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245 中国の三面記事を読む(25) 李香蘭 ②

ある日本の女特務の懺悔------李香蘭 

 

2005-08-16 13:38:25 主题:一个日本女特务的忏悔----李香兰

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=134196

 

1992年4月、私は日本の劇団四季のミュージカル“李香蘭”の切符を手に入れた。 どんなものか興味を持って、“天地大に向かった。

 

李香蘭という名前は知らないわけではない。 子供の頃、私は彼女が主演した映画“万世流芳”を見たことがあるし、彼女が歌った“卖糖歌を歌ったことがある。 また中学の頃、先生が“漢奸罪”で起訴された彼女が、無罪で釈放された時の無念そうな表情をおぼろげに覚えている。

クラスメート達も残念がっていた。

 

占領軍の庇護の下もてはやされた女優が、“敵側についた”として銃殺されたのを見たことがある。 長い間苦しみと屈辱を受け、まるで希望のなかった庶民にとっては、気持ちがスカッとする思いで一種心理的緩衝剤になったのだろう。

 

ミュージカルの序曲の演奏が始まった-----------《夜来香》!

 

私は声を上げそうになった! 《夜来香》は、彼女が最初に歌った歌だ。

私はこれがまだ“解禁”されていない曲だということを知っていた。 軽快な歌で、多くの人達がこれをひそかに歌っていた。 でも、歌詞は反動的でもないし、別にいやらしくもない。 “漢奸が歌ってたからいけなかったのだろうか?”

 

李香蘭は1946年2月、当時の国民党政府が無罪を宣告し釈放された。

本名の山口淑子に戻った。 結婚して夫の姓・大鷹淑子となり参議院議員になり、1978年、彼女は政治家・友好人士という肩書きで中国を訪問した。 1992年、日中国交20周年の大イベントとして、“李香蘭”は我国の舞台の主人公になった。 日本の竹下登元首相もわざわざ大連の“李香蘭”の初舞台に駆けつけた。 中国の指導者も劇団四季の指導者浅利慶太に接見した。

 

李香蘭はいなくなったが、《夜来香》の曲はまだ健在だった。 

 

“音符は全世界共通の言語” だなんて誰が言ったのか?” もう一つ“何日君再来” もよくない歌だ。 この歌は一番最初、周璇が歌った。 ミュージカルを見ているうちにわかったのだが、李香蘭もこの歌を歌っていた。 李香蘭は自分が書いた自伝の中で、この歌は随分流行ったけれどヒットしたのも束の間、間もなく日本版、中国版とも発売禁止になってしまったと言っている。 外国の軟弱で退廃的な恋の歌が、風紀を紊乱するという理由だった。 その後1945年、李香蘭は上海でこの歌を歌い当局(工部局)から事情聴取を受けた。 “彼等は私のこの歌を重慶政府か共産党政府が戻ってくるよう願っていると疑っていた”

 

彼女はもう一曲《別れのブルース》についても、“退廃的で士気をそぐ敵性音楽”だとされ歌うことを禁じられたと言っている。 しかし、この歌は(日本軍)兵士達に人気があり、この歌の要望があった時は、将校達はわざと用がある振りをして、会場から姿を消し近くでこっそり聞き涙を流していたという。  面白い。

 

理解出来ないこともある。

 

ミュージカルは、李香蘭を歴史的犠牲者と表現したいようだ。 彼女本人はただ“純真”で日中友好を望んでいた。 しかし、日本の侵略政策の道具に利用され中国人民の恨みを買い危うく殺されそうになる。 また一方では、日本の軍国主義の中国侵略と中国人民虐殺や中国人民の反日抗日の動きも表現されている。

 

ミュージカルでは、1945年の日本投降後の日本側の悲惨と恐怖に陥った状況、中国人が漢奸の懲罰を求める時の激昂した場面が出てくる。

漢奸(川島芳子も含む)については、罰を受けるのはやむを得ないとしているが、また彼(彼女)等も歴史の犠牲者として、その情状には哀れむべきものがあるとしている。 この対応については中国人とは当然違うところがある。 たとえ日本に対して友好的感情なり見解を持つ人でも、また中国に対し友好的な日本の友人だとしても、あの歴史、人物や事件を振り返る時、特に自分の気持ちを述べるとなると、きっと違いが大きいと思う。 でもはっきり言って、これまであんまり真剣に考えたことなんてなかった。

 

これと似たようなことが、ほかにもあった。 1992年5月、私は広東で偶然、香港の英語テレビが放送していた映画“リリー・マルレーン”を見ていた。 リリーは、ドイツの血を受けた歌手で、小さい時から外国で暮らし、外国の男性と愛するようになる。 第二次大戦中その国は、ナチスに抵抗しドイツ人の入国を禁止する。 リリーは、家はあれども戻る事が出来ず、やむなくドイツへ帰る。 彼女の歌う歌も“別れのブルース”のような物悲しい曲で、前線のドイツ軍兵士の間で評判となり、一躍表舞台に引っ張り出されヒットラーにも接見される。

 

彼女は、その地位を利用して抵抗運動の応援をする。 その中には彼女の恋人もいた。 これが原因でゲシュタポに逮捕されるが、いろんな方面からの圧力や、宣伝効果を考慮されて殺されなかった。 1945年、枢軸国は敗れ、リリーは帰るべき家がなくなってしまう。 両方から利用され、また両方から疑惑と不満を抱かれるリリー。 ストーリーはあらましこんなようだったと思う。 

 

しかし彼女も間違いなく、もう一人の李香蘭だ!

 

西側の李香蘭。

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