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656中国の三面記事を読む(177)違法測量で日本人また逮捕される

1.江西で違法測量の日本人二人 処罰される

2.日本人が新疆で違法測量

1.江西处罚两名来华进行非法测绘的日本人

2007-05-26 13:19:58 来源: 江南都市 网友评论 517 论坛

2.日本人在新疆非法测绘调查:有中国学者陪同前往

2007-04-30 14:36:00 来源: 中国新(北京) 网友评论 53 论坛《参考》①283中国の三面記事を読む(36)日本の情報スパイ捕まる06-06-03【上】②284中国の三面記事を読む(37)日本の情報スパイ捕まる【下】06-06-04

1.江西で違法測量の二人の日本人処罰される

江南都市報5月26日報道:二人の日本人が考古学という名目で、江西省の一部地域で無断で測量を行った。 先日、江西省測量局は、この二人に対し違法測量を行ったことで法により、違法測量の停止命令を出すと共に、測量の成果と機具を没収、罰金処分を下した。 これは江西省測量部門が外国人の違法測量に対する行政処分を行った初めての案件である。

3月23日―27日、日本人の佐藤、水上の両人は、GPS受信機、25万分の1、50万分の1の英語版縮尺地形図のディスク、ノートパソコンなどを持ち込み、考古学研究という名目で、江西省の南豊、鷹潭、上饒、鉛山などで、国務院測量行政主管部門や軍の測量主管部門の許可を得ないまま、勝手に測量活動を行い、“中華人民共和国測量法”、“外国の組織、個人による中国での測量管理暫定施行法”などの規定に違反した。

省測量局の鐘永輝副局長は、事件が起こった時、関係者を連れ直ちに現場に赴き調査し、行政処分等の一連の措置を取った。 事件の審理の中で、担当官は関係する法規に基づき、日本人の佐藤、水上が、許可も得ずに違法行為を行ったことについて厳しく戒めた。  佐藤、水上は、違法行為の事実について全面的に自供し、中国側の行政処分に従うことを表明した。 また二人は、それぞれ違法行為を行ったことについて反省と謝罪をすると共に、今後、中国で二度と中華人民共和国の法律、法規に違反する行為をしないという誓約書を提出した。

江西省測量局測量管理センターによると、測量結果の中には、多くの国家機密が含まれていたという。 現在、二人の行為が、中国の国家機密略取にあたるかどうか、関係部門が認定中である。

2.日本人が新疆で違法測量

去年4月、2人の日本人が新疆ホータン(和田)で違法測量の処分を受けたが、一年後、また日本人が機具を持って新疆にやってきた。

4月24日、新疆測量局は日本人相馬など4人に対し、新疆アイディン(艾丁)湖で違法測量を行ったとして、法により行政処分を下した。 これは中国が3月1日に正式に実施したばかりの“外国の組織、個人による中国での測量管理暫定施行法”の、外国人に対する新疆での初の処罰適用事例となった。

4月27日、国家測量局李維森副局長・報道官が記者会見で明らかにしたところによると、“測量したことは、国家の安全に関わるものであり、大量の測量データは機密に触れており、この方面の監視を強めなければいけないし、ゆるがせに出来ない”

25ヶ所から座標点を回収

国家測量局の担当者が事件の具体的内容を語ってくれたところによると、3月5日、4人の日本人が中国側主管部門の許可を受けずにエピノール(艾比湖)地域で、無断で測量活動を作った。 報告を受け、新疆測量局が直ちに2名の行政執行官をアラシャンコウ(阿拉山口)まで急行させ、現場の状況を調べた。 調査した結果、4人の日本人は、奈良女子大学の自然地理学のS教授、日本大学文理学部のE教授、M助教授、総合地球環境学研究所K助教授であることがわかった。

四人は、日本の総合地球環境学研究所の委託を受け、中国で生態環境の変化の研究にやってきた。 中国に来る前、中国科学院新疆分院の生物・地理研究所穆研究員と連絡を取り、穆研究員も同行し、同地で研究活動を行っていた。

今回の調査に当たった新疆測量局の担当者が語ったところによると、規定では、GPSの精度が100m以下だと測量用機材と認定される。 S教授とM助教授の二人が所持していたGPS受信機は精度が50m位のもので、25ヶ所の座標点から収集していた。 その内、6ヶ所の地点はK助教授が携帯していた10万分の1のロシア語版中国地形図に入力されていた。

更に重要なことは、今回の行為は事前に中国側の主管部門に申請することなく、無断で行われたことである。 中国科学院新疆分院生物・地理研究所劉文江事務局長が語るところでは、日本側のE教授とは学術関係で、長年緊密な付き合いがあったが、“今回は、当方と彼等の間には、なんら具体的協力の話はなかった”と述べた。

日本人の新疆での違法測量は今回が初めてではない

一年前、新疆測量局はホータン(和田)で、二人の日本人を違法測量で摘発している。  当時、(株)国土情報研究所のO氏とA氏が旅行者として入国し、その後ツアーを離れ、ホータンで違法測量を行い、罰金8万元(約120万円)と測量機材、測量の資料が没収されるという行政処分を受けた。 没収したコンピューターには、ほかの省で測量したデータも入っていた。(《参考》①283中国の三面記事を読む(36)日本の情報スパイ捕まる06-06-03【上】②284中国の三面記事を読む(37)日本の情報スパイ捕まる【下】06-06-04)

前回と比べて、今回の件は比較的軽微であって、純粋の測量活動ではなく、科学的研究の単純な測量と言える。 コンピュータにも、ほかの関連データもなかった。 しかしいかに軽微であろうと、他国の領土で非合法測量を行ったことに間違いはなく、“中華人民共和国測量法”、“外国の組織、個人による中国での測量管理暫定施行法”により、新疆測量局は、4人に対し、測量の停止と、測量機材と測量資料の没収処分を行った。 また日本人が所持していた地図には、機密に触れる内容があったため、測量局は新疆安全部門に引渡し審査の上、法により没収されることになった。

測量のデータは 国家の安全に関わる

新疆測量局によると、一緒にいた中国科学院新疆分院生物・地理研究所穆研究員は、E教授と科学研究をしたことがあり、親しい仲だった。 今回、二人は研究テーマを探すためには“測量がそのワンステップ”と位置づけた。 穆研究員は、調査の話を受けた時、去年ホータンで起こった違法測量事件のことを承知していたが、“アラシャンコウ(阿拉山口)”は開放された港だから、何も問題ないと思ったという。

国家測量局政策法規部・馬贇副部長は、“高精度の地図のデータが、もし誘導ミサイルシステム、たとえば巡航ミサイルなどに使われたら、長距離から重要目標を攻撃することが出来、国家の安全にとって脅威となる。 重要施設の座標、地形、地質、海洋などの地理情報データは、国家機密であり、どの国も厳重に管理している筈です。 

国家測量局が発表した数字を見ると、去年同局が摘発した件数は1709件。 その内違法測量は、759件だという。  摘発件数の2件に1件が違法測量で、そのうち外国の組織と個人が中国で行った違法測量は、しばしば起こっている。 外国人の新疆への旅行と科学協力は歓迎するが、法律を犯すようなことはやめてほしい。

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