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419 中国は見る(216)  着実な外交で中日関係を推進しよう

2006-10-10 19:33:05 务实外交推动中日关系

本文网址:http://bbs6.news.163.com/zhongri/856161,63.html

安倍晋三首相の訪中は、中日両国関係の発展の現状下では氷を打ち砕く如き行動と言える。 首相任命後の所信表明演説で、安倍首相は“中韓など隣国との協力”を呼びかけ、“開かれたアジア”を提唱し、日中、日韓の首脳会談の再開を希望し、“門は開いている”とした。

しかも今回の中国は、安倍首相が9月26日首相就任後訪問する初めての国であり、日本の指導者が現在の中日関係の行き詰まりを打開し、訪中をきっかけとして両国関係を改善したいという希望が現れていた。

安倍首相は就任前、強硬なタカ派の人物であり、首相になったら中日関係はどちらに向かうかと我々は疑っていた。 しかし、今回の訪中から見ると、安倍首相は小泉首相より、間違いなく優れている。 彼の外交政策は、更に実務的で、なおかつ実際面を重要視している。 日本が常任理事国入り失敗後、日本の大国の夢から覚めると共に、外交政策の失敗がはっきりしてきた。 その中でも重要な部分はアジア周辺国家、とりわけ中国との関係だった。 小泉首相の独断専行のため、日本と周辺の国々との関係は谷底に落ち込んでしまった。 アメリカの学者が次のように指摘している。 “日本とアジアとの関係は崩壊寸前だ。 小泉首相は日本と中韓両国の関係に深い穴を掘ってしまった。 現在、彼の後継者が這い上がる道を探している”

我々は穴から這い上がろうとしている安倍首相を見た。 なんで安倍首相は日中関係で積極的態度に出るようになったのか? 双方が利益を得る見通しがあり、経済の衰退を抜け出し美しい国を目指そうとする日本にとっては、とても魅惑的なものだったことは間違いない。 近年の中国経済のものすごく早い発展から、アジアや世界も中国の発展がもたらすチャンスを意識するようになった。 世界第二の経済体でアジアの経済大国の指導者として、安倍首相は戦略的思考、情勢判断から二国関係を改善することが日本に利益をもたらすという積極的影響を見たのだ。 また同時に活気と熱気のこもった地域と国際貿易上の共同利益のことも、日本が中国との関係を改善する必要性を感じさせた。

日中共同プレス発表を見ると、東シナ海(東海)問題と北朝鮮核問題が今回の焦点だったことがわかる。 東シナ海(東海)問題は主権とエネルギーに関わり、両国の利益に密接に絡んでいるのだ。 “双方は東シナ海を平和・努力・友好の海とするため、双方が対話と協議を堅持し、意見の相違を適切に解決すべきであることを確認した。 また東シナ海問題に関する協議のプロセスを加速し、共同開発という大きな方向を堅持し、双方が受け入れ可能な解決の方法を模索することを確認した”

同時に、最近の北朝鮮問題の緊迫化も、ある程度中日両国を一緒に並ばせる働きをした。 “双方は国際問題および地域問題における協調と協力を強化することで意見の一致を見た。 双方は核実験の問題を含む最近の朝鮮半島問題に深い憂慮を表明した。 この関連で、双方は、関係方面と共に6ヶ国協議の共同声明に従って、6者会合プロセスを推進し、対話と協議を通じて、朝鮮半島の非核化の実現、北東アジア地域の平和と安定の維持のため、協力して共に力を尽くすことを確認した”

このことから、国家の安全と地域の安全の共通の利益が、中日をこの問題で合意させたことがわかる。 またこれ以外に“双方は、政治、経済、安全保障、社会、文化等の分野における各レベルでの交流と協力を促進することで意見の一致を見た。 エネルギー、環境保護、金融、情報通信技術、知的財産保護等の分野を重点として、互恵協力を強化する。 経済分野において、閣僚間の対話、関係当局間の協議や官民の対話を推進する。 2007年の日中国交35周年を契機として、日中文化、スポーツ交流年を通じ、両国民、特に青少年の交流を飛躍的に展開し、両国民の間の友好的な感情を増進する。 日中安全保障対話や防衛交流を通じて、安全保障分野における相互信頼を増進する。 日中有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げる”としている。

これらは日中関係改善にとって、双方に共通の利益をもたらすもので積極的意義がある。 もちろん安倍首相の今回の訪中が、中日両国のすべての問題を解決できたわけではない。 中日関係に存在する問題は複雑に入り組んでおり、その長期性と複雑性がこれら問題の調整を図り、新しいスタート、そして第一歩を踏み出すこととなった。 過去長い間、両国は二国関係の問題に影響され、困難にぶつかり建設的討論ができなかった。 

今回、日本の新首相が訪中し、両国の首脳が今後話し合いと交流をするルートが開かれ、更に問題を解決し討議するためのすばらしい基礎が定められた。 世界で見られる敵意と憎しみはみな「理解不足」からによることが多い。 それを解決する一番良い方法は交流と話し合いだ。

着実な態度を前提とし、共通の利益を動力とし、中日間の交流と協力を促進させ、両国関係を誠意をもって処理するなら、中日の間に今ある複雑な問題を解決する上で、大きな働きを持つことになる。 だからこそ将来を展望する時、中日関係の前途には明るいものが見える。 着実な安倍首相は、小泉首相の頑迷なやり方から抜け出した。 このスタートには歴史的意義があるといえる。

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