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126 中国は見る(42) ”日中関係について”日本人からの提言 

私は日本人。 日中関係について理解してほしいこと

 2005-11-07 21:02:47 :我是日本人——中日系的看法

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=280426 

主な原因は日本にある

70-80年代の両国関係のよかった時代を思うにつけ、最近の日中関係は残念でたまらない。 その原因が90年代から始まった日本の政治変化にあると思う。 すなわち、一部右寄りの政治家による日本の過去の過ちを美化したり、認めようとしなかったり、A級戦犯を祀っている靖国神社に強行参拝したりすることである。

私は、日中友好を願う一市民として、もちろん右より政治家の発言と行動は支持しないし、扶桑社が歴史を歪曲し出版している教科書も支持しない。 私は、中国に留学したことがあり、また、大学で教えたことがある。 北京の抗日戦争記念館も参観した。 私は、日本の過去の罪業を認め、中国の人々に深くお詫び申し上げたい。

認識の相違

だが、最近思うのだが、中国人が日本に対して不満を持つ原因の中に中国人の日本に対する認識にズレがあるのではないだろうか? 去年8月、中国で行われたアジアサッカーの時起こった反日騒ぎは日本人に驚きを与えた。 私は最初納得できなかった。 なんで中国人の一部にはこんなに強い反日気分があるのか? いろいろな報道を読んでわかったことは、反日の背後には、認識の違いがあるかもしれないと感じた。

ある人は言う、“日本は中国に謝罪したことがないし、賠償もしていない” またある人は、“日本は歴史教科書を改竄し、中国を侮辱している” それで、私は東京に住んでいる在日中国人十数人にこれら問題について訊いて見た。 驚いたことに、彼等も同じように信じていた。 私は驚くと共に、事実とあまりにも違うと感じた。

謝罪問題

謝罪問題について言えば、1972年日中両国が国交を回復した時、田中首相は書面の形式でお詫びを表明している。 すなわち、【日中共同声明】(中日盟声明)で、“日本は過去において中国の人々にもたらした多大な災難と損害を与えた責任を痛感し、深い反省を表明している”

中国側はこれに歓迎を表明した。 50才になる私も、72年度当時の情況をまだよく覚えている。 しかし私は、最近の中国の青年はこの声明の内容を理解してはいないんではないかと思っている。 私には、中国の青年がこの声明の謝罪方式を認めるかどうかわからない。 だが、少なくとも当時の毛主席と周総理はこの声明を受け入れた。 またこれ以外にも、日本の歴代8人の首相も口頭ではあるが、中国の歴代の指導者に対して「お詫び」を表明している。

賠償問題

賠償問題については、72年国交回復の際、中国政府は“対日請求権”を放棄している。 【日中共同声明】で、“日本国に対する戦争の賠償の請求を放棄する”とあり、これについては、この30年来、日本は経済援助方式(ODA)でずっと中国を支援し、「お詫び」の表明としてきた。 その支援総額は3兆円に達している。 ほかに、日本は中国に対して3兆円の低利の借款を行なっている。

この30年来、日本は全中国150ヶ所を超える地域の国家プロジェクトを支援してきた。 主な支援プロジェクトには、“空港、高速道路、鉄道、地下鉄、港湾、橋梁、発電所、鋼鉄所、ダム、テレビ局、通信、病院、学校等がある。 具体的な名前を挙げれば、”北京空港拡張工事、上海浦東空港、西安空港、上海宝山鋼鉄所、北京地下鉄、上海外環道路、大連港湾、重慶第二長江大橋、中日友好医院、雲南化学肥料工場、海南島自動車道路等である。 これはけっして私が日本のために宣伝しているものではない。 中国の人々が事実をわかって欲しいし、誤解を解いて、反日の気持を緩めてもらいたいだけだ。 日本の中文新聞に最近山根隆二国会議員の談話が載っていた。 彼は、“日本政府が中国に大量の援助をしたことは、決して自慢するわけではない。 ただ、中国政府と国民が、この事を公開して戦時中(軍国主義の日本)と戦後(民主主義の現代日本)の違いを客観的に伝えてもらいたいだけだ”

経済援助

ある中国の人が私に、“経済援助は賠償とは言えない” と言った。 これについて私は3つの見方を述べたい。

第一、 中国は賠償請求権を放棄している。 道理から言えば、日本は賠償しようがない。 だから、別の方式で中国に「お詫び」の意志を示している。 それが経済援助だ。 それで、中国は日本最大の経済援助対象国となっている。 

第二、 アメリカも対外経済援助を行なっている。 しかし、アメリカは中国を支援したことはない。 アメリカには【海外援助法】第一条の規定があって、社会主義国には支援できないことになっている。 それに、日本の対外援助総額はアメリカの対外援助総額より多く、世界第一となっている。 もとより、私は恩を売ろうと思ってるわけではない。 私は、中国の人に事実を知ってもらい、反日感情をなくしてもらいたいだけだ。 

第三、  サッカーの試合で反日騒ぎが起こった時、日本人の多くの人はがっかりした。 “日本が30年も中国を支援した結果が、友好でなく反日だった” 現在、日本国内の世論は対中援助の中止を求めている。 私は、中国の人を傷つけ、その結果日中関係が冷却化した主な原因は90年代の日本の政治変化にあることは認める。 しかし、対中援助中止を避けるためには、中国の人達も日本が中国に行なった援助を理解して欲しい。 日本国民の中国に対する失望を緩めるためにも、負の連鎖反応を絶って欲しい。 ついでに言うなら、“一部の中国ネットには、日本製品排斥のため、インターネットで日本企業名を公開している。 皆さんは知っているだろうか:03年SARSが流行した時、日本政府と日本企業(ソニー、トヨタ、ニッサン、資生堂等)は、中国に16億円もの医療支援をしていた。

 

私はインターネット上でよく見る論争で、中国国内の人は、“日本人はとても悪い奴だ” 在日中国人は、“日本人は国内の人が思うほど悪くはない” この認識の差はどこから生まれたのか?

私の妻は、新東京国際空港(成田)のサービスステーションで中国語の通訳をしている。 毎日、初めて日本を訪れる中国の旅行客を迎えている。 それら中国の旅行客のなかの多くは、実際の日本を見た後、中国に戻る時になって、“私が想像してたのと違っていた。 予想外だった” と言う。

教科書問題

教科書問題については、私も歴史を改竄することは反対である。 01年と今年(05年)教科書問題が発生した時、私も東京で抗議活動に参加した。

ところで、現在、日本全国の中学生の中で、あの歴史を歪曲してる「扶桑社」の教科書を使用している比率がどれくらいか、皆さんは知ってるでしょうか? わずか0.04%です。 つまり、比率から言うと、1万人の学生でわずか4人が、その教科書を使っているだけです。 全部の学生が使っているわけではありません。 

日本の教科書制度を説明しましょう。 中国とは違って、日本の教科書は国家が統一編集した内容ではありません。 それぞれの民間の出版社が独自に編集します。 その後、それぞれの自治体や私立学校が任意に教科書を選択できます。 大部分の日本人はあの右翼の扶桑出版社の本は選択しません。今、8つの出版社から歴史教科書が出されています。そのうち、一番好評なのは「東京書籍」で、61.2%を占めています。それに反して、一番人気ないのが「扶桑社」本です。 その本を選ぶのはごくわずかの地方自治体と右寄りの私立学校です。 01年9月11日【人民ネット日本版】(中国人民日報社)にも「扶桑社教科書は全体の0.04%である」と報道されている。

中国の人に理解していただきたいのは、大部分の日本人の考え方は少数の右翼とは違うことです。 大部分の日本人には良心があります。 今年問題が発生した時も、2万8千人の日本人が抗議署名活動に参加しました。 

中国社会科学院金徳教授が最近日本の「毎日新聞」に文章を載せています。 “中国の青年の多くは、大部分の日本人が右翼の考えを支持していると思っている” 実際は違うのです。 中国の人に両国の制度の違い、そしてこれから起こった教科書問題をわかって欲しい。 余計な心配はしないで欲しい。

靖国神社 

私はもちろん日本の首相と政治家が靖国神社に参拝することは反対です。 だが、皆さんは知ってるでしょうか? 日本の国会議員の中で参拝ない人は、参拝したい人達より圧倒的に多いのです。

私は中国国内のインターネットで知ったのですが、毎年8月15日、靖国神社に旧日本軍の軍服を着た日本兵が現れる。 ネットには彼等の写真も出ていた。 中国のネットの中には右翼の情勢に詳しいのがいて、ビックリさせられます。 これらのネットの写真を見て、中国の人達は日本軍国主義の復活を信じているのでしょうか? そこで、私は今年自身で見に行ってきました。 その結果は確かに旧日本軍の行進をしているような9人を見かけました。 1億3千万の日本人の中で、中国の人達をこんな形で傷つけているのは、たかだか9人だけです。 (それに、私はこの中に精神に問題がありそうな人もいるのを見つけました。 恐いというより、滑稽と言ったほうがいいものです。)

終りに

私は、日本の政治の悪い一面があることを認めます。 しかし私は、中国の人達にも日本のよい面を理解してもらい、全面的に日本をわかって欲しい。 在日中国の人には中国国内の人達にこれら事実を伝えて、日本の実際の情況を理解させ、反日感情を和らげるようにしてもらいたい。

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