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131 中国は見る(46)  2005年日中関係 (下)

靖国神社参拝から中国脅威論まで

2005中日系:从参拜靖国神社到中国威胁论

2005-12-26 06:58:42 来源: 中国青年(北京) 收藏此 网友评论 354 

靖国神社

この数年、日中関係は何でかくもかけ離れてしまったのか? 日中首脳の相互訪問はなぜ4年余り中断しているのか? 結局それは、日本の首相の靖国神社問題に集約される。

国の内外の批判の声に対し、小泉首相は参拝に対して今年は表向き“必ず行く”から“適切に判断します”に変わった。 この言葉の解釈をめぐって小泉参拝は弱まったと見る向きもあったが、参拝の可能性は排除できない。 よしんば行くとしても、今年は第二次大戦終了から60周年にあたり、行けば日本のアジア外交は惨憺たるものになろうし、年末にはAPECおよび東アジアサミットの日程もある。 だから、小泉首相は多分年末年初の頃に参拝し、いくらかでも負の影響を抑えようとするんではないか。 しかし、言ったことはやりぬく小泉首相、やはり推測は皆はずれて、10月17日、靖国神社の秋季例大祭の初日、就任以来5回目の参拝を行った。 くしくも、中国の神舟6号が地球に帰還したその日だった。

この参拝行為は、小泉首相が8月15日“歴史を反省”するとした首相の演説に反するものであって、日中首脳が国際会議で会談する機会もダメにするものとなった。 

小泉首相は今、“なんで一つのことで首脳会談ができないのかわからない” という。 中国側はもうこれについて説明したくもない。 いずれにしろ、この問題は日中関係が正常な軌道に戻るための鍵である。

東海ガス田問題

 

多くの人が靖国神社問題と並んで、日中の東海ガス田をめぐる開発紛争が解決を難しくしていると言う。 

靖国は歴史認識問題、にらみあっていても妥協は容易であるが、東海問題については現実の利益問題であって、東海の境界線、尖閣諸島(釣魚島)の帰属等主権にかかわる問題がからんでいる。

2005年、日中はこの問題について何度か話し合っている。 双方、東海の境界線では大きな相違があり、最終的な出口が見つからないばかりか、紛争は却って拡大するように見える。

日本は最初に、中国側のいくつかの油田に奇妙な日本名をつけた後、“帝国石油”に中間線付近での試掘権を与えると発表した。 中国は、もし日本が独断専行して、中国の主権を損なうことがあれば、東海の情勢は更に複雑になると警告した。

東アジアサミット

12月中旬、第一回東アジアサミットがマレーシアのクアラルンプールで開催された。 中国の東南諸国連合での影響力の増大で、アメリカの参加がなく日本は心細かったのだろう、インド、オーストリア、ニュージーランドを引き入れ、中国を抑え込もうとした。 東アジアの主たる枠組みから日中は対立していた。 中国は東南諸国連合(10+3)を主張、日本は東アジアサミット(10+3+3)を強調した。

アメリカの東アジアサミット参加を受け入れるかや東アジアの一体化を進める過程の問題では、中国の主張は、“この問題は東南諸国連合が主導すべきであって、中国はこの東南諸国連合の共通認識を尊重する”と述べた。 日本は、お得意の経済援助で影響を高めようとし、中国から主導権を奪い取ろうとした。

「開かれた新時代のアジア」と名づけられた“クアラルンプール宣言”が発表された。 誰の目にもはっきりしたことは、日中のこのアジアで重要な二国が仲良くしなければ、東アジア一体化は空論に終わってしまうということだ。

中国脅威論 

2005年、“中国脅威論”がまた繰り返された。 “中国脅威”は日本が過去よく“北朝鮮脅威”で使っていた言葉の焼き直しである。

この一年、日本は首相から大臣、そしてメディアを含め、中国の軍事力に強い関心を示した。 “防衛白書”の中で、中国軍事力の拡大を誇張し、中国の軍事力増強の不透明さについて“懸念”を表明した。 日本政府はあらゆる手を使い、欧州連合の対中武器輸出解禁阻止を画策している。

しかし、一方日本を見ると、日本の安全政策は2005年明らかに突出が見られる。 台湾問題では“日米共同戦略目標”に踏み込んだ。 60年間維持されてきた平和憲法は真っ先に修正されようとしている。 自衛隊は“自衛軍”に改称されようとし、防衛庁は“防衛省”に昇格する。 弾道ミサイル制御システムをアメリカと共同開発すると共に、在日米軍の再編を行い、アメリカの新しいアジア戦略の橋頭堡に率先してなろうとしている-------------

今年の日中関係は、民主党前原誠司党首と麻生太郎外相の“中国脅威論”で、幕を閉じた。 日本の右翼政治家のこの種の“開き直り・脅し発言”

について中国外務省スポークスマンは珍しく具体的数字を挙げて反撃した。 日本の“中国脅威論”は、これで消えるとは思えない。 また日本からいずれ時期をとらえて中国に刀が振り落とされるに違いない。

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