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105 中国は見る (24) 日本人は なぜアメリカに対する敵意を失ったのか?   

日本人は なぜアメリカに対する敵意を失ったのか?

 2005-12-04 21:45:05 :日本人何以美国

本文网址:http://bbs6.news.163.com/board/rep.jsp?b=zhongri&i=320375

アメリカの対日外交の成功の一例がある。 日本の総理府が行なった“外交世論調査”によると、1978年―2000年の間、日本国民がアメリカに親近感を持つ比率は70%という高率を維持している。 この間、“日本バッシング”等の高圧的外交があったにもかかわらず、日本はアメリカに対し親近感を持たない比率はずっと20%前後で推移している。

アメリカに抑えられようと、アメリカに追随する日本社会の本質は変わらなかった。 日本人がアメリカを好きだという意識を、どう理解したらいいのか? この問題について西尾幹二の見方が参考になる。 西尾は氏“日本人はなぜ戦後たちまち米国への敵意を失ったか”(西尾幹二/路の会/徳間書店2002年)の中で、戦後の日本人のアメリカに対する感情変化の理由を次の通り分析している。 

日本がアメリカに対する敵意を捨てたのは、まずは生きんがためだった。

第二は、心理的な原因、すなわち日本人はもともとアメリカに敵意はなかったとする。 第三は、日本本土で地上戦が行なわれなかったこと。 すなわち、日本はアメリカと向き合いの憎しみがなかった。 第四は、西欧文明は近代日本の見本だった。

第一点について西尾氏は言う。 もしアメリカという超大国につかなければ、日本は戦後の世界で生存していけなかった。 経済的にも、日本はアメリカという巨大市場を必要とした。

第二点は、日本は第二次大戦中であろうとアメリカに敵意はなかった。 当時、日本人は英米人にムチ打たれてもいなかったし、占領されてもいなかった。 日本の英米に対する敵意は、第二次大戦中作られたものだった。 西尾氏は二点を強調している。 一つは、アメリカが日本に対して行なったのは、空襲と原子爆弾の破壊のみである。 本土地上戦がなかったことが復讐心を減らした理由でもある。 人は、ちっぽけな侮辱でも復讐することがある。 しかし、大きな侮辱に対しては復讐する気がなくなる。 西尾氏が言う大きな侮辱とは、西欧文明の日本征服を指す。

更に、欧米文明は日本近代史が手本としたもので、日本の欧米との文明戦争の敗北は、精神的敗北をも意味した。 日本は心の準備ができていないまま戦争に突入した。 戦争に敗れたとき、アメリカの正義、歴史観、世界秩序に飲み込まれてしまった。 彼はこういう例え話をしている。 袋に閉じ込められた人は、その袋を見ることはできない。 自我意識の強い人でない限り、外から自分が閉じ込められている袋そのものを見ることが出来ないようなものだ。 またこうも述べている。 日本人自身軟弱であったし、また当時は厭戦気分にあり、疲れてもいた。 威張っている軍人に対する反感もあった。

細谷千博監修の“日本とアメリカー協調関係50年”(Japan and the United States:Fifty Years

of Partnarship/Japan Times/2001)

は、戦後アメリカの対日戦略の構造の概要を知ることが出来る。 アメリカの日本で行なった統治の手法がわかる。

日本人はアメリカの“占領は寛大”なものだったと言う。 確かに、戦後アメリカの対日人道援助により、多くの日本人の生命が救われた。

1945年から46末まで、対日援助総額は19,300万ドルに上り、

マッカーサー占領軍最高司令官は、これにより日本人から沢山の「お礼の手紙」をもらったと言う。

アメリカは戦後、奨学金制度を作り、日本の優秀な青年を選んでアメリカに留学させ、数多くの親米派を育成した。 これらの人々は帰国後、日本の重要な地位に就き、アメリカと密接な関係を持つことになった。

細谷氏の本の中には、“アメリカ帰り”の日本人の章で、有名病院院長、国際オリンピック委員、国会議員、ファッションデザイナー、国連大使、新聞記者等を紹介している。 みなアメリカの制度や言葉に精通している人たちである。

このほかアメリカのすごいところは、日本に憲法を含む一連の制度を制定させ、この制度面、法律面から日本の発展の方向を保障したことだ。

もちろん、アメリカが日本を抑えることが出来た最大の楯となったものは、その軍事力と経済力である。 しかし、その人材育成と制度確立の効果も決して無視できない。

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