« 610中国は見る(343)テレビ報道番組「日本見聞記」(21)――渡辺恒雄① | Main | 612中国は見る(345)テレビ報道番組「日本見聞記」(23)――渡辺恒雄③ »

611中国は見る(344)テレビ報道番組「日本見聞記」(22)――渡辺恒雄②

《岩松 日本を見る》:読売新聞会長渡辺恒雄 独占インタビュー

2007032019:37 岩松看日本:对话读卖闻总裁渡恒雄Photo_1252

http://www.sina.com.cn CCTV-岩松看日本

解説:2001年4月、小泉純一郎前首相は、渡辺恒雄氏と靖国神社参拝問題について極秘会談をした。

Photo_1253 白岩松:あなたは、小泉首相に靖国神社参拝をしないよう説得されたそうですね。 特に8月15日には参拝しないようにと。 でも小泉首相は毎年行きました。 小泉首相の靖国神社参拝は、中国、韓国など周辺国を怒らすという人がいました。 でも、あなたが同時に心配したのは、小泉首相が日本人に良くない影響を与えてしまうということではないですか?

Photo_1254 渡辺恒雄:小泉首相に対して、私は何度も靖国神社へは行くなと止めました。 しかし彼の参拝を止めることは出来ませんでした。 こういうことがありました。 山崎拓と加籐紘一の二人の親中派の政治家も、何度も小泉総理を説得しました。 でも聞き入れません。 あれは8月中旬でした。 8月15日の前です。 この二人の政治家が私に電話を掛けてきて、最後は渡辺さんにお願いするしかないといって、小泉首相のテーブルの直通電話番号を私に教えたのです。 そして小泉首相は、この電話に必ず出ます、というのです。 結局、私は小泉首相に電話しました。 私は、こうしても小泉さんの参拝を止めることは出来ないとわかっていました。 私が言ったのは、“どうしても行くんだったら、8月15日に行くことだけはやめてくれ。 8月15日は中国や韓国に対する挑戦となる。 それだけはするな。 どうしても行くんだったら、繰り上げて行くか、こっそり行け” その後どうなったかというと、彼のような強情っぱりが、私の話を聞いた後、3回ありがとうございますといい、最後にもう一回ありがとうと言いましたよ。 その日は8月12日でした。 翌日、私は二人の政治家に、“安心しなさい。 たぶん15日には行かないでしょう”と言いました。 間違いなくその日です。 13日、小泉さんが私に電話をくれました。 そして靖国へ行きました。 13日に行ったのです。 私が彼にお願いしていたことがほかにもありました。 もし行くんだったら、正装では行かないでくれ、平服で行ってくれ。 玉ぐし料くらいいいだろう。 結果は私の意見を聴いてくれたようです。 だから彼なりに努力してるんでしょう。 でも、小泉さんは靖国に行かないわけにはいかないんです。 というのは、小泉さんが首相に当選する時、票を集めるため、首相になったら靖国神社を参拝しますと約束したんです。 ですから、どうしても行くしかなかったのです。

解説:2001年、小泉前首相が靖国神社を参拝した後、渡辺恒雄は靖国神社の近くへ引越した。 日本一敏感な場所を観察するのによいからである。

Photo_1255 靖国神社は、第二次大戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が、1945年12月に、“神道指令”を発し、靖国神社と国の特殊な関係を断ち切った。 しかしその後、靖国神社はずっと右翼勢力の軍国主義を吹聴する大本営となった。 毎年“8・15”の日本の敗戦日になると、右翼勢力は参拝活動を通じて、侵略戦争を美化し、軍国主義を宣伝した。 

Photo_1256 白岩松:あなたは、A級戦犯を祀る靖国神社に首相が参拝するのに反対しているだけでなく、靖国神社本体にも問題があるとおっしゃっています。 なぜそう言われるのですか?

渡辺恒雄:靖国神社の中に遊就館というのがあります。

Photo_1257 解説:“遊就館”とは博物館で、館内には日本軍のいろいろな戦争の武器、装備が展示され、日本の侵略の歴史を美化し、南京大虐殺を粉飾している。 博物館には東条英機など14名のA級戦犯の写真も飾られている。

Photo_1259 渡辺恒雄:この遊就館の解説の文章の一部が、最近修正されたようです。 しかし、以前こう説明していました。 “戦争は我国の自存自衛のため避けえなかった戦いであり、しかも当時の米大統領のPhoto_1260 「陰謀」で起こされた” とも述べていました。 たかが神社の責任者(宮司)が、何で戦争犠牲者200-300万の霊の代表として、こんな発言ができるんです? 私は、これはとても恥ずかしいことだし、容認できないことだと思います。

白岩松:聞くところによりますと、お住まいは、靖国神社の近くだということですが、よく神社の周りを散歩されて、感じられることはどういうことですか?

渡辺恒雄:家は靖国神社の近くにあります。 ですから、よく病身の妻と飼っている犬と一緒に散歩します。 靖国神社の一部の場所は神域となっており、犬が入れないところがあります。 私にとって犬は大事です。 だから犬が入れないところには、私だって入りたくないし、入ろうとも思いません。 それから遊就館が外側から見ることができますが、見るだけで腹が立ちます。 だってこの中には、軍馬や軍犬なども飾られています。 またみんな英雄であるかのように飾って、戦争を正当化し、神聖化しています。 だから余計腹立たしくなります。 だからこんなところには行きたくありません。

解説:1975年から、日本の歴代首相は、この靖国神社に“私的参拝”していた。 1985年8月15日、中曽根康弘元首相をはじめとする内閣の閣僚の多くが、靖国神社を“公式参拝”した。 1996年7月29日、当時の橋本龍太郎元首相も“内閣総理大臣”の肩書きで靖国神社を参拝した。 そして小泉純一郎前首相が在任期間5年の間に、靖国神社を6回参拝し、日本のアジア外交を膠着状態に陥らせた。

2006年9月、安部晋三が新しい首相となり、小泉時代は終息した。 安部晋三は首相になる前、渡辺恒雄氏と密接な交流があった。 渡辺恒雄氏は以前、この未来の首相に対し、もし靖国神社参拝を止めなければ、自分の新聞は支持を取り消すと警告したそうだ。

|

« 610中国は見る(343)テレビ報道番組「日本見聞記」(21)――渡辺恒雄① | Main | 612中国は見る(345)テレビ報道番組「日本見聞記」(23)――渡辺恒雄③ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 610中国は見る(343)テレビ報道番組「日本見聞記」(21)――渡辺恒雄① | Main | 612中国は見る(345)テレビ報道番組「日本見聞記」(23)――渡辺恒雄③ »