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667中国は見る(375)葛紅兵:中国は反日教育をやめるべきだ(上)

2007-06-19 10:35:14 学者葛兵:中国停止宣仇式反日宣

来源: 新民网 网友评论 1561 论坛

Photo_1582 葛紅兵:1968年生まれ。 中国の代表的新世代の学者・作家である。

1998年、文学博士。 2001年、上海大学教授。 1999年、上海大学の修士指導教官。 2003年、上海大学の博士指導教官。

シンガポール南洋理工大学研究員。 英国ケンブリッジ大学訪問教授。 貴州師範大学客員教授。 中国当代文学研究会理事。 中国文芸理論研究会理事。 

最近、著名な学者・葛紅兵が、ブログに文章を発表した。 その中に、“中国は反日教育はやめるべきだ”と記されていた。 彼は、中国各地の第二次大戦の記念館は、みな“かっての戦争の復讐心をかきたてる”ことを基本的目的としている。  このような“復讐心をあおる記念館”教育は、参観者の心に、ただ憎悪を生みつけるだけだ。

葛紅兵は、日本人も第二次大戦の犠牲者だ。 しかし、我々の第二次大戦の恨みの歴史を伝えるという教育方法は、直接的な反日教育であり、復讐教育となっている。

葛紅兵の観点に対して、ネットの友はこう言っている。“中国の抗日記念館の基本的論調は、この戦争は日本の少数(きわめて少数)の軍国主義分子が引き起こしたものであり、日本軍国主義の産物である。 多くの日本人民は被害者であり、日本軍国主義により、天皇に忠誠を誓わされ、だまされたもの”と。 ネットの友は言う。“これが客観的で、公正でないと言うのか? 復讐教育だと言うのか?”

18日午前、新民ネットは、葛紅兵に連絡を取った。 葛紅兵は、新民ネットに対し真っ先に、“宣仇”(戦争の復讐心をかきたてる)と言う言葉の意味を説明した。 “いわゆる「宣仇」とは、簡単に言うと、中国人に対して、日本人への復讐と日本民族の消滅を指導するものです。 もし、一民族が永遠に復讐心を抱き続けるとしたら、それはとても恐ろしいことです。 全世界から嫌われます”

この後、葛紅兵は、また新民ネットに自分の見方を語った。 彼は、中国各地にある第二次大戦の記念館は、反日目的のものです。 即刻、この教育はやめるべきです。 各地にある記念館に展示されている大量の血なまぐさい写真は、ちゃんとした人間観と戦争観を確立すべき多くの小中学生にとって、彼等の心を深く傷つけるものです。 ですから各地ににある戦争記念館に展示している写真は展示をやめるべきで、学者、専門家だけの研究資料にすればいいのです。

最近、日本で超党派議員連盟が、“中国各地にある「抗日戦争記念館」の反日写真撤去を求める”(注:6月13日発足、自民、国民新党と無所属の国会議員計42人が所属、 会長には平沼赳夫元経済産業相が就任)ということについて、葛紅兵は、“私は、彼等の行動を理解します。 中日両国の将来に対する友好から出たものと理解します”

この後、葛紅兵は更に彼の見解を詳しく語った。 彼は、“中国は第二次大戦を記念するに際し、自らも反省すべきだった。 第二次大戦中、日本人が起こした悲惨な結果については、日本側だけに一方的責任があったわけでなく、中国にも責任がありました”

最後に葛紅兵は、第二次大戦の記念は「平和と愛」を広めることを目標とすべきだ。 第二次大戦を記念するに当たっては、「戦争反対、人類から戦争被害の悲しみをなくす」ことを目標とすべきだと語った。

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葛紅兵:中国は反日教育をやめるべきだ 

(作者ブログから転載)

“人格”教育によくない。 特に、ちゃんとした人間観、戦争観を持たなければならない多くの小中学生にとってよくない。 彼等に、じかにあの血なまぐさい写真を見せることは、彼等の心や精神を傷つけるものだ。 私は、全世界で多くの国の第二次大戦記念館を見てきた。 いずれの国も第二次大戦の傷を深く受けていた。 彼等が受けた傷跡は、我国と比べても軽いものではない。 しかし、彼等の記念館には、血なまぐさい写真などは、あまり置いてなかった。 子供はまだ小さい、第二次大戦の記念館の中では、“人間は最終的には善である。 人間はすばらしい。 明日は平和だ。 我々は、平和を大事にし、守らねばならない”とわからせねばいけない。 私は、“英国人は第二次大戦をどう思っているか?”という文章を書いたことがある。 私達はイギリスに学ばねばならない。

第二次大戦からもう60年経ってしまった。 私達は、東南アジア各国、シンガポール、タイなどの国の第二次大戦の記念の仕方を学ぶべきだ。

彼等の国には、反日の気持ちなどまったくない。 逆に、日本と仲良く付き合っている。 私達はフランスやイギリスのやり方も参考にすべきだ。 彼等にもドイツに対する復讐(反独)の気持ちはない。 両国ともドイツと仲良くやっている。 60年経ったのだ。“我々の後れは、日本が侵略したからだ。 今なお、傷跡が回復していない”などと、毎日言うのはよそう。

恨み言は毒薬 人の心をむしばむ毒薬であり、国の心をむしばむ毒薬である

第一次世界大戦で負けたドイツは、正に復讐にむしばまれた。 そこで第二次世界大戦を起こしてしまった。 この教訓から、“戦争を起こした国の懲罰と蔑視、非難には限度がある”ということを知るべきである。

限度を越すと、その結果は逆効果となる。 犯罪者に対するような接し方や、繰り返し謝罪を求めたり、また辱めるようなやり方で教育するようなことは、いずれも正しくない。 どうしてわからないのか。 この中のように、我々は罪人と同じ過ちを犯しているのだ。

寛容こそ人間性と心の傷を治す良薬である。 国家であろうと個人であろうと関係ない

中国は復讐みたいな反日教育はやめるべきだ。 復讐を目標とするのではなく、「第二次大戦の記念は戦争反対、人類から戦争被害の悲しみをなくす」ことを目標とすべきだ。 また、一国家の角度から、他国への遺恨を煽り、敵対意識を育てるようなことはしてはならない。

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