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666中国は見る(374)馬立誠:歴史問題を中日関係の中心問題とすべきでない(7)【完】

马立诚:历史问题不应成为中日关系的核心问题http://bbspage.bokee.com/gdft/mlc2007/01.htm
访谈时间2007525日 访谈地点:北京人民日

鄧小平は、1978年日本を訪れた時、昭和天皇に対し“過去のことは過去のことです。 これからは未来を見ていきましょう”と述べた。 鄧小平が言った過去というのは何を指しているのか? 戦争です。 鄧小平が過去のことは、もう済んだことと言ったのに、どうして30年後の今日、まだ解決できないのか? 戦争は、遠い昔のことなのに、なぜ乗り越えられないのか? 道理的に言えば、戦争は遠い昔のことだから、憎しみも薄れるはずだ。 

たとえば中国の元朝時代、日本を2度侵略したことがあった。 現在の人はとっくに忘れてしまっている。 鄧小平は、抗日戦争の指導者であった。 あのように中日両国の問題を処理したのは、抗日戦争を体験したことのない人に対する教育の意味があったのではないだろうか? 

胡耀邦も中日両国が“協力すれば両国に利益をもたらす。 仲たがいすれば共に傷つく”(两利、斗)という言葉を残した。 この言葉に含まれている意味は深く、味わいに富むもので、私達が心して考えるべきものである。

現在、国民のレベルは次第に向上しているが、何が大局で、何が中国の核心部分か? 世界の戦略構造は一体どうなっているか? 中国はどのような環境を求めているか?―――こうした問題を、まだはっきりわかっていない人達も少なくない。

ブログ中国:最近、我国のコラムニストが、中国の環境悪化問題を取り上げ、まったく心が痛むと言っていた。 日本には、この方面で中国の参考となるべきノーハウがありますか?

馬立誠:日本の人口密度は中国より多く、大規模生産、大量消費で、大量の廃棄物を出している国です。 でも、日本はなんであんなにきれいなのか? 中国が“文化大革命”を始めた翌年、日本は、“公害対策基本法”(1967年)を公布・施行しました。 続けて一連の関連法規を整備し、厳しく実施しました。 

たとえば、家庭ごみの分類を厳しく実施しています。 東京の秋葉原の電気街は、にぎやかな所です。 そこに川が流れています。 川には魚がいっぱい泳いでいます。 中には1メートル近い魚もいますが、誰も釣る人はいません。 生態環境は大事に守られています。 このほか、日本人は地下鉄に乗る際、携帯を掛けたり、受けたりすることはほとんどしません。 車内の人の迷惑にならないようにしているのです。

香港の環境は、日本よりちょっと劣っていますが、香港の環境もまずまずです。 香港の法規では、海にゴミを棄てると投獄される。 ビルの上の階から物を棄てるとやはり刑務所入りです。 タバコを捨てると罰金1500元です。 香港の今年の規定では、公共の場所でのタバコの喫煙は禁止になりました。 

我が大陸は、この方面の認識は不足しており、その差は大きく開いています。 学ばねばいけません。 “南方周末”は、先日、第一面に“日本に学んで再出発しよう”という記事を載せていました。 いい記事です。

ブログ中国:日本に学ぶべきリストを作るとしたら、どう書きますか?

馬立誠:三つあります。“教育重視”“科学技術振興”“仕事熱心”

日本は、20世紀初頭、学校制度を基本的に普及させました。 中国の目標は2010年頃、高中(高校)入学率80%実現を目指しています。 中国の高校普及程度は日本よりだいぶ後れています。 教育の後れは、科学技術の開発能力の後れに繋がり、憤青を沢山作り出すことになります。

国際エコノミスト情報センターが、世界で新しいものを開発する能力のある国を選出したところ、英米仏独を追い越し、日本が第1位にランクされました。 中国は、54位だった。 日本人は、仕事を真面目にすることで有名である。

ブログ中国:中国の発展のネックを解決するには、激しい嵐のような解決方式がいいと思いますか? それとも穏やかな改良方式がいいと思われますか?

馬立誠:私は改良がいいと思います。 つまり改革ですね。 中国は、昔、武力や革命が多かったです。 項羽は陽に入り、火をつけて阿房宮を3日3晩燃やしました。 李自成は洛陽に入り、福王を殺しても足りず、やはり福王宮を燃やしました。 中国の歴史上、王朝交代はいずれも武力で実現しています。 武力の破壊性は大変大きいものでした。 曹雪芹(紅楼夢作者)は、“見渡す限り真っ白、広い土地には何も残っていなかった”と言っている。―――大規模な武力事件では、いつも社会的に利用できる財産が失われ、また新たに最初からやり直すことになりました。 ですからもうそんなことはしてはいけない。 中国の問題は、改革によって解決すべきで、武力・暴力の衝突による解決はしてはいけません。 一歩一歩改善に改善を重ねていきます。 小さな進歩の積み上げが大きな進歩に変わります。 問題を解決する一番いい方式は、ゆっくり改良していくことです。

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