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418 中国は見る(215)  北朝鮮の核実験に対する中国の見方《劉建超報道局長の記者会見での質疑応答》【下】

外務省報道局長 中国は北朝鮮の制裁を支持するかなどの質問を受ける

2006-10-10 21:48:27 外交部发言人就中方是否支持制裁朝鲜等答问实录

来源∶新华网 网友评论7条进入“朝鲜核试论坛

Photo_191 質問: 国連安保理が韓国の潘基文外相を次期事務総長に推薦しましたが、中国は潘基文氏に何を期待されますか?

答え:私達は潘基文先生が国連で一致して次期事務総長に推薦されたことを喜び歓迎します。 中国は国連で順調に承認されることを期待します。

質問:あなたは六ヶ国協議が積極的進展があったといいますが、今、北朝鮮は核実験を実施しました。 どうして六ヶ国協議に積極的進展があったなんて、まだ言うのですか? また、あなたは武力なんて想像もできないとおっしゃいましたが、中国にとって想像できないというのか、それとも六ヶ国協議のすべての国々も想像できないとおっしゃるのでしょうか?

答え:第一の問題については、あなたはどうやら六ヶ国協議は進展がなかった、というより失敗だったと思っているようですね。 私はそうは思いません。 というのは、この問題はきわめて複雑であり、きわめて難しいもので、いろいろな方面に関連し、各方面にも関わり、とりわけ主要当事者として曲折が予想されたものだからです。 核問題の解決は、最終的には六ヶ国協議の談判のテーブルに戻るべきです。 関係各方面と柔軟な話し合いで、冷静に朝鮮半島非核化の手順を進めるべきです。

二つ目の問題については、私は、あなたも私と同様、朝鮮半島でいかなる軍事衝突更には戦争になることを望まないと思います。 ほかの国の正式な立場を見ると、各方面それぞれ今は対話と協議という機会をとらえ、また外交手段を通じ朝鮮半島の核問題の平和的解決を図ろうとしています。 軍事手段で問題を解決しようと考えている人はいません。

中国は戦争には反対です。 私達は、各方面が適切な努力をすることにより、しっかりした対話と協議を通じ朝鮮半島の非核化を実現するため、半島の核問題の解決に当たることを願っています。

質問:中朝相互協定に基づき、中国は北朝鮮に対しどういった義務を果たすことになりますか? もし北朝鮮で軍事衝突が起こったら、中国は北朝鮮にたいしどんな義務を負うことになりますか?

答え:中国の義務は、引き続き朝鮮半島核問題の解決の過程で、重要な役割を発揮することだと思っています。 関係方面との交渉です。 関係方面と引き続き交流・協議することです。 まず第一に各方面に六ヶ国協議へのテーブル復帰してもらうこと。 第二に、六ヶ国協議を頻繁に開き進展させることです。 あなたが言われた二つ目の問題は仮定の問題です。

質問:中国は、北朝鮮が本当に核実験をしたと思いますか?

答え:あなたの質問に対しては、昨日の外務省声明がはっきりと中国政府の立場を述べております。

質問:中国は北朝鮮を六ヶ国協議のテーブルに連れ戻すに当たり、どんな対応をとられますか? また中国は、北朝鮮が望んでいる譲歩について、アメリカに対し圧力をかけますか?

答え:六ヶ国協議再開問題で、北朝鮮とアメリカには、まだいくつかの重要な相違があります。 皆さんもこれまでの状況の流れから、この点については注意されていると思います。 私達は北朝鮮、アメリカ双方が、食い違いを乗り越え、障害と困難を克服し、六ヶ国協議を再開できるよう希望しています。 

質問:中国の国境部隊、特に中朝国境部隊で休暇取り消しがあったという報道がありますが、事実でしょうか?

答え:私はそのような情報は聞いていません。 中朝国境は正常です。

質問:北朝鮮が二回目の核実験を行う計画があるというニュースについて、どう思われますか?

答え:私はこのニュースについては聞いておりません。

質問:あなたはさっき米朝の間に相違があると言われましたが、マカオの業銀行(Banco Delta Asia)問題も当然含まれると思います。 中国はマカオの業銀行の調査は終わったのでしょうか? この問題について中国として、今、どういう見解をお持ちでしょうか?

答え:この問題について、あなたは誤解されているように思います。 調査は、銀行とアメリカが行っています。 私達はこの問題が早期に解決されるよう願っています。 また各方面が大局を重視し、非核化を重視し、半島平和を重視し、六ヶ国協議を早期に再開できるよう望んでいます。

質問:北朝鮮は全世界に対し非常に乱暴な態度を見せ、各方面からの怒りを買っています。 あなたはしきりに各方面に冷静さを失わないように、そして六ヶ国協議への復帰を強調されていますが、今さら六ヶ国協議を再開して何の効果があるのでしょうか? もし再開したとして、どんな問題を討議するんですか?

答え:六ヶ国協議は国際社会です。 また六ヶ国協議は各方面が同意した朝鮮半島の核問題を解決する一番の方法です。 現在、六ヶ国協議はもう失敗で、六ヶ国協議はもう必要でないといってるところはまだありません。 実際は各方面とも六ヶ国協議の再開を望んでいます。 言い換えれば国際社会と関係各方面は六ヶ国協議を通し、対話と協議を通して、朝鮮半島の核問題を解決したいと望んでいるのです。 ある国と世論は朝鮮問題を処理するのに、もっと沢山の選択を採るべき、どんな方法でも構わないと考えています。 私達は最後はやはり対話と協議を通して半島の核問題を解決すべきだと思います。 私は六ヶ国協議に悲観的、失望的態度をとることはないと考えます。

質問:私達は、中国は北朝鮮に大きな影響力を持っていると常々言ってきました。 しかし北朝鮮は中国の勧告を聞かずにミサイルの試射をしたり、昨日は核実験を実施しました。 中国は現在、北朝鮮に対してまだ影響力を持っているのでしょうか?

答え:もう何度も述べていますが、中朝双方は長い間、善隣友好協力関係の発展に努力しています。 中朝両国は平等で、独立主権国家です。 「国連憲章」、国際法と国際関係の准則に従って両国関係を処理しています。 双方は過去数年の間、朝鮮半島の非核化問題について、交流と協議を続け、多くの共通点を持ちました。 しかし重大な食い違いが生じました。 昨日発生したことには、中国は断固として反対です。 でも私達は引き続き、北朝鮮とほかの国々と朝鮮半島の非核化を実現することについて、話し合い協議をし合意を取り付けた後、メンバーをテーブルに戻し、六ヶ国協議の場で朝鮮半島の核問題を解決するよう推進するつもりです。

質問:中国は、北朝鮮核問題で「国連憲章」第七章・北朝鮮への制裁実施の適用について一貫して反対しています。 中国は今、違う考えをお持ちでしょうか? また中国の指導者は以前、何度も北朝鮮に対し核実験を行わないよう申し入れていましたが、北朝鮮は中国側の呼びかけを聞かず核実験を実施しました。 このことについて中朝両国の関係が50年来最低点に落ち込んだという人もいますが、あなたはこれについてどうお答えになりますか?

答え:第一の問題については、中国は戦争の方式で朝鮮半島の核問題を解決することには絶対反対です。 この立場は確固としたものです。 国際社会もご存知のはずです。 第二の問題については、中国は長い間、中朝善隣友好協力関係の発展に尽くしてきました。 この立場に変わりはありません。 北朝鮮が核実験を行い中朝関係にマイナスの影響をもたらしましたが、私達は北朝鮮が、国際社会の普遍的呼びかけに答え、非核化の約束を守り、これ以上の情勢を悪化させる行動を取らないよう願っています。 それが中朝関係の更なる発展に繋がることです。

質問:中国は北朝鮮の隣国で緊密な同盟関係にあり、また核保有国です。 中国は北朝鮮の核実験は安全だと希望されることは理解できます。 中国は核実験の技術援助をしているから、北朝鮮の核実験は安全だと保証しているのではありませんか?

答え:私はあなたの今おっしゃった、中国は北朝鮮の同盟という言い方には賛成しません。 中国は非同盟政策を採っていて、いかなる国とも同盟を結んでいません。 中国と北朝鮮の関係は国際関係の準則を基本とした正常な国と国の関係で結ばれたものです。 第二の問題については私が何度も申し上げている通り、中国はこれまで北朝鮮といかなる形の核協力もしたことはありません。 中国は「核兵器不拡散条約」の締約国です。 核兵器不拡散の問題からも中国は国際的約束事と国際条約を遵守し、国際的核拡散防止体制の普遍性、有効性、権威性を守るべきと考えています。 その上で責任ある態度で当該問題を処理すべきと考えます。

質問:北朝鮮は、中国と国際社会の願いを顧みることなく核実験を強行しました。 どんな罰を受けるべきだと思いますか?

答え:私は、今討議するのは誰に対し懲罰を下すという問題ではないと思います。 それは消極的態度です。 大事なのは国際社会、国連も含めて、積極的に適切な行動をとり、朝鮮半島の非核化、北東アジア地域の平和と安定を実現するため、話し合いと協議を通じて解決するという観点で、この問題を取り扱い処理することです。

質問:あなたは今、アメリカはどのような対応をとるべきだと思いますか? あなたは現在の日中関係の現状をどう説明されますか? 先日の日中首脳会談は、中国が北朝鮮の核実験に直面している時、日本との不安定さを避けられたことで自信を持たれましたか?

答え:アメリカは、現在、朝鮮半島情勢の分析と判断を行っていると思います。 アメリカを含め各方面が冷静に現在の状況に対応し、六ヶ国協議再開や話し合いと協議を通じて朝鮮半島の核問題を解決するためあらゆる手立てをとるよう望んでいます。 あなたのおっしゃった日中関係の問題については、一昨日(8日)、中国の指導者と日本の安倍新首相が長時間会談を行いました。 双方は日中関係の各方面の問題、特に政治の基本問題について、真剣に率直な話し合いを持ちました。 私は今回の訪問は、日中関係の改善と発展に有益だったと思います。 両国指導者が述べている通り、日中関係の改善と発展に希望の窓が開きました。 この窓がこれからずっと開かれて、日中両国の関係が長期に安定して健全に発展するよう希望します。 また中国は、日本と日中関係の改善と発展につき、引き続き努力していきたいと思っています。 

もしほかに質問がなければ、記者会見はこれで終了します。 ありがとう!

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