« 695中国は見る(399)新潟県中越沖地震 | Main | 697中国は見る(400)アメリカの映画「南京」と「慰安婦決議案」は 一体「日中」どちらのために行ったものか? »

696中国の三面記事を読む(185)「ダンボール肉まん」はやらせ 北京テレビ局謝罪

2007-07-19 08:06:02 纸馅包子属炮制 北京电视台道歉

来源: (北京) 网友评论 17 论坛

京華時報7月19日報道:10日前、このニュースは北京テレビ(BTV-7)の生活情報チャンネル番組「透明度」で最初に報じられ、その後、各メディア、ネットで取り上げられて、社会の関心の的になった。

Photo_1692 しかし昨日、北京テレビは“北京ニュース”の番組の中で、“この報道が「虚偽報道」であったことが判明、社会に深くお詫び申し上げます”

と謝罪した。

記者が、早速事実を確かめたところ、同報道を制作したのは「透明度」の番組の臨時職員で、現在すでに警察に勾留されている。

報道が事実でなかったと 過ちを認める

昨日の“北京ニュース”の中で、アナウンサーは、“「ダンボール肉まん」は、調べたところ「虚偽報道」であることがわかりました。 社会に対し深く謝罪いたします”というニュースを伝えた。

Photo_1694  7月8日、北京テレビ局の生活情報チャンネル番組「透明度」で、「ダンボール肉まん」が放映された。 同番組のスタッフが、ひそかに調べて、朝陽区東四環付近の朝の露店で、ダンボールとひき肉を混ぜて、餡にした肉まんを売っているのを発見したのだ。

この報道は、北京テレビ局の“特別関注”(重大関心事)、“直播北京”(北京生放送)などの番組でも放映され、各メディア、ネットでも取り上げられ、広く社会の関心を呼んだ。 昨日、記者が「百度」で「ダンボール肉まん」を検索したら、検索件数は15万4千件にも達していた。

「ダンボール肉まん」は、ここ2週間ほどホットな話題となっていた。

Photo_1698 北京工商食品安全部門は、同放送を重要視し、迅速に捜査体制を立ち上げ、毎日、全市内の朝の食堂・露店を徹底捜索した。 しかし「ダンボール肉まん」は発見できなかった。 北京の警察も「特別捜査本部」を設け、捜査に乗り出した。

7月16日、事実の真相の概要が明らかとなった――同報道は「透明度」の制作担当者のでっち上げだった。 昨日の“北京ニュース”の中で、北京テレビは、生活番組の「ダンボール肉まん」報道について、“チェック体制が甘く、管理制度が行き届かなかった”ことを認め、この報道が社会に悪い影響を与えたとして、この悪辣な事件を教訓として真摯に受け止め、厳しく関係者の処分を行うと表明した。

昨日9時頃、記者が「新浪」を見たところ、「透明度」番組の映像番組の殆んどが削除されていた。

容疑者は 「指示されて、ニセモノを作りました」

北京の警察は、同報道番組の中に登場した4人の「ダンボール肉まん」

製造の容疑者をすでに捕まえている。 判明しているところでは、彼等は2組の夫婦で、共に陝西省の出身。 太陽宮一帯で朝の露店をやっていた。 彼等は警察に、普段は豆乳などを売っていて、“肉まん”などは作っていない。 「ダンボール肉まん」は、言われたとおり作ったのだと釈明しているという。

今年6月中旬、自称“胡月”という男が、2回ほど「朝陽区太陽宮郷十字口村13号院」に現れ、工事現場の民工のために朝食を買ってやるから、肉まんを作ってくれと頼んできた。 その後、肉まんの挽肉、小麦粉とダンボールは、“胡月”自身がPhoto_1695 市場から買ってきて、13号院へ持ち込んできた。 “胡月”に教えられて、4人はダンボールを、水が一杯になっている大きいバケツに浸け、その後、工業用の苛性ソーダを加え、更にこのやわらかくなっPhoto_1696 た紙を細かくした後、挽肉の中に入れ、その上に豚肉の香料を振りまいて、肉まんにしたのだという。 “胡月”は、自分が持参したDVビデオでその過程を撮影した。

手がかりをもとに、警察がすぐさま“偽名の胡月”である訾(ツー)を探し出した。 発表されたところによると訾(ツー)は、北京テレビ局生活番組「透明度」の臨時職員だった。 現在、訾(ツー)はすでに拘束されている。 「ダンボール肉まん」を作った4人の容疑者達は、工商部門に引き渡され、朝陽工商分局食品科と左家荘工商所で無許可営業容疑で調査中である。

事件を起こした制作スタッフは 番組の主力メンバーだった

記者が調べたところ、(ツー)は去年CCTVから「透明度」へ来た30歳過ぎたばかりの製作スタッフだった。 「透明度」へ来た後、訾(ツー)はしょっちゅう番組へ顔を出すことはなかったが、いつもテーマはすばらしく、以前、“町の屋台の豚肉の薄切りで作った偽マトンの串焼き”だとか“危ない元宵だんご”とか“ニセ酢”などの報道を行っていた。 これら報道の視聴率は高く、訾(ツー)は番組の主力メンバーとなっていた。

事情通は、「ダンボール肉まん」報道の前に、(ツー)が番組のテーマの打ち合わせで、ほかのメンバーにこのテーマの切口を紹介したことを話した。 その時、とっかかりは自分の実習生の経験からだと言っていた。 このテーマはすぐ番組の全員の興味を引いた。 番組統括者もすぐ訾(ツー)に、しっかり調査するよう命じた。 一週間後、訾(ツー)は月曜日の例会で、“肉まんの件は大丈夫です”と報告した。 間もなく、「透明度」で、この内容が放映された。 訾(ツー)は、今週月曜日の例会には出席しなかった。 訾(ツー)の今回の事件に、「透明度」のスタッフ達は、思いがけないこととあ然としている。  

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

先日のニュース報道:

新華ネット北京7月16日電:北京市政府食品安全事務局が、16日、発表したところによると、関係方面が先日、朝の露店に絞って検査し、抜き取り調査したサンプルの中には、今もって「ダンボール」などの違反成分は見当たらない。

北京テレビの報道:

Photo_1697 北京東四環付近のある露店で売りだされている、肉まんは“ちょっとほかのとは一味違っている”。 餡は、ダンボールと豚の挽肉を混ぜたものだ。 露店の主の製作現場は、太陽宮郷十字口村のある部屋で行われている。 主人は、ダンボールを水が一杯になった大きなバケツに浸け、それから苛性ソーダを入れる。 ダンボールは苛性ソーダによって、色が褪せやわらかくなる。 液体に浸かってやわらかくなった紙を細かくし、挽肉の中に入れ、更に豚のエキスをばらまく。 こうして“肉まん”が出来上がる。 肉まんは蒸せば“肉餡”の色と、見たところまったく変わらない。 ましてや肉とダンボールの区分けもつかない。 露店の主は、このダンボールと挽肉で出来た肉まんは、本物の肉まんよりコストが安く済んで、一日で千元(約1万5千円)近く儲かったという。

|

« 695中国は見る(399)新潟県中越沖地震 | Main | 697中国は見る(400)アメリカの映画「南京」と「慰安婦決議案」は 一体「日中」どちらのために行ったものか? »

中国関係」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 695中国は見る(399)新潟県中越沖地震 | Main | 697中国は見る(400)アメリカの映画「南京」と「慰安婦決議案」は 一体「日中」どちらのために行ったものか? »