« 246 中国の三面記事を読む(26) 李香蘭 ③ | Main | 248 ツツジを見てきました »

247 中国の三面記事を読む(27) 李香蘭 ④

ある日本の女特務の懺悔------李香蘭 

2005-08-16 13:38:25 主题:一个日本女特务的忏悔----李香兰

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=134196

作者山口淑子は、また当時の日本側の上海映画の川喜多長政代表について述べている。 彼はこの仕事を担当するに当たって、軍部が彼の仕事に口を挟まないことを条件にしたという。 川喜多が“宣伝教育映画”の製作を断った時、暗殺の噂もとんだと言っている。 川喜多の父親は、あまりに親中国的だったので日本側に暗殺されてしまった。

“自伝”は、“木蘭従軍”に出演した陳雲裳の抗日の気持ちについても触れている。 彼女は最初、出演を断っていたがついには無理やり日本の軍艦の司令官に献花を命ぜられた。 その事で、陳が一日中泣いている間、一方では抗議の電話と脅迫状が続々と送られてきたそうだ。 誰も梅蘭芳のようにはいかない。(抗日を通した) 陳雲裳がもしあの時映画に出てなかったら、彼女が誰だか知る人もいなかったに違いない。 占領地区で人気が出ることは危険を伴うものだった。 抗日戦争中の敵側との芸術、それに出演する俳優の関係はまさに、見ていてため息が出てしまうほどだ。 

その頃の日本軍は、戦争の勝利を目指し、その国策と政治路線をすべてに最優先した。 個人生活を含め生活のあらゆる部分が、戦争の影、軍国主義の影、侵略者の魔の影に覆われていた。 しかし、これらの影も生きてる人達のすべての生活を取ってしまうことは出来なかった。 敵の占領地であろうと、政府機関、侵略軍内部にも多くの人が存在し、生活しているのだ。 これらの人々は、みんながみんな決して戦犯ではないし、誰も自ら占領を望んだわけではなく、占領されただけだ。 占領当局の許可の範囲内で、それぞれの仕事、生活を行っていた。 占領地域の人達は、誰もみな楊靖宇、趙一曼(共に抗日民族英雄)とはいかないし、誰も汪精衛、周佛海(共に漢奸)にはならなかった。

芸術のほかに、友情があった

ソ連の上海総領事館勤務をしていたロシアの娘リューバの友情は本物だった。 李香蘭とリューバの間には、国を越えた友情があったことは事実である。 最後は、リューバが李香蘭の救世主となり、彼女が李香蘭の日本人である戸籍証明を送り届けることにより、漢奸罪を免れることができた。 

自伝には、日本の高官、軍人、特務、占領地区の文化担当者(実際は中国での心理作戦担当)についても記述がある。 彼等の中には、タカ派とハト派のような区分けがあった。 たとえば山家亨という日本軍の情報将校は、川島芳子の最初の恋人で、中国通。 しかし彼自身、日本軍の中国でのやり方はよく思っていなかったようで、彼の家で開かれたパーティーでは、“急進的思想の新劇人”が参加して、話題も抗日排日の内容が多かった。 山家は、“肩ひじいからせ軍人言葉で怒鳴る日本人が、どんなに嫌われているか--------誰も軍部の言う「日満親善」や「日華親善」など信じていやしない。 ぼくはだんだん日本人が嫌いになっている” その後、山家は1943年、日本に召喚され軍法会議で10年の禁固刑を受けた。 戦後、監獄から逃げ出した。 彼が心配してたのは戦犯裁判にかけられることだった。 

悪名高い川島芳子も、“日本軍の中国大陸における行動を批判した文書を東条英機に送った”ため、彼女は日本軍から殺されそうになった。

これらの人や事件について、私達は簡単に“仲間割れ”だとして片付けてしまいがちだが、このような対処は、人、歴史、人生をより詳しく理解するのに役立つとは言えない。

侵略者に悲劇感はあるか?  悲劇の意識は?  多分あったろう、しかも強烈に。 私達は、彼等の身になって考え同情することはできない。 私達は、その茶番、ドタバタ劇を見るだけだ。

ミュージカル“李香蘭”と“李香蘭の謎”では、侵略者戦争の被害者、特に戦争に負けた者の悲哀についても述べている。 “かわいそうな日本、かわいそうな日本人” これは当然でしょう。 彼女の心、立場とすれば、私達とは違うのだから。

私達は1945年8月15日の無条件降伏は公平なもので、日本の敗戦は当然だと思っている。 戦争に負け当然の報いを受けた者たちは、その悲哀を身をもって知ることになったのだから、ムダではないだろう。

川島芳子について“自伝”では、あの悪女(「自伝」の記述では、川島の人柄を否定的に書いている)の一生は悲劇だとしている。  悲劇だろうか? 政治的角度から見れば、私達は悲劇だと見ることは出来ない。

しかし、人生、歴史と人間の角度から見ると、その人と事件については、もう処罰してから半世紀も経っており、川島というのは悪女、スパイではなく、どうしても普通一般の人生の悲劇だとなってしまう。

|

« 246 中国の三面記事を読む(26) 李香蘭 ③ | Main | 248 ツツジを見てきました »

中国関係」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88988/9773948

Listed below are links to weblogs that reference 247 中国の三面記事を読む(27) 李香蘭 ④:

« 246 中国の三面記事を読む(26) 李香蘭 ③ | Main | 248 ツツジを見てきました »