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293 中国は見る(151)  靖国神社の中国語パンフレットについて

靖国神社の中国語パンフレットは東京裁判に挑戦している

2006-06-08 19:38:00 靖国神社将发汉语宣传册挑战东京审判中方表态

来源:中国新闻网(北京)

写真は靖国神社の歴史を中国語と韓国語で紹介しているパンフレット(靖国大百科)_008_2 _009_2_010_1_011

中新社北京6月8日電:本日の中国外交部定例記者会見で質問が出された。 “報道によると、靖国神社は参拝客に無料で中国語、韓国語のパンフレットを頒布してい る。 パンフレットの中に、第二次大戦後“東京裁判”で有罪とされた戦犯を『連合軍の形ばかりの裁判 によって一方的に「戦争犯罪人」とされた』とあるそうですが---------

これについて中国外交部劉建超スポークスマンは次の通り答えた。 “極東国際軍事法廷は、日本の戦犯に対する判決の中で、侵略戦争を発動し、被害国国民の血で染まった首謀者だ。 国際正義を広め、人類の尊厳を守るため、当然の処罰である。 この正義の審判に挑戦するいかなる企みも、支持を得られないし目的を達することは出来ない。 反対に大多数の日本人民をはじめ国際社会の強い非難を浴びるものだ”

【参考】中国側資料:靖国神社について《日本の靖国神社は一体何を祀っているのか?》 2006-03-28 16:03:59 来源:综合收藏此页网友评论6

靖国神社は東京都千代田区九段北にある。 その前身は“東京招魂社”、明治政府が1869年(明治2年)6月戊辰戦争で亡くなった方々を追悼するため建てられました。 1879年(明治12年)にいまの“靖国神社”の名に改められました。 “靖国”とは“国を安らかでおだやかな平安にして、いつまでも平和な国につくりあげよう”という意味があります。

“靖国神社”では、毎年4月21-23日と10月17-20日、春と秋の“例大祭”が行われます。 また毎年8月15日の終戦記念日の日は、靖国神社には右翼政治家や戦争に行った旧軍人達、それに戦争で亡くなった遺族達が次から次と訪れます。 日本には全国に大小8万あまりの神社があります。 靖国神社は一般の神社とは異なり、特別に戦争で亡くなられた軍人達を祀る神社です。 

近代史に於いて靖国神社の名前は、軍刀と侵略と結びついています。 日本がどのようにして一歩一歩、軍事帝国から対外侵略に向かい、そして失敗していったか、日本の対外戦争の歴史の象徴でもあります。 靖国神社は、日本軍国主義と天皇制と密接不可分の関係にある。 靖国神社の総面積は10万余平方米。_018_1  入り口には高さ25米、長さ34米の鳥居がある。 第二鳥居の手前の両側には1935年(昭和10年)に建てられた石灯篭風の記念塔が立っており、碑文には、「皇運発展のために身を捧げた尽忠靖国の士と功績を追慕する」とある。 そして塔の下の方に16個のレリーフ(浮き彫り)が嵌め込まれている。 そこに描かれているのは、日清戦争などのいくつかの戦争の画面で、それぞれに説明文が付いている。

その中には、1894年(明治27年)9月17日の海戦で「連合艦隊は清国の北洋艦隊を撃破」とか、1900年(明治33年)7月14日、「我軍は天津城を占領」とか、1932年(昭和7年)2月22日、上海付近の空戦で「我軍は敵機を撃墜」等があった。 これらのレリーフ(浮き彫り)は、当時の帝国軍人の「武勲の偉業」を誇示したものだ。

入り口の鳥居から次の第二鳥居までの間の参拝通路の中間には、日本の陸軍の創始者の一人、大村益次郎の銅像が立っている。_023_1 _021

本殿には明治天皇が書かれた“国のため生命を捧げた人達をいつまでも語りつたへよ”という扁額が掛かっている。 神社の東側には一万平方米もある展示館の「遊就館」がある。_013_1 _019  この中には、日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争などの遺物と歴史資料が陳列されている。 また日本軍が使った大砲、飛行機、タンク、魚雷や軍艦の模型などのほ_022_2 か、中国へ侵略した日本軍の作戦用地図、軍装、武器、軍人日記、賞状などもある。 連合艦隊司令長官山本五十六の軍礼服、「神風特攻隊」隊員の遺書なども堂々と展示してある。 各国から奪った戦利品をガラスケースの中に入れ、当時の「皇軍」の「赫々たる戦果」として誇示している。 更に、神社には戦争中死んだ軍馬、軍犬や通信員として活躍した伝書鳩についても慰霊像が建てられている。 

靖国神社には本殿の奥に「霊璽簿奉安殿」と呼ばれる所がある。_014  1972年(昭和47年)に建てられたもので、明治維新以来250万もの軍人の神様が祀られている。 その中には、いくつかの対外侵略戦争で死亡した軍人も含まれている。 また江戸幕府末期、アメリカのぺリー提督の黒船来航から15年の間、倒幕など国のため力を尽くして亡くなった人、戊辰戦争で亡くなった兵士、新政府樹立の中での「佐賀の乱」「西南戦争」等、日本国内の動乱の中で亡くなった人、更に日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争などの侵略戦争で亡くなった軍人もいます。 靖国神社が祀っている神様のうち80%が、第二次大戦で亡くなられたそうです。

靖国神社に祀られている人の中には、日本の歴史上有名な人物、橋本左内、吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作などの霊が祀られているのと同時に、日本の歴史上また人類の歴史上、悪事の限りを尽くしその報いを受けた悪名の高い人物等も祀られている。

「英霊」として祀られている中には、死刑判決を受けたA級戦犯7人も含まれている。 対ソ戦争、対中戦争、太平洋戦争の主たる政策決定者の東条英機、各国軍事情報、経済情報などを収集していた特務機関の頭目で、満州国を画策した土肥原賢二、南京大虐殺の最高指揮官松井石根、太平洋戦争の首謀者の一人木村兵太郎、その他広田弘毅、板垣征四郎、武藤章。 また拘禁中病死したA級戦犯松岡洋右、永野修身、無期懲役の白鳥敏夫、平沼騏一郎、小磯国昭、梅津美治郎、禁固20年の東郷茂徳等も合祀されている。 彼等はいずれも平和に対する罪、戦争犯罪と人道に対する罪に当てはまり、アジア人民の血にまみれた殺人者だ。 これら極東国際軍事法廷で死刑判決を受けた東条英機ら14名のA級戦犯が1978(昭和53年)年10月“昭和殉難者”として靖国神社に合祀されることになった。

このほか、日清戦争の後、台湾で戦死された北白川宮能久親王と日中戦争中、内蒙で戦死された北白川宮永久王も1959年(昭和34年)10月合祀された。 これらの人々と共にBC級戦犯合計千余名も併せて祀られている。

これらの英霊達の存在と日本政府の要人達の参拝が、毎回“靖国神社問題”を惹き起こしているのである。

【参照】①靖国大百科 ②やすくに大百科 ③靖国神社 遊就館

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