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102 中国は見る (21)  日本のマンガ《中国入門》について ②  

中国を侮辱する《中国入門》  【上】

 2005-12-02 10:30:42 :日本<中国入>蔑我国

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=316847

最近、《中国入門》というマンガ本が世間の注目を集めている。 ついにはアメリカの《ニューヨークタイムス》でも報道された。 では、この評判のマンガとは一体どんな本なのか? 好奇心をもって東京恵比寿の駅ビルにある有隣堂書店に行ってみた。

書店 大々的に推薦

書店に入って見ると、《中国入門》はすぐ見つかった。 というのも、その本は入口近くの本棚の、目に付く場所に置かれていたからである。本を見てみる、監修者は黄文雄先生で多数の著作がある。 例えば、“中国こそ逆に日本に謝罪しなければならない9つの理由”“日中戦争は侵略ではなかった”“近代中国は日本がつくった”“中国の日本潰しが始まった”“中国・韓国 反日歴史教育の暴走”等々。 同類は集まるというとおり、《中国入門》と一緒に並んでいるのは、すべて同じような反中本、例えば“暗黒大陸 中国の真実”“中国は崩壊する”“中国はこれほど戦争を好む”“瀕死の中国”“中国反日の虚妄”等々。 中島嶺雄、古森義久、西村幸祐等の反中のお歴々の名前がその中に見える。 書店の若い店員に《中国入門》の販売状況を聞いて見たら、店員は親切にパソコンで調べてくれ、結構売れてますと答えてくれた。 更に、具体的数字はどれ位ですかと訊ねたが、企業秘密なのでとやんわり断られた。

“一読すれば すべてがわかる”と宣伝

320頁ほどの《中国入門》、価格は決して高くはない。 この本の出版社――飛鳥新社のうたい文句はすごい。 本の帯には“この一冊ですべてがわかる”と書いてある。 

黄文雄は、まえがきにこう書いている。 “実際、中国を知るということは、それほど難しくも不可能でもない。 筆者の半世紀にわたる経験によれば、たいていのことは中国の言い分を逆に解釈すれば、実像に近いものを見ることができる” 後書きには、文芸評論家の福田和也が解説しており、“中国は内政の失敗、破綻を台湾、モンゴル、東シナ海への進出で糊塗、挽回しようとすることで、東アジアのみならず国際秩序全体を脅かしている。 危険かつ卑劣な隣人の実相が、この一冊であますところなく理解できます。 《中国入門》は、長い歴史の中で日本人が作り上げてしまった中華文明に対する幻想を完全に吹きとばしてくれる救国の解毒剤だと言っていいでしょう” 《中国入門》という題名になってはいるが、中国の風土人情を紹介するものではなく、中日間の数々の紛争を取り上げている。 

本の内容は六章に分かれており、

 日中文化摩擦と文明衝突 

 中国人民反日の狂奔

 中国政府反日の歴史

 近代中国の歴史

 世界革命から中国覇権へ

 迷走する巨大国家

責任はすべて中国にあり

中日間のいろいろな摩擦、例えば“教科書問題”“靖国神社問題”について、この本では責任はすべて中国にあると主張している。 中国がわざと挑発し、自分の歴史観を押付けている。 第一章の中で、“日中友好親善仁義会”代表の毒薬仁太郎の口を借りて、中日間の沖ノ島、尖閣諸島(中国名:釣魚島)、東シナ海などの紛争のいきさつを紹介している。 本文によると、尖閣諸島(中国名:釣魚島)は、“それまでは、ただ単に琉球までの船の航路の標識として使っていたにすぎない。 決して中国の領土ではない” また本文にはわざと小泉首相の顔と口を使って、“中国は、琉球はいにしえより中国に属すると主張する。 これは、中国の伝統的な「王土王民史観」であって、「天下王土にあらざるものなし」、つまり、天下の土地はすべて中国のものということだ”

“日中の死生観の相違”の一節には、“死者悉皆成仏”(死ねば皆仏になる)というのは日本人伝統の死生観だ。 靖国は日本人の文化と魂の問題だから、いかなる国であろうとも口を挟む資格も権利もないと思う。 小泉首相は、魂を売るような外交はやらない方がいいと思う。

実際、日本文化界の権威、梅原猛はこう指摘している。 日本の伝統では、恨みを持って死んだ人の霊を祀ることがある。 人々が彼等のたたりを恐れたからである。 だから、本来なら中国などアジアの犠牲者も祀るべきだ。 ただ、国のために亡くなった軍人などを祀る靖国神社は昔からの伝統とは違うものだ。 

日本の内政に干渉うんぬんの一節に、わざわざ“支那”問題を持ち出して、1946年当時、中国政府は連合軍司令部を通じて、日本の文部省、法務省に“支那”という蔑称禁止を通達させた。 しかし、これは日本に対する内政干渉であり、中国人学者の無知か公然たるウソである。

これ以外に、この本の中には毛沢東、周恩来、鄧小平などの前の指導者達と現在の指導者達をあしざまに描いている部分がかなりある。 無論、李登輝を持ち上げるのは忘れていない。 一方、中国に対し比較的好意的だった田中真紀子前外相のことは大いに皮肉っている。

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