114 中国は見る(32) 前原民主党党首 中国で講演 中国脅威論を弁解
日本民主党党首在华演讲 为中国威胁言论辩解
2005-12-13 06:04:00 来源: 中国青年报(北京) 收藏此页 网友评论 615 条
“A級戦犯を祀っている靖国神社に首相、外相など責任ある立場の人は参拝すべきでないと主張してきた” 12月12日、日本の第一野党前原誠司代表が、外交学院でこの発言をした時、会場にいた数百名の学生から拍手が起こった。
前原代表は、日中首脳間に交流がないことは異常なことで、この主たる原因が靖国神社問題にあることは疑いのない事実である。 この時、会場の外交学院の女子学生が率直に質問した。 “何度も靖国神社に参拝する行為は卑劣です。 小泉首相はなんで参拝するのでしょう?” 前原代表はこう説明した。 日本はあの戦争問題に誰かがケリをつけなくてはいけない。 責任ある指導者は靖国神社に参拝すべきではありません。 ここで、彼は更に踏み込んで、“A級戦犯が分祀されたなら、私自身参拝に行きます。 是非、みなさんに理解してもらいたい”
講演で前原代表は、中国の“軍事脅威論”について語った。 “中国は軍の近代化を推進し、軍事費を毎年10%増加している。 実質的には中国の軍事費は公式発表の2,3倍にもなろう。 中国の軍事的脅威の根拠となっている”
中国へ来る前、前原代表はアメリカでも同様発言を行なった。 8日、アメリカ、ワシントンの米戦略国際問題研究所で講演した時、民主党の外交と安保構想を述べた。 その中で、“中国の軍事力の増強とその近代化は、現実的脅威である。 日本は毅然とした対応をとり、中国の膨張を抑止せねばならない”
何度も“中国脅威”を語り、その強烈な“タカ派”的イメージを明らかにしたことについて、日本国内から批判の声が上がっている。 外交学院の学生から、“中国脅威論”について質問された時、前原代表は立場をを変えて考えてもらいたい。 日米同盟の存在について皆さんも心配しているでしょう。 (今後)軍事交流を深め、(軍事費)の透明度を高めることが重要との認識を示した。
前原代表の発言に対し、日頃温厚な呉建民院長がその場ですぐ反論した。 “前原代表の靖国神社問題に対する態度と日中が共同で発展しようと言う考えには賛成だ。 しかし、近代国家の発展でどの国も国防技術の近代化はかかせない。 中国は正常な国防事業の発展をしているのであって、なんら指摘されるべきいわれはない” 前原代表は、アメリカでこう語っていた。 アジア太平洋地域の平和と安全のため日米同盟を強化し推進する” しかし彼が外交学院で講演した時は、小泉首相が“日米関係がよければ、日本とアジアの関係もよくなる”との発言を批判した。 前原代表は、日米同盟は緊密にしなければならない、だからといって中国、韓国などアジア各国との関係も疎遠にすべきでない。 “私は、小泉首相の発言には賛成できない”
日中東海ガス田について質問された時、彼は論議を中止し共同で開発するのが賢い選択だと述べ、日本は韓国の竹島(韓国名:独島)の帰属問題で争っているが、両国は暫定境界水域を制定し、領土の帰属には触れず、共同開発している。 ことを例に挙げた。 “双方が自分の主張を通そうとすると、両者の矛盾はどんどん先鋭化してしまう” しかし、彼はアメリカの講演ではこう述べていた。 “日本は、中国が東海ガス田開発問題について、毅然とした対応をとる必要がある。 もし、中国側の開発が既成事実化されるようなら、日本も同係争地域で試掘をすべきだ”
前原代表は、日本民主党と中国共産党は総合的な協議機関、環境保護、エネルギーの効率化、クリーン化などについて協力することを話し合った。 日本は公共交通機関、省エネ型都市の建設などで中国に協力できると語った。
前原代表は、43歳、京都出身。 2005年9月17日、民主党が衆議院選挙で大敗して6日後、岡田克也党首に代わり党首に選出された。 共同通信社の評価では、清新で力強いという。 ほかのメディアも若くて強硬、“右より”で且つ“超保守” 訪中期間中、唐家璇国務委員が民主党代表団に会見した。
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