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668中国は見る(376)葛紅兵:中国は反日教育をやめるべきだ(中)

葛紅兵のブログ騒動の波紋(その1)

2007-06-19 15:08:24 兵博文

本文网址:http://bbs6.news.163.com/zhongri/1233295,5.html

葛紅兵の文章の原文は下記を参照して下さい。http://blog.sina.com.cn/u/473d280c010007pm

1.   葛紅兵のブログに対する見方

Gehongbing  このブログの背景には、日本の超党派議員連盟が13日発足し、“中国各地の抗日記念館に展示されている反日写真を撤去するよう”求めたことがある。 このニュースに対し、ブログでは以下の見方を示している。

   もし日本の中国侵略の事実を隠そうとするなら、我々は当然反撃しなければならない。 しかし、中日両国の将来の友好のためということから出たのなら、彼等の説明に、必ずしも道理がないとは思わない。

  中国各地の第二次大戦記念館は、みな“かっての戦争に対する復讐心をかきたてる”ことを基本目的にしている。

  復讐式の第二次大戦記念館は、中国の第二次大戦観をまるっきりおかしくしてしまった。

  どのような第二次大戦記念館にしろ教育にしろ、「愛と平和」を目的とすべきだ

きわめて政治的色彩の強い話題となった。 その焦点となった問題はただ一つ:中国はいかに抗戦を記念すべきか? だが、この問題の影響するところは大きく、中日の歴史問題の認識の違いや、中日の現実の問題の矛盾にまで関連することになる。

著名な作家として、このような文章を書くことは、慎重でなければならないし、問題の全体の動きについて、深く認識し把握し、影響に注意を払うべきだ。 私は葛紅兵のブログについて、二つの観点に誤りがあると思う。

   中国各地の第二次大戦記念館は、みな“かっての戦争に対する復讐心をかきたてる”ことを基本目的にしている。

   復讐式の第二次大戦記念館は、中国の第二次大戦観をまるっきりおかしくしてしまった。

日本の政府高官が、続けて何度も靖国神社を参拝したり、ある日本の政治家は、積極的に台湾独立を支持したり、釣魚島(尖閣諸島)紛争、東海領海問題などに関係している。 私は、中国各地の第二次大戦の記念館は、復讐を基本目的としているとは思わない。 歴史的事実の保存を基本目的としていると考えている。 また日本の一部政治家の反中言論に対する抑制的措置でもある。 外国の第二次大戦記念館には、彼等の特徴があるとしても、中国の第二次大戦記念館がおかしなものとは思わない。 

歴史は人類の歴史であって、物質の歴史ではない。 史実の中にも、愛があり、遺恨がある。 絶対的客観性はない。 上述二点の観点から、葛紅兵の考え方は、やや一方的で絶対的思い込みが見られる。

だが同時に私は思う。 “葛紅兵は原則を正しく押さえていると思う。

それは、現在の中日関係は平和共存を全体の目標とすべきだということ。

日本軍国主義の台頭について、我々はもちろん警戒しなくてはいけない。 現実的に対立した場合、もちろん国家利益を守らねばならない。 平和友好については、少なくとも現在、我々が取るべき目標は、先頃、温家宝総理が訪日した時、期待した目標である

2.   葛紅兵は漢奸か?

葛紅兵のブログは大きな騒ぎを引き起こした。 ネット上で多くの人から漢奸と名指しされた。 “漢奸論”の観点は次の通り:

   日本の超党派議員連盟と海を越えて相呼応したのは、偶然の一致ではない

これは“でっち上げ”の罪名だ。 現在ニュースはすぐ伝わる。 葛紅兵が、すぐブログを書いたとしてもおかしいことではない。

   日本軍国主義者と売国奴のお先棒をかつぐ

肝心なことは、あなたがこの“お先棒をかつぐ”を、どう理解するかだ。 もし、日本の製品を買うのも売国、中日友好を言うのもスパイというだったら、葛紅兵は漢奸の呼び名に十分当てはまるだろう。

   言論の上では、祖国を裏切っている

葛紅兵の民族観念、政治観念は少し偏っているところがある。 しかし祖国を裏切るというところまでには至ってない。 盧溝橋の抗戦記念館を私が2001年参観した時、一人の日本の老人が来館し、謝罪しているのに出会った。 彼の行為は、日本を裏切ったものではない。 葛紅兵の文章は、中国を裏切るものではない。 我国の歴史上、多くの漢奸が現れた。 しかし、中には漢奸でないのに漢奸と非難された人も沢山いた。 葛紅兵は、後者に属するものだ。

3.   ネット族は葛紅兵の言論にどう対処すべきか?

葛紅兵のブログに対する、ネット上での反応は、基本的に四つある。 一つ目は“激しく非難する” 二つ目は“人身攻撃” 三つ目は“弁論による批判” 四つ目は“弁論による支持” この四種類のうち、比率的に大きいのは“激しく非難する”が大多数を占めていた。 また“人身攻撃”も相当部分を占めており、“弁論批判”と“弁論支持”者も相当部分いる。 葛紅兵のブログに対する態度は、基本的に中国人の日本に対する態度を反映したもので、中国人が日本の国に対する態度に関する調査をした結果と相通ずることが裏付けられた。

葛紅兵のブログ問題の対応は、その本質は日本をどう見るかの問題でもある

仇敵に対して取る態度は、人によって違うものだ。 “泣き寝入りする人(強者を黙認する)”がいれば、“目には目を”という人もいる。 “10年かかっても目的(仇討ち)を果たそう”という人もいれば、“寛容の精神”“自分をひたすら向上させるだけ”でよいという人もいる。 また“ただ警戒”するだけといろいろある。 現実生活の中にいる大多数の人達は、憎しみに対して、上に述べたようなやり方で、二つ以上合わせたものとなるだろう。 この矛盾した気持ちは、人間関係の中で一番処理しにくいものだ。 しかし、どうであれ人はある選択をしなければならない。 その選択は、その人の社会的役割と個人目標によって決められる。

同様に、国際政治構造の中では、国家間のこのような矛盾した感情は、

双方の国家に選択を迫ることになる。 中国が宿敵日本にどう対応すべきかは、中国の国際社会での役割と国家発展目標によって決められる。中国は、潜在力のない小国ではなく、国際影響力のある大国である。 大国が宿敵に対するには、まず相手を超えなくてはならない。 相手を超えてこそ、言うべきことが言えるのだ。

歴史の教訓を忘れず、未来の目標を心に刻み、現実の立場をわきまえれば、どのように日本に対するのが現実的選択なのか、はっきり見えてくる。 それは:警戒心を忘れず、双方が利益を得るよう努力し、自国を向上させて、相手を超えることだ。

相手を超えるには、問題を正しく処理し、浮ついた心を克服し、内部の団結を維持し、積極的に相手のことも学習することが必要となる。 気のゆるんだ平和主義者は、屈辱の歴史を忘れてしまう。 また一方、先鋭的民族主義者は、現実を容認できない。 この二つの傾向は、いずれも国家と人民の根本的利益に逆行するもので、主流の役には立てないものだ。

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