701中国の三面記事を読む(186)中国食品の中身の「具」の国家基準を 年内に公表
2007-07-22 12:59:06 食品馅料国家标准年内将出台
法制晩報7月22日:国家標準委員会が中国商業連合会に《食品の具》についての国家基準作りの起草を委託したと報道した。
基準には、月餅、冷凍ダンゴなどの食品の中の「具」の品質について、明確な規定を設けることになる。 基準は年内にも公表されるという。
起草委員の一人である、中国商業連合会の業界発展標準規範所の曹徳勝所長に取材し、内容について伺った。
曹徳勝所長は、《食品の具》の基準は、現在出回っているすべての「具入り食品」に関係する。 月餅などの焼き菓子食品:ダンゴ(湯圓、元宵)などの冷凍食品と餡の入ったアイスクリーム、アイスキャンデーなどの冷凍氷菓子だ。
ただ一つ注意しなくてはいけないのは、冷凍餃子の中身の種類は複雑な上、その多くは各企業が自分で生産しているので、当面、基本的には、この基準には含まれません。
特別注意するところ:
☆ ブドウ球菌の徹底撲滅
☆ 「具入り食品」は、「見た目の感覚」「科学検査」「衛生」の三大指標に照準をあて規定を作成します。
注意すべき点は、「科学的指標」の中には、「糖分、脂肪の含有量、酸味、過酸化値、ヒ素、鉛、銅」などが含まれていることです。
たとえば、ヒ素の含有量の限度を:千グラムごと0.5ミリグラムを超えてはいけないとか:アスペルギルス・フラーブスは1キログラムごと5pppbを超してはいけないとなっています。
また、「衛生」指標の中には、主に、菌の総数、大腸菌群、カビの数及び病原菌などの限度数値が決められている。
たとえば、冷凍食品の中身の規定では、菌の総数は1グラムごとに10000個以上の細菌があってはならない。 大腸菌群も100グラムごと230以上の細菌があってはいけない。 カビは1グラムごと50以上の細菌があってはいけないとされている。
病原菌(サルモネラ菌、志賀氏菌、ブドウ球菌などを含む)については、すべての食品の中の具から検出されてはならない。
参考:
具の中身は原料によって三種類に分類される。
1. 蓉沙類(豆で作ったこしあん。 蓮蓉、栗蓉など)
2. 果仁類(クルミの実、アンズ、落花生、瓜子「ウリ類の種:スイカ、カボチャの種など」、ゴマなど)
3. 果実類、鳥肉加工品類、水産加工品類など。
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