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490中国は見る(257)日中歴史共同研究会 「南京大虐殺」も討議(上)

中日共同历史研究会议将讨论南京大屠杀 2006-12-26 07:01:18

来源:东方网(上海) 网友评论29条进入论坛

_014_1 日中両国の有識者による「歴史共同研究会」が26日と27日、北京で初会合が開かれた。 今回の会議は共同の研究テーマの具体的問題について討議されることになる。 南京大虐殺の人数についても、双方が今後討論を展開する議題の一つになっている。 客観性を持たせるため、日本側は中国側に、欧米など第三国の専門家による一部討論への参加を提案するとのこと。 日本のメディアの報道によると、日本政府は本会議への直接的介入や言及はせず、「歴史共同研究会」については、静観の態度を取るようだ。

日中歴史問題の扉を開ける

_007_2 今回の会議の中国側座長、中国社会科学院近代史研究所の歩兵所長は、最近メディアの取材を受けた際、次のように述べた。 「日中の歴史問題は数十年に亘り存在し続けた。 だから一回の会議で解決できるものではない。 時間をかけて、根気よくやっていきたい。」 更に歩兵所長は、「今回、日中『歴史共同研究』のテーマに参加する中国側10名の専門家の中には、中国社会科学院近代史研究所の専門家や北京大学や社会科学院の他の研究の専門家にも加わってもらっている。 必ずしも日中の歴史を専門に研究しているわけではないが、いずれも関連領域の専門家である」 また歩兵所長は、今回の研究テーマは純粋に学術的角度から行うものであると指摘した上で、「我々は、日中共同の歴史問題に余計な感情を持ち込んではいけない。 良好な討論環境と条件を作り出す必要がある」

_009_5 日本側座長、東京大学法学部北岡伸一教授も次のように語った。 「今回(歴史共同研究)の会議は、日中の歴史問題の扉を開くものだ。 日中の歴史問題の距離の隔たりを小さくするための重要な第一歩です。 歴史問題を日中関係発展の障碍とすべきではありません。 それは日中双方にとって良いことではないことです。 中国が平和に向かって立ち上がるなら、日本も中国と経済的に密接な協力関係を築いていきたいと思っています」 わだかまりが大きい日中の歴史問題をどうやって具体的に解決していくかについて北岡教授は、「歴史という問題は、解決という言葉は不適切です。 ただ相互理解ができるというべきでしょう」

南京大虐殺の討論

_013_2 会議が取り上げる問題について北岡教授は、「南京大虐殺の死亡者数は双方が議論するテーマになると思います。 しかし、私達は中国に理解を求めたいことがあります。 日本にはこの歴史を認めようとしない一握りの人達がいるのは事実です。 でも全部ではありません」

聞くところでは、日本側は第二次大戦から1972年の日中国交回復までの歴史の過程を詳しく研究し、この歴史を復習した上で、将来に向けての日中関係構築の重要性を強調する意向のようだ。 また研究の客観性を守るため、日本側は中国に対し、欧米など第三国の専門家にも一部討議に参加してもらうよう提案するとのこと。

隔たりは大きい

専門家は次のように指摘する。 安倍首相に代わって対中政策に調整が行われ、日中指導者が直接対話し、両国関係の改善ができた。 上海師範大学歴史学部蘇智良主任は、「両国が歴史の共同研究を始めることは良いことです。 しかし現在の状況から見ると、日中双方は戦争の性質を巡って見解の相違が依然として大きい」 日中韓三国共同で出版した《東アジア歴史共同読本》の編著者の一人として蘇智良主任はこう指摘する。 「日中が膝を突き合わして歴史問題を共同で研究することは勿論歓迎します。 しかし研究の過程では、苦労が沢山待ち受けています。 ただ楽観視するわけにはいきません。 討論の過程では、沢山の異論が出ている歴史的事実ともぶつかる。 今回、共同研究に参加している中国側メンバーはいずれも豊富な歴史理論、研究の基礎をお持ちの方ばかりだ。 具体的問題の討論の中で、よしんば日本側メンバーの保守主義者と真っ向から対立した時も、中国側は恐れることなく、淡々と率直に歴史的事実を話すことだ」

情報によると、双方の学者は「日中友好条約」調印30周年の時、即ち2008年には共同歴史研究を終了し、歴史共同研究の成果報告を取りまとめようとするようだ。 このことについて蘇智良主任は、「二年といわず、二十年でも歴史問題は100%の共通認識なんてありえない。 だから終了時の報告書には大部分、双方の主張が併記されることになるでしょう。 しかし、それはそれとして喜ぶ価値はあります。 少なくとも両国人民は、この報告から事実の真相を見ることが出来るからです」 

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