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205 中国は見る(108)  日本新聞界の長老の反省 (下)

2006-03-08 22:27:59 主题:一位日本报界元老的反省

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右翼は 伝統的に憂国憂民

渡辺は学問、思考について、いい加減なところが全くない。 ただ独断的で専制君主的なところがあったため、新聞界は彼に“読売の独裁者”という名をつけていた。

彼は、政治的思想的に敵対する者を許さず、意見の違う論説委員は追い出され、従って《読売》は、ますます個人的色彩が強まり、保守主義の傾向が鮮明になって、日本の保守勢力のスポークスマンとなっていった。

日本のマスメディアで、公然と改憲を主張し、自衛隊を国家の軍事力として認めるよう報道したのは、極右の《産経》を除いて《読売》だけだ。

《読売》は、時にはでしゃばって私案《憲法改正草案》を紙面に載せた。 これは、日本新聞史上初の出来事だった。

しかし、小泉首相が5回も靖国神社参拝し、アジアの隣国の怒りが頂点に達し、中韓両国が小泉首相との首脳外交を断絶してしまった。 渡辺は、これは日本を外交的に孤立させ、国際的イメージを悪くするものだと感じた。 そのため渡辺は、これ以上我慢できないと小泉首相と一線を画すことを決意した。

彼の転向は、自分の信奉する保守主義を捨てるということではなく、保守主義の後見人としての職責を全うすることであり、自由主義の《朝日新聞》と手を結び、小泉首相に圧力をかけようと考えているのだ。

アメリカ《ニューヨークタイムス》に鋭い分析が出ていた。 渡辺を直接名指しし、今回の決起は“影の将軍、日本の転換を狙う”

日本の右翼の伝統的思考の中には、よくこの“憂国憂民”という思想があった。 渡辺を更に分析すると、第二次世界大戦の体験の影響が強いことがわかった。 彼は、《論座》の対談の中で率直に、“僕は今年79歳です” と述べ、“もし、僕らのような人間がいなくなると、もうあの戦争の実態を知らない人ばかりになって、観念戦争になっちゃうんじゃないかと心配だ。 だから僕は、自分の実体験を語り残しておかないといけないと思っている。 日本軍というのは本当にひどいものだったんだということを。 南京大虐殺の死者数に異論があるにしても、犠牲者が3千人であろうと、3万人だろうと、30万人であろうと虐殺であることには違いがない”

メディアは再び目をアジアへ 

渡辺は保守ではあるが、その戦争体験から戦後日本の発展の動向、特に冒険主義的復興に懸念を抱き、何とか食い止めたいとの衝動にかられた。

《ニューヨークタイムス》は、渡辺の転向を論評するにあたり強調したのは、日本の神秘的メディアの大御所が、人生のたそがれに際し、舞台裏から表舞台に登場したのは、自分の残された時間がないので今のうちにしゃべっておきたいのと、日本がまた同じ失敗を繰り返すのを見るに忍びないのだとの思いからだという。 

渡辺は、《ニューヨークタイムス》に、“小泉首相は靖国神社を参拝したが、彼は歴史をまったくわかっていない。 神社が第二次世界大戦最大の戦犯・東条英機を祀っているが、ドイツのヒットラーとなんら変わりがない” また、極右が“神風特攻隊”の英雄を称えることについて、実際いうと彼らは、死に行く子羊で、無理やり飛行機に乗せられた犠牲者なんだ” だから彼は主張する。 “日本は戦争中のすべてのことを検証しないといけない。 でないと、日本は永遠に成熟した国家になれない。 日本国民の歴史に対する態度を変えることが日本を変える第一歩なんだ”

国際世論は渡辺の転向に注目している。 日本の統治者階級に内部分裂が起こったと見られるからだ。 一つには、中国の決起についての認識の違い、二つ目には、第二次世界大戦肯定論、三つ目は、日本の将来展望。  渡辺が一番心配に思っていることは、日本がこのまま独善的に侵略戦争を否定し、軍国主義を美化していけば、若い世代は誤った歴史認識を継承し、日本の国際的イメージを更に悪くさせ、日本はアジアに入り発展する機会が失われ、その結果自ら生存の道を閉ざしてしまうことになってしまう。

渡辺の転向には、三つの影響がある。

1. 日本メディアの目を再びアジアに向けさせた。 現在5大新聞の中では、《産経新聞》が引き続き小泉首相の靖国神社参拝を支持、アジアに対抗している。

2. アメリカと西欧メディアに、日本の思想動向、すなわち日本の復古主義は間違いなく日本を昔の二の舞にするのではとの関心を与えた。

3. 自民党内の穏健派は今、靖国神社の代わりに非宗教的追悼施設を建設しようとしており、小泉首相の作った排外の囲いを取っ払い、また小泉首相の高い人気神話を打ち破り、そして小泉後に向けた“次の首相”作りに向かって動き出した。

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