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603中国は見る(336)テレビ報道番組「日本見聞記」(19)――中曽根康弘(下)

《岩松 日本を見る》:中曽根康弘 独占インタビューPhoto_1192

20070402 19:29  [岩松看日本]专访中曾根康弘

www.cctv.com  来源:CCTV.com

Photo_1193 白岩松:あなたはなぜ(靖国に)二度と行かなくなったのですか? 理由をお聞かせ下さい。

中曽根康弘:参拝した後、中国政府の見解が出ました。 私達は中国政府の考え方を理解しました。 私は中国政府の考えを尊重して止めました。

白岩松:その後、私は注意して見てたのですが、あなたと何代か後の元首相達は、現在の内閣総理大臣が靖国神社参拝することに反対の意見を発表されています。 今、あなたの心配は何でしょう?

Photo_1194 中曽根康弘:私のこれは、一つは自分への自戒を込めて、自分の心情を述べたものです。 もちろん、現在の総理大臣は自分の信念に基づいて行動すべきで、私達がああしろこうしろと申し上げることはありません。 しかし私は、総理大臣たるものは周辺各国の人々の気持を考えなくてはいけないと思います。

白岩松:靖国神社問題をどう解決するかについて、あなたには新しいお考えがおありと聞いておりますが、もしそうなら、日中韓などの国々との関係を前進させるものです。 あなたがお考えの、この問題を解決する方策とはどんなものでしょう?

中曽根康弘:このことについては、ほかの政治家も多分考えているでしょう。 でも目下のところ、国民全体に認知される情況にありません。 たとえば、ほかに記念碑を建てるというのも一つの案です。

Photo_1195 2004年、86歳の高齢の中曽根康弘氏は自伝を発表した。 自伝の題名は、“自省録:歴史法廷の被告として”である。 この本の中で、中国に関する内容がページ数の大半を占めている。 本の中で、1964年に東京オリンピックを開催したこと、1970年、大阪で万国博を行ったこと、また新幹線を建設し、経済の高度成長を促進させたことなどに触れ、現段階の中国の発展について、中国も正にこのような情況に進んでおり、中国の発展にとって極めて大事な時である。 だから中国が平和を望むことは当然の基本路線であると書いている。

白岩松:現在の日中関係は、20年前とは違う点があると思います。 中国の経済発展は目覚しく、日本も中国への投資が増えています。 双方の貿易額は2000億ドルを超えています。 また同時にほかの問題も出てきました。 例えば東シナ海ガス田等の問題。 現在の新しい情勢の下、中国と日本はどう対処すべきとお思いですか?

中曽根康弘:現在の中国と過去の中国は違います。 現在の中国は大国です。 世界の中でも大国となっています。 オリンピックを開催し、また万国博も開催されます。 つまり、もう押しも押されもせぬ強い国になったということです。 このような大国と付き合うには日本人はどうすべきかよく考える必要があると思います。

白岩松:日本でよく聞くのですが、例えば中国の軍事費が増えたとか、中国は脅威だとかいうことについて、そういう一部の人の中国脅威論を、あなたはどうお考えですか?

中曽根康弘:たぶん中国の指導者も、また一般の人達も、周辺国家や世界各国と平和共存を願っていると思います。 平和友好こそ中国にとって利益あるものです。 また世界にとってもいいことです。 また日本としても、中国と大いに協力関係を進め、中国の各分野での支援をすることができます。 例えば環境問題、エネルギー問題などです。 ですから日本と中国は互いに助け合い、応援すべきは応援し、協力すべきは協力し、共同していくことが重要です。

白岩松:あなたの長い政治生活の中で、いろいろ直面した問題があったと思います。 例えば国内問題とか日米問題など。 その多くの問題の中で、中国問題に対してはどんな気持で対処されたのでしょう? ご心中はどんなお考えだったのでしょうか?

中曽根康弘:日本と中国は長い交流の歴史があります。 日本の文化の多くは中国から伝わったものです。 近代になって、日本の先端技術が発達し、この方面で日本は中国に技術を教えるようになっています。 要するに私は、平和友好が一番重要だと思うのです。 私達は四原則を制定しました。 アジアの二大国として、二つの国が仲良く友好できれば、世界での発言権も増すことが出来ます。 これはとても重要なことだと思います。

Photo_1196 1918年生まれの中曽根康弘氏は、今年5月で満89歳を迎える。 しかし彼は、中国で誰もが驚く願望を実現しようと考えている。

白岩松:伺ったところによりますと、あなたは、二つのことPhoto_1197 を実現しようと考えておられるとのことですが。 一つは江西省の胡耀邦総書記の墓地に行かれること、そしてもう一つは青蔵鉄道に乗ってチベットに行かれるとのこと、本当ですか?

中曽根康弘:そうです、本当です。 去年は胡耀邦先生の生誕90周年でした。 ですから私は、先生の墓の周りに90本の桜を植えました。 あともう一つの願いは、自分の目でチベットを見てみたいことです。

白岩松:なんでこんな考えを持たれたのですか? チベットと関係あるんですか?

中曽根康弘:私が子供の頃、中学の頃です。 歴史の本の中にチベットのことが出てきました。 当時、私はとても興味を持ち、いつか、行ってみたいと思ったのです。 それに中国の中央の指導者の多くは、チベットで力を振るい、成果を挙げているんです。 この点にも私は興味が惹かれました。

白岩松:あなたは青蔵鉄道に乗ってみたいそうですね。 以前、あなたは中国の東北で、一般の人達と一緒に汽車に乗られました。 覚えていらっしゃいますか?

中曽根康弘:よく覚えています。

白岩松:どんな思い出がありますか?

中曽根康弘:当時はまだ硬座(スプリングのない普通席)でした。

白岩松:みんなと交流したのですか? 一般の人と話は?

中曽根康弘:みんな遠慮したのでしょう。 話は出来ませんでした。

白岩松:でもあなたはとても楽しかったそうですね。 汽車に乗るということは、あなたのお考えですか?

中曽根康弘:そうです。

白岩松:なぜ? なんで一般車両に乗るなんて、そんな考えを持たれたのですか?

中曽根康弘:当時、私は、中国の人達が汽車の中で、どんな表情をしているか、自分の目で確かめたかったんです。

白岩松:最後に、一つお約束できないないでしょうか? 来年8月初め、まずチベットへ行かれて、それから青蔵鉄道に乗り、8月8日、北京へ行きオリンピックをご覧になるということは、どうでしょう?

中曽根康弘:これはいい考えですね。

白岩松:では来年お会いしましょう。

中曽根康弘:ありがとう。

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