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597中国は見る(330)テレビ報道番組「日本見聞記」(13)――大相撲(中)

《岩松 日本を見る》:大相撲探訪Photo_1156

20070319 23:01 [岩松看日本] 探访大相扑

www.cctv.com   来源:CCTV.com

相撲のランクは、低いのから高いところまで全部で十ランクある。 

《横綱―大関―関脇―小結―前頭―十両―幕下―三段―序二段―序の口》 序の口、序二段の力士は、打ち水、掃除、先輩力士の世話といった生活で、三段に進んだら、師匠から初めて技の指導が受けられる。 十両になって、やっと関取としてプロの力士となる。 給料もたっぷり貰えるようになり、いろいろな相撲競技に参加し、賞金も貰える。 関脇と大関になる人は、いくらもおらず地位は高い。 力士として最高の位・横綱になると相撲の聖域に入ったようなものだ。 終身の栄誉を受けることになる。

Photo_1157 白岩松:普通、それなりの力士となるには、この厳しい稽古を何年くらいやらなくてはなりませんか?

三浦克昭氏:人によって違いますが、平均で言うと、大体早くて一年、三年かかる人もいます。

解説:聞くところによれば、相撲は2000年前に遡ることが出来るそうだ。 歴史学者の考証では、もともとは中国の先秦時代が源で、日本では早い時期には、神を敬う儀式だったが、後、宮廷から民間の行事となり、18世紀中頃には、現在のようなスポーツ競技となった。 どんな人であろうと相撲界に入ったら、最低のランクからスタートし、一番一番の取組みで、自分のランクを上げていかなければいけない。 この過程は、ピラミッドに登るようなもので、上に上がれなければ下に落ちたPhoto_1158 り、ランクを維持するのも進級も相当難しい。 現在、日本の693名のプロの力士の中で、ピラミッドの上にいる力士は極めてわずかな人数だ。 相撲の歴史上、横綱になったのは68人しかいない。 現在、土俵の頂点にいる横綱Photo_1159 は、モンゴル出身の朝青龍で、これには日本人の多くが残念な思いでいる。

白岩松:現在、多くの日本人にとって、横綱という地位を朝青龍など、日本以外の力士が占めることについて、相撲関係者は面白くないでしょう。 なんとか早く日本の横綱が出ないかと思ってるんじゃないですか?

三浦克昭氏:日本人としては、確かにこの点(横綱に日本人がいない)については、寂しさを感じます。 でも、私から見ると外国の力士は、日本の力士に比べて、心の目標がはっきりしています。 これが日本の力士には欠けています。

Photo_1160 解説:佐渡ヶ嶽部屋には、高い鼻で青い目をした力士が注目されている。 彼は、ブルガリアからきた琴欧州で、日本の伝統文化の印象が強い相撲の中にあって、西洋人の出現は私達に意外な感じがした。 日本相撲協会から貰ったデータによると、現在、日本の693名のプロ力士のうち、外国籍の力士は61人いるという。 その中には、数名の中国籍力士も含まれている。

Photo_1161 午前の稽古が間もなく終わろうとする頃、私達は窓の外から稽古を覗いている人達に気がついた。 ちょっとビックリしたのは、この見物人の中に沢山子供達がいたことだ。

記者:こんな小さな子供達、相撲のこと知ってますか? 先生は、子供達に日本のこの伝統をどう説明されてますか?

女性教師:子供達は、テレビで相撲をよく見ています。 ですから、子供たちの方から、相撲について質問されます。

女性記者:じゃあ、子供達が好きな力士は誰ですか?

子供達:琴光です。

解説:この小さな子供達が相撲についてどれくらい理解しているかわからないけれど、みんなの興奮した笑顔を見ていれば、相撲文化が日本に相当普及していることがよくわかる。

実際、

1941年から日本では、相撲が学校の体育の正式科目に取り入れられており、多くの人から相撲は日本民族の精神を表すものであり、日本の伝統文化を受け継ぐものだと見られている。 この点については、相撲の実際の現場から十分理解することが出来た。

力士はマゲを結う伝統が残っており、土俵入り前の髪結いには相当複雑な工程がある。 髪を梳かし、鬢付け油を塗り、髪を頭の頂に束ねて結うといった段取りで、これはランク別で髪の結い方に違いがある。 

本場所での土俵の取組みは、結構スピード感があるが、意外とあっけない。 反対に取組み前のいろんな儀式の方が長い。 一番面白かったのは、相撲について解説する「初切」(しょっきり)だ。 二人の力士が滑稽に演ずる余興は、見ているものがよく理解でき、本当の勝者は頭で勝つもので、バカ力だけではダメだと教えてくれる。 取組み前に、力士の土俵入りの儀式がある、 力士が土俵の上で片足を上げ地面を踏む所作は、邪悪な霊を追い払うことであり、両手を上げ、手の平を外に向けるのは、何も武器を持ったり隠してないとの表明である。 その後、水を含んで口を清め、続いて土俵に塩をまく。 これは神道の教義により、塩が悪魔を追い払うことからきている。 力士が塩をまく動作には、それぞれ力士の個性が現れており、相撲ファンにとっては見逃せない場面になっている。 統計によれば、毎日、土俵上に撒かれる塩は40キロになるという。

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このほか行司の服装、動作、土俵上の飾りつけなどに、日本の伝統文化の風格が見られる。 土俵上では現代的色彩の強いものもある。 上位力士の取り組みの際、会社などから懸賞の旗が出てくる。 この旗、一枚は6万円するという。 取組みが終わった後、勝者がこの祝儀を手に出来る。

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