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411 中国は見る(208)  安倍首相の訪中について 【1】

1.日本の首相 10月8日訪中を歓迎する

2.北京はなぜ安倍訪中を受け入れたのか?

1.日本の首相 10月8日訪中を歓迎する

2006-10-05 06:27:44 欢迎日本新首相108日访华

本文网址:http://bbs6.news.163.com/zhongri/845539,39.html

安倍首相は、穏健派の人物ではなく、いわばタカ派の代表的人物である。

日中間には沢山の未解決問題があるけれど、日中は交流しなければいけない。 安倍首相が就任後初めての訪問国として中国を選んだことは日中関係を重視していることの表明だ。 もちろん日中関係の動向は、安倍首相の靖国神社に対する態度いかんにかかっている。 もし安倍首相が任期中に参拝したら、今回の訪中が最初にして最後になるかもしれない。 

(東京総合電)安倍首相は昨日国会で、日中関係と日韓関係について、“未来志向で”と呼びかけた。 先週、首相の職を引き継いだ安倍総理は、首脳会談について何度も“日本側の扉はいつでも開いている”と語った。 安倍首相は国会で、“中国と韓国は非常に大事な隣国である。 幅広い分野でお互いに話し合えるよう、未来志向でお互いに努力することが必要だ”

安倍首相は、第二次大戦後生まれの初めての首相で、民族主義者として有名であり、今まで常に第二次大戦の戦死者と戦犯を祀る靖国神社参拝を支持してきた。 首相就任後、安倍首相は靖国神社に参拝するかどうかについては、表明しない方針に転じた。 たとえ行ったとしても、言わないということを暗示しているように思える。

この52歳の新首相は、日本の経済界の重鎮から“中国と韓国の関係を修復するよう”強い要請を受けている。 

2.北京はなぜ安倍訪中を受け入れたのか?

2006-10-05 06:27:44 北京为何接纳安倍访华

本文网址:http://bbs6.news.163.com/zhongri/847717,52.html

北京は、“日本の安倍晋三首相が8日北京を「正式訪問」し、胡錦濤国家主席と温家宝総理と会談する”と発表した。 

安倍首相が首相に就任してまだ2週間足らずで、北京を訪問することは安倍首相の日中関係を重視する誠意の表れと見ることができる。 

しかし北京は、これまでずっと両国指導者が会見するためには、日本の首相が靖国神社を参拝しないことを前提条件としてきた。 なぜ突然態度を軟化して、安倍訪中の要求を受け入れてしまったのだろう?

この十数日、安倍首相 訪中条件作りに奔走

先月26日首相就任後、安倍首相は日中関係はアジア及び国際社会にとって極めて大切であると強調し、中国との関係改善に努めたいと表明し、また村山富市元首相の「談話」を引用し、“日本の植民地支配と侵略により多くの国々とりわけアジア諸国民に大きな損害と苦痛を与えた”と述べた。

北京と青瓦台(韓国)から両国関係の最大の障害と見なされている靖国神社問題について、安倍首相は、これまで参拝を主張していた態度を一変し、「回避、あいまい」な戦略を取るようになった。

日中ともに訪問の条件模索

北京側は、安倍首相の靖国神社参拝問題を日中首脳会談の前提条件としないこととした。 外務省の劉建超報道局長は安倍首相就任の3日後、日中首脳会談に対する対応について質問された時、言葉をにごし、“両国の指導者の会談またほかの方式での接触について、我国の対応は一貫しており、はっきりしている”とだけ述べた。 この言い方は、明らかに両国の指導者の会談の機会をつぶしたくない、しかしメンツがあるから、すぐ安倍首相と会談したい態度を表明できないと言っているのだ。

今回北京が、安倍首相訪中を受け入れたことは、これまでの誤りを正すことにもなる。 5年前、小泉純一郎が首相就任後、北京は直ちに歴史問題で彼に圧力をかけた。“もし、靖国神社に参拝したら日中首脳会談はやらない”と言ったのだ。 しかし小泉首相は、ちょっと個性が強く、北京の強硬姿勢に屈服することなく、任期内、毎年靖国神社を参拝し続けた。 その結果、日中関係はどんどん後退してしまった。

日本は韓国の打診を踏み台に突破を図る

安倍首相の政治的立場は、小泉首相より更に右寄りだ。 日本を「美しい国」とする問題でも、小泉首相より積極的だ。 首相就任前、靖国神社参拝の決意を何度も表明していた。 安倍首相は右派の猛将岸信介の孫であり、親台湾派で右派の森喜朗の教えを受け継いでいる。 どう考えたって、北京はとっくに安倍首相の実体を認識しているはずだ。 「小泉首相に対する早すぎた判断」の教訓から、北京は今回は「その言葉を聞き、その行いを見る」こととし、先入観にとらわれず、様子を見ることになりそうだ。 だから今回、北京は条件を付けることなく、安倍首相を北京に公式訪問させ、靖国神社参拝や「美しい国」などの問題のあらましを聞いた上で、充分検討する時間を取って、決断を下すことになろう。 

今回の北京の決定に直接影響を与えたのは、韓国のノムヒョン(卢武铉)大統領の安倍首相に対する対応があった。 韓国のノムヒョン(卢武铉)大統領は以前から、小泉首相の靖国神社参拝に不満を持ち、ずっと会談を拒否してきた。 しかし安倍首相が就任して2日後、二人はすぐ電話で話し「早期に会談」することで合意した。 ノムヒョン(卢武铉)大統領の安倍首相に対する対応には寛容さが見られた。 これは、安倍首相が靖国神社参拝を表明しなかったこと、「村山談話」を受け継ぐなどといった行動が関係したと思われる。 この対応の変化が、北京にも少なからず刺激を与えたようだ。

これまで靖国あるいは歴史問題で北京は常に「アジア人民の感情を傷つけた」という理由で、日本を批判してきた。 しかし日本にとっては「アジア人民」はどう見たって韓国と中国だけのこと。 ほかのアジア諸国も中韓と同様に強硬な態度を取っているのに。

韓国と同一戦線に立ち、北京が道徳的見地から日本を理詰めで攻めるしかない。 でないと北京が無理難題を言ったということになるし、これをもって政治利用されかねない。“靖国神社問題だけで、正常な国になれないなんて”

ノムヒョン(卢武铉)大統領は今、日本の首相が変わったことで、日韓関係改善の機運がでたと考えている。 北京もこせこせせず、孤立するようなことはしない方がいい。 安倍首相は、ノムヒョン(卢武铉)大統領の彼に対する友好的な態度を見て、北京に彼の要求を受け入れさせようとしたのだ。 

しかし、安倍首相が中韓に対して約束できるものはあまりない。 特に靖国神社問題では、せいぜい中韓指導者に対して、将来の「私的参拝」を表明するくらいだ。

北京と韓国は受け入れるだろうか?

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