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91 中国は見る (12) 日本のマンガ《嫌韓流》《中国入門》について ①

日本のマンガ 隣国をあしざまに描く  

731部隊 日本軍の守護神となる

日本漫画丑化 731竟成日()

http://news.163.com 2005-11-21 09:20:24   网友评论 591  

《嫌韓流》という一冊のマンガの中で、日本の美少女が“はっきり言って、日本が今の韓国を作ったのよ!” マンガの人物の口を借りて、“韓国文化には、誇るべきところなんて少しもないわ”

《中国入門 やっかいな隣人の研究》というマンガの中では、日本女性をモデルにした人物が、“今の中国の道徳、思想、文学、芸術、科学、研究を見てご覧なさい。 どれをとっても見るものなんてないじゃない”

このような隣国をおとしめ、対抗意識をあおる二冊のマンガ本が、最近4ヶ月日本の本屋でベストセラーとなっている。

《ニューヨークタイムス》の大西哲光記者が、これについて深く調査したところ、このマンガは日本と隣国アジアの関係悪化をある程度反映していることがわかったという。 この報道は19日、同新聞ネット上に掲載された。 

隣国をけなす

西尾幹二はマンガ《嫌韓流》の執筆者の一人である。 西尾はドイツ文学研究者である。 しかし、彼が有名なのは“新しい歴史教科書を作る会”名誉会長という肩書きからである。 同会は、ここ数年侵略を美化し、歴史を歪曲した中学教科書を出版している。

西尾は明治時代の福沢諭吉を熱烈に尊敬している。 福沢は日本を“脱亜入欧”せよと説いたことで有名である。 西尾は、今の日本の状況は福沢諭吉が1885年“脱亜”理論を説いた時と何も変わっていない。 隣国(中国、韓国)は“相変わらず遅れている”

西尾は取材に来た《ニューヨークタイムス》大西哲光東京支局長に対し、“私はなぜ彼等が発展しなかったのかを知りたかった。 彼等は変わっていない。 なんで中国と韓国は、何も学ばなかったのか不思議だ”

日本は、中国、韓国とは離れるべきだ。 福沢が説いたとおりのままだ。  今、我々は中国を無視してはいられない------、経済面からいっても、それは難しい。 でも、我々の内面、つまり精神面にこういう気概を持たねばならない”

ウソが氾濫する 

大西哲光は思う。 2002年、ワールドカップを日韓共同で開催して以来、韓国は日本のライバルとなり、あらゆる分野で抜きん出てきた。  同時に、韓国のテレビドラマ、映画、流行歌を代表とする韓国文化が“韓流”として日本の大衆文化に輸出され、大きな影響を与えるようになった。 “韓流”は多くの日本女性から支持されたが、日本社会の一方では“韓流”に反対する“うねり”も巻き起こった。

《嫌韓流》は、こうした状況を背景に出てきた。 山野車輪という若いマンガ家がブログでこの作品を発表すると、その後、(株)晋遊舎がこれを編集して出版した。 店頭に並んだ途端、このマンガは36万冊以上の売れ行きを見せた。 この本を出版した編集者の山中進氏は“こんなに売れるとは思っても見なかった。 フタを開けたら、反韓の気持ちを持ってる人がこんなにいたってことだ”

《中国入門 やっかいな隣人の研究》は、歴史を歪曲したものである。 この本は日本軍国主義が中国で行なった罪業をすべて否定し、南京大虐殺の存在をも否定、甚だしきは細菌戦の731部隊を中国に抵抗し反撃する日本軍人の“保護神”とまで美化されている。 本の中には、小泉首相をわざわざ招いて中国を非難させている。 “日本で発生した流行病のほとんどは、中国から来たと聞いております”

こんなウソと中傷のマンガがもう18万冊も売れている。

優越感と劣等感

これらのマンガには、アジアの国々に対する「優越感」と欧米国家に対する「劣等感」が入り混じっている。 マンガの日本の主人公は一様に大きな眼をしており、金髪の髪と白人風の顔つき、一方、韓国人は黒い髪、小さい眼と典型的なアジア人の顔つきをしている。

“日本人は敵よりもきれいでなくてはいけない” ある作家はこう説明してくれた。 日露戦争のマンガの中では、よけいはっきりと見ることが出来る。 前世紀はじめの帝国主義の戦争の中で、日本は帝国ロシアに勝った。 そこで日本のマンガ家の筆にかかると、日本兵はロシア人より背が高く体が大きいし、顔つきもロシア人よりも更に欧州人のように描かれている。 

《ニューヨークタイムス》の記者を驚かせたのは、この二冊の本が侮蔑に満ち、憎しみを煽っているマンガであるということだ。 主要メディア、知識人の批評にはまったく載らない。 逆に、日本で一番保守的な《産経新聞》が《嫌韓流》を“きわめて理性的で、バランスを持っている”とほめている。

一橋大学歴史学者の吉田裕先生が分析している。 民族主義者と復古主義者(憲法改正論者)が日本の一般輿論を握りはじめると、歴史に真剣に向き合おうとする声は抑えられていくものです。 自信がないから、話を捏造し、癒しとしているのです。 たとえ話が事実と相違していると指摘しても、まったく意に介しません。

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