その後やっと“閣議”で礼をするようになった。 だから最初のこの内閣は“お友達内閣”というあだ名を付けられた。 この“お友達”は、政治資金スキャンダルや不謹慎発言を連発した。 しかし安倍首相は、彼等をいつもかばい続けたので、安倍首相を支持していた多くの国民をしらけさせた。 世論はこれら“問題議員”を一人一人引きずりおろした。 一年あまりの間に、なんと4人の大臣が辞任に追い込まれた。 その中の松岡利勝農林水産大臣は首吊り自殺した。 安倍内閣の支持率は、最高78%だったものが22%まで下落していった。

このことを思い起こすと安倍首相の心は乱れる。 もし今回の改造内閣後、また野党やメディアから閣僚のスキャンダルを追及されたら、支持率の高低の問題や安倍政権の退陣どころではなく、自民党が衆議院選挙で負け、50年あまり握ってきた組閣権を失くす大問題となる。 安倍首相としては、“自民党政権を終わらせた(安倍)”という悪名は残したくない。

だから今回アジア訪問前に、安倍首相は、自分の秘書官に“身体検査”――検査するのは秘書官の身体検査ではなく、安倍首相が起用しようとしている閣僚予定者30名と自民党の要職候補者の身辺に問題がないかどうか――を秘密裏に行わせた。 秘書官は首相名で、公安調査庁や警察庁の力を総動員して、この30人の個人の政治資金や今までの関係案件などを細かく調べ上げ、安倍首相が帰国した時、その調査報告を提出した。

国民は、冷ややかに“連合艦隊”を見る

候補者の“身体検査”が済んだので、安倍首相は自信を持った。 今回、彼が推す内閣の顔ぶれは、戦後最強の内閣に数えられるに違いないと考えていた:自民党三大派閥の領袖を外務大臣(町村信孝)、防衛大臣(高村正彦)、文部科学大臣(伊吹文明)に充てると共に、また12人の大臣経験者を要職に配した。

今回、安倍首相はサプライズ人事を二つ行った。 一つは“招安”(帰順させる)人事。 党内で安倍批判を一番大声で話していた知名度抜群の舛添要一参議院議員を厚生労働大臣に抜擢し、安倍内閣で一番頭の痛い年金問題を担当させたこと。 これは安倍首相の宰相としての度量を示したことになると共に、党内反対派の領袖を減らすことになった。 二つ目は、岩手県知事を12年間務めた増田寛也氏を総務大臣にしたことだ。 中央と地方の関係調整を推進することになる。 もしこの二人が、年金問題と地方経済振興で手腕を発揮したら、安倍内閣は救われるかもしれない。 

安倍首相はまた、党内の有力政治家を新内閣に取り込んだ。 これは参議院を握っている民主党と決戦するためだ。 この新鮮デビュー内閣を、メディアは“連合艦隊”と名付けた。 27日午前の民間調査では、56%の人が、安倍改造内閣に興味を示さず、安倍内閣に失望している。

国民は安倍という“美女”に興味を失くし、化粧し直しても無駄だったかもしれない。 新内閣成立後の記者会見で、安倍首相は何度も“美しい国づくり”を力説した。 しかしメディアの論調は厳しいものだった。

その夜の各テレビ局のニュースは一致して、“新内閣は国民の最も関心のある地方経済の発展、貧富の格差解消問題に精力を投入することはひとまず措き、まずは切迫しているアメリカとの問題だ。 野党との対決だ――自衛隊がペルシャ湾で米軍に給油する「テロ対策特別措置法」の期限を延長できるかどうか”だと解説していた。

野党は、同法案に反対することを一致して表明している。 しかし、もし期限までに――11月前に延長できなかったら、安倍首相はアメリカのブッシュ大統領に、どう説明するのだろう?

日中関係については、世間が心配するほどのことはない。 というのは、自民党内の親中派の代表的人物、二階俊博氏が今回、自民党総務会長になったし、日中友好議員連盟副会長の町村信孝氏が外務大臣だし、同連盟の会長高村正彦氏が防衛大臣を務めるからだ。

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