« 589中国は見る(324)イギリスの英会話女性講師、日本の色魔(変質者)に殺さる | Main | 591中国は見る(326)テレビ報道番組「日本見聞記」(10)----村上龍(上) »

590中国は見る(325)安倍晋三の“お詫び”と“謝罪せず”の意味するもの

2007-03-30 18:50:25 :安倍晋三的道歉明了什

本文网址:http://bbs6.news.163.com/zhongri/1136027,11.html

Photo_1126 最近起こった慰安婦問題騒動の中で、アメリカの週刊誌《タイム》に“最も危険な民族主義者”と名指しされた日本の総理大臣安倍晋三の演技は正にはまり役ともいえるものだった。 この騒動の中で、彼は頑として日本の侵略戦争の罪を否定しようとするその本性を余すところなく明らかにした。

安倍晋三は3月1日夜、首相官邸で記者団からの質問に答える中で、“旧日本軍がアジアの女性を強制的に慰安婦にしようとした証拠はなかった”と述べた。 5日には、また参議院予算委員会で日本は慰安婦問題で謝罪は行わないと表明した。

国内外からの一連の反対の声、特にアメリカの圧力により、安倍晋三は3月26日、参議院本会議で野党議員の質問に答える中で、“私はここでこの「慰安婦問題」について、首相としてお詫びする。 河野談話でこのことについてはすでに謝っている。 私が常々言っているように、私は苦難に遭われた方々に同情すると共に、この方達がそのような情況に置かれたことに申し訳なく思う”

だが注意しなければいけないことは、安倍首相はお詫びと言いながら、文字遊びをしていることだ。 彼は3月5日に、“日本は慰安婦問題で謝罪は行わない”と表明した。  しかし3月26日彼が言ったのは、“私は、首相としてお詫びする(道歉)”だった。 《現代漢語詞典》の解釈によれば、“道歉は“お詫びする”という意味である。 特に“過ちを認める”ことを指して言う言葉だ。 “謝罪:は人に対して誤りを認め許しを乞う”

ことだ。 中国の諺に“言為心声”(言葉は心の声を表す)という言葉がある。 安倍首相の用語の違いから、一つのメッセージが伝わってくる。 それは“私は過ちは認めるが、謝罪はしない”というものだ。

私達はみな知っているように、“お詫びする(道歉)”には二種類ある。 一つは受動的(受け身)お詫び、もう一つは主動的(自発的)お詫びである。 受け身のお詫びは、自分の方に誤りや罪の責任はないという前提に立ちながら、外部の世界の圧力や情勢から、自分の本意に背き、誤りや罪をやむなく認めてしまうことだ。 もう一つの自発的お詫びは、心の底から自分が犯した誤りや罪を認める行為のこと。 自発的お詫びの、もう一歩進んだものが謝罪である。 謝罪は、自発的お詫びが基本にあり、相手に許しを乞い、二度と誤りや罪を犯さないという保証の意味も含んでいる。 安倍首相のお詫びは、最初の方の受け身のお詫びだということは明白だ。 彼にどんな思惑があったにしろ、彼の“お詫びする”と“謝罪しない” という発言は、過去の侵略の歴史と切り離すことが出来ない日本というものを、世界にさらけ出したことは間違いない。

安倍は首相就任後、ずっと“常任理事国入り”を内閣の重要課題と位置づけている。 情報では、3月28日、安倍晋三はメディアとの会見で、温家宝総理の訪日に当たって次のように語ったという。 “首脳会談の中で、日本の国連常任理事国加入問題について、中国の支持を得られるよう努力したい”。 しかしながら安倍首相は、一つ基本的な常識を忘れている。 国連は日本を含むファシスト国家が起こした第二次世界大戦を徹底的に否定するということを基本に成り立っているのだ。 あの侵略戦争を起こし、罪の責任をちゃんと認識していない国が、国連の安全保障理事会の常任理事国になろうなんて、そんな簡単にいくものだろうか?

日本の経済の実力は世界第二位であり、アジアで一番の先進国である。 日本の軍事力は世界の先頭にある。 省エネや排ガスの減少、大気圏や地球の環境破壊などについて日本は大きく貢献をしている。 ODA援助や平和維持などで日本は国際社会で積極的に力を果たしている。 こういうことを前提として考えてみれば、日本は国際社会の交流では信義を守り、約束を守り、言行一致の行動をとること。 国際世論から“不良国家と名指しされたり”“エコノミック・アニマルの政治後進国”と非難されないこと。 日本の政界には後から後から、右翼政治家達が続々と現れ、先人達の侵略の歴史を覆そうとしている。 その悪行を止め、過去の歴史をドイツのように誠実に向き合うことが必要だ。 また日本には“下司根性心理”があって、いつもアメリカの力を借りて、自分のアジアでの影響力を高めようとしているからそれをやめること。 国際社会で強い者に従い、弱い者を見下す愚かな考えを捨て、ほかの国との付き合いは対等の心を持って対応すべきだ。 また貪欲に自然資源(日本は捕鯨世界第一を恥と思っていない)を強奪しないこと。 ほかの国と一緒になり、自然資源の保護に大国としてそれなりの貢献をすること。 また成金心理は捨てること。 なんでも金で解決する(金を使ってモンゴルから理事国入りの支持を取り付けた)ようなことはしない------そうなったら、日本が国連の安全保障理事会の常任理事国になることも不可能ではないだろう。

しかし仮定は仮定であって、すでに起こってしまったことは変えることは出来ない。 日本の侵略の歴史問題の対応の仕方を例にとっても事実は明白に語っている。 “数十年に亘り、世界の政治情勢が劇的変化が起こっているにも拘らず、日本の右翼勢力は侵略を否定し、彼等の先人が犯した罪を覆そうとする政治目標は一貫して変っていない” 

みんなも注目したと思うが、3月28日、安倍首相は首相として靖国神社を参拝するかどうかについての回答はしなかった。 ただ、“靖国神社参拝は外交問題となっている現実がある。 国のため戦って亡くなられた方々に対する尊崇の念は今後も持ち続けていきたい”と述べた。 だが靖国神社に祀られている12人のA級戦犯は、“国のため戦うとの名目の下に、重大な反人類的戦争の罪を犯した” だから安倍首相が日本民族の亡くなった先人を尊崇するという旗を振りかざすことは、A級戦犯をも敬うことになる。

でもこれは当然といえば当然のことだ。 安倍晋三首相本人は根っから、日本の侵略の歴史の見直しを主張する右翼勢力の中堅議員だった。 彼は以前こう言ってたことがある。 “小さい時見た祖父の姿が、私の政治家としての規範となった。――言うならば、私は父より祖父のDNAを多く受け継いでいると思う”

Photo_1127 ちょっと知識のある方ならお分かりの通り、安倍首相がここで言っている祖父とは――東条英機と一緒に絞首刑となるところだったA級戦犯容疑者・岸信介のことで、その政治的遺伝子を受け継いでいるということは、つまり軍国主義分子の政治的遺伝子ということだ。 だから反動的軍国主義分子を自分の政治の手本とする安倍晋三が、その先人が犯した罪を簡単に謝罪するなんて、虎に向かって皮を寄こせと頼むようなもので所詮ムリなことだ。

|

« 589中国は見る(324)イギリスの英会話女性講師、日本の色魔(変質者)に殺さる | Main | 591中国は見る(326)テレビ報道番組「日本見聞記」(10)----村上龍(上) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 589中国は見る(324)イギリスの英会話女性講師、日本の色魔(変質者)に殺さる | Main | 591中国は見る(326)テレビ報道番組「日本見聞記」(10)----村上龍(上) »