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113 中国は見る (31) 現代の反日青年たちを無知な集団と思う理由 (下)

当代反日青年是一个极度无知的群体

 2005-12-02 20:26:39  本文网址:http://bbs8.news.163.com/board/rep.jsp?b=sea&i=32800 

卒業後、友人は宮崎で仕事を見つけ、在留許可も取得した。 しかし、その仕事はあまりにもプレッシャーが強く帰国を考えた。 そして、在日7年たった頃、中国に戻った。 日本の宮崎については、彼は強い親近感を持っている。 北京以外で、懐かしい所は宮崎だと言う。 今の若い人から見ると不思議に感じるらしい。 過激派にでも掴まったら“漢奸”とどなられそうだ。 友人自身ですら、ちょっと不思議に思ってるらしい。 彼は、以前私に尋ねたことがある。 「数年たったばかりなのに、なぜ“一衣帯水”の隣国日本が“極悪非道”な仇になっちまったんだ。 中国で一体何があったんだ?」 この問題については、80年代を過ごしてきた人達はみな感じていると思う。 かってメディアが毎日言っていた“日中友好”はどこへ行ってしまったのか? なんでこうなったのか? 多分、多くの人が見るCCTVの若い人が解説する“日本の右翼が戦争を美化している”“小泉首相の靖国神社参拝”“教科書改竄”“中国人侮辱”等々。 要するに、すべて日本人に誤りがある から来ているのだろう。

時々、私は考える。 友人は7年も日本にいた。 彼は私より発言権があるし、あのCCTVや新華社ネットなど日本社会を見てる人よりも発言権があると思う。 友人は、もしかしたら政治的敏感部分について多少弱いところがあるかもしれない、また、住んでたのが小さな地方都市で、日本の反動派の大本営でないからかもしれないが、要するに、友人は、7年日本に住んでいたが、伝えられるような右翼には出くわしたことがないし、政治家が公の場所で軍国主義復活を発言しているのを聞いたことがないという。 また、現行制度からファシスト体制に変えると言ってるのも聞いたことがない。 日本の怒れる若者は沢山いるが、しかしその大半は真夜中にオートバイを乗り回して、モーター音を響かせているだけだそうだ。 

日本の首相の靖国神社参拝問題については、私も早くから注目している一人だが、90年代中頃、橋本龍太郎前首相が参拝した頃、多くの中国人が怒りの声を上げた。 当時、多くの人が日本政府に公開状を書いた。 橋本前首相に、第二次大戦戦犯の位牌を靖国神社から移動(分祀)するよう要求するものだった。 その当時、私も署名した覚えがある。 しかし、なぜかわからないが、その後うやむやのうちに終わってしまった。 中国の主なメディアもこの件については報道しなくなった。 今、小泉首相のどんな小さなつまらぬことでも流すCCTVとは対照的だ。 逆に、日本にいた友人は、あの当時、日本国内にもそのような要求があった。 今も続いているしその要求はなくなっていないという。 小泉首相は何度も自分の靖国神社参拝は死者を追悼し、戦争を反省し二度と戦争を起こさないためと表明している。 また繰り返し、日本が60年前に起こした戦争に対して、アジアにお詫びを言っている。 しかし、小泉首相が参拝した行為は多くの人の反感を呼び、先日福岡地方裁判所の小泉首相の参拝に違憲判決が出た。

ここまで話した時、疑問に思ったことがあったので、私は尋ねた。

80年代の中曽根前首相からほとんどの歴代の指導者が、靖国神社に参拝しているが、なぜ中国は今になって、小泉首相になってから怒りを爆発させたのか? 日本の首相の参拝行為自体はファシストへの招魂祭ではないのか?(私はそうとは絶対思わないけど) それを言わずに、小泉首相の行為が間違っていると言ってるだけだ。 なんで中国人のみんな、以前は怒らなかったのだ。 10年くらい前、あんなに有志の人が参拝停止に賛同したのに、10年後の今になって嵐のように吹き荒れるのか?

怒れる青年は多分こう答えるだろう。 “そんな10年前のことなんか、俺たちは知らない” “そうだ、その通り。 しかし、君たちは知らないだけだ。 じゃあ、君たちは今、なぜ知っているのだ? 1996年代の人もCCTVを見ていた。 2005年の人もCCTVを見ている。 なんで、96年のCCTVは橋本前首相の参拝を見過して、05年のCCTVは小泉首相に咬みつくのか? 小泉首相が非難されるんだったら、橋本前首相だって非難すべきではなかったか?

その答えは簡単だ。 それは、情勢が君達の怒りが必要になったら、君達に怒らせる理由を見せる。 情勢が君達の怒りを必要としない時は、もちろん君達にそれは見せない。 この辺の阿吽の呼吸・テクニックは難しい。 怒れる青年達が聞いてわからなくても関係ない。 もし、そこに何か“いわく”があるとわかったとしても、“世論学”とでも言うこのコースの開設の必要はない。

さて話を戻す。 友人は日本滞在が長く、文字通りの親日派である。 しかし、60年前の戦争についても、詳しく理解している。 日本の侵略主義者が中国にもたらした被害についても忘れていない。 確かに、歴史問題で日本は時々、矛盾したことを言う。 例えば、日本人の多くが南京大虐殺を否定してると、CCTVが報道しているのを皆さん聞いたことがあると思う。 しかし、CCTVはわざとかそれとも気づいていないのか、いずれにしろ「ある問題」について報道してない。 日本の学界の一部が南京大虐殺を否定しているが、否定しているのは虐殺に遭った人数が30万という数字であって、事件そのものではない。 日本の多くの学者は、南京での虐殺は10万―20万位としており、中国政府がいう30万ではないと思っている。 右翼分子が悪意を持って黒を白と言いくるめるように南京虐殺の存在を否定するのを除外せずとも、南京大虐殺に対する大多数の人の疑問は数字上のことであって、決して事件そのものではない。 日本人が言うように死亡者の数が20万であって30万でないとして、それで日本軍が殺人をしてない証明になろうか? そんなことできないことは明らかだし、日本政府がこれに対し誤りを認め反省する必要はないか?と言えば、もちろんそんなことは許されない。 だから、日本国内でもこの論争をしている。 中国人は、理論原則を振りかざして批判することはない。

日本人が中国の示した南京事件の数字を信じない理由には、多分もう一つ重要な原因がある。 それは、中国人の数字への研究が“深遠すぎる”ことにある。 1960年の大飢饉を例にとれば、その事件が起こった時、極左が政権を握っており、餓死者が出るのを認めず、死亡人数をゼロと発表した。 文革終了後、関係部門が飢饉の実際の被害調査を開始したが、調査を繰り返しているにもかかわらず、十数年経っても結論は出ていない。 その間に、死亡500万という見解がでたり、1000万という見解があったり、信ずべき“口コミ”では死亡1500万という。 二年位前、在米の費正清教授が発表したところによると、60年に始まった大飢饉では、少なくとも3000万の中国人が死亡したという。 この数字は信頼できる数字と見られている。 ゼロから1500万そして3000万という、中国人の数字に対する考え方は正に“最高レベル”に達しているというべきで、日本人が疑うまでもなく、一般の中国人でさえ中国が発表する数字を信じられない。

現代中国の怒れる若者達が理解している日本は、一面的である。 メディアから得たわずかな情報では、日本に対する認識を誤りかねない。

日本を誤解することにより、無分別に反日となる。 これが合理的な(彼等に対する)解釈といえるだろう。 誰かが身をもって、実際に日本に乗り込めば、逆の反応が得られるのだが。 友人の話では、日本にいる中国の青年の中にも反日は多いという。 しかし、基本的には次のように分類されるという。 日本でまじめに勉強し、毎日学校とアルバイトで苦労している中国人は一般的に反日にはならない。 留学名目でやってきて、毎日享楽の巷で遊びほうけ勉強しない連中は、一般的に反日になりやすい。 しかも彼等の反日は日本市民から“窃盗”“強盗”を行なったり、時には、中国同胞にまで手を出す始末。 今では、これら中国留学生は“留学生のクズ”と呼ばれている。

中国の怒れる若者たちの反日事件を、私は「集団的無分別行動」と考えている。 この中にはメディアの責任がかなりあると思う。 しかし、肝心なのは反日教育の結果である。 私はかって、「中国メディアとは一体何か?」という文章を書いたことがある。 現代中国青年の集団的反日思想は毛沢東人民戦争をモデルにしたものであって、極端な民族主義思想は必ずファッシズムの台頭を招くものである。 これは極めて危険な信号である。 この問題については、また別の機会に論述したい。  

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