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287 中国の三面記事を読む(39)  “軍艦マーチ”放送事件 【下】

軍艦マーチはなぜいけない?

日本軍歌を流した幼稚園 後遺症は大きく残るか?

2005-06-23 15:06:39 主题:幼儿园放日本军歌后果很严重吗?

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=50656

第二次大戦中の日本軍歌を流していた広州市中海康城幼稚園は、世論の圧力の下、メディアを通じて謝罪を表明した。 私はこのお詫びは、誠心誠意のものとは思えない。 というのもあれは、まったく“何気なくやってしまった過失”だからだ。 世間の同幼稚園に対する非難も、ネット上の書き込みと同じようで、どうも首をかしげたくなる。

世論とは、私はまず“わが身に置き換え”て考え、その上で“他人のことを考える”べきだと思っている。 一部評論家は幼稚園管理者の“無知”を批判しているが、評論家氏はまず先に自分の胸に手を当て、“自分は「無知ではない」と言える”か訊いて見るべきだ。 

私は大部分の中国人は、あの“軍艦マーチ”の舞台裏について何も知らないと思う。 この曲を放送し、楽しんで聞くことは誰の身にも起こり得ることだ。 音楽は独特な芸術作品である。 聞くものにはそのメロディーから、どんな政治的意図が隠されているかなど判断できない。 評論家氏が罪状について書き出す時、この曲を彼に聞かせてやったら、きっと中海康城幼稚園の子供達のように“いい曲”と思うかも知れない。中海康城幼稚園の子供達は“軍艦マーチ”を“いい曲”と思った。 孔子の言うように、“一言で総括すれば、正直だ”と言えよう。

ちょっと気に障ることをお話しよう。 この曲が子供達の心の中にずっと残ったとして、またこの曲が、日本軍の軍歌であることを知らなかったとして、この曲が子供達の人生に何か重大な“悪影響”を与えるというのだろうか? 中海康城幼稚園の父兄がいいことを言っていた。 “悪影響があるなんて、ちょっとこじつけだよ” “ちょっとこじつけ”とはいいコメントだ。 こんなコメントが一般の人の口から出るとは、世論もよく考えてみるべきだ。

中海康城幼稚園の先生達を“愛国でない”とか“無知”だとかいうのは“ちょっとこじつけ”だ。 幼稚園で日本の軍歌を流した事件を“歴史のひずみ”というのと同様“ちょっとこじつけ”過ぎる。 

人の記憶には限りがある。 ましてや完全な“歴史教育”も。 第二次大戦の日本の犯罪行為に関するすべてのものを知ることなど不可能だ。

中には極論するものがいる。 日本のこの軍歌を国民にどう理解させるか? 繰り返し放送して、国民の耳に浸透させれば中海康城幼稚園事件は避けられたのでは? 

現在まで私が見た関連論評には、法律の角度から中海康城幼稚園事件を分析しているものはない-------“軍艦マーチ”を放送した場合、一体どんな法律や法規に違反するのか? “軍艦マーチ”をただあいまいに“不健康”だとか“反動歌曲”としているが“ちょっとこじつけ”だ。

だったら文化管理部門が公表している発禁曲目に追加して証明すべきだ。 もし“軍艦マーチ”の曲を法律で発禁処分にしなかったら、なんで禁止しないとなり、行政部の職務怠慢となるのでは? あるいは外交的配慮もあるのか? それとも政治の管理原則に関わるか? 

私はこのような考え方は、決してどうでもよいものではなく、とても重要だと思う。 人類の価値観に関する基本的問題である。 たとえ法律的に日本の軍歌を“違法”性があると認定しても、放送した者達の責め道具とするのに、十分な理由がない------前に述べたとおり、この曲を聴いたものが“いい曲”と思う曲に政治的判断を下すのは、ちょっと無理強いの感がある。 我が国の音楽市場や関連部門にいる責任者は職務怠慢だ。

“軍艦マーチ”のような作品は、どのようにして市場へ流れるのか?

罪人のように叩かれる“被害者”は消費者であって、なんら世論から非難される筋合いはないではないか? 実際思うのだが、中海康城幼稚園事件で一番価値ある言葉は子供達の口から出ている。 子供達は“軍艦マーチ”が“とてもいい曲”と言っている。 子供の言葉にタブーはない。 子供のいう言葉は“正直だ” 私たち大人は“正直になろう”と過ごしてきた。 みんなその体験があるはずだ、でも時には“正直になれない”で落ち込んだことがあるはずだ。

なんで“いい曲”を聴くことができないのか? その曲が、人々の災難と恥辱の道具として作られ、侵略と軍国主義を讃美する装いをしてたからか--------これは私達大人が考えることであって、幼稚園の子供達は何も考えることはない。

いずれにしろ、私は次の世代には、このような深く重い問題について、永久に考えなくてもいいようになってほしいと思う。 

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