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34 中国の有人宇宙船《神舟6号》打ち上げについて(1)

神舟6号については、日本でも報道されていますのでご承知だと思います。 中国での《神舟6号》報道を紹介したいと思います。

神舟6号 早ければ10月13日打ち上げ

     着陸は内モンゴルの予定

http://news.163.com   2005-09-26 来源:重慶晩報

[神最快1013発射 予計在内蒙古着陸]

中新社の情報によると、「神舟6号」の宇宙船は、すでに酒泉に運ばれ、神秘のベールを脱いだ。 「神舟6号」は準備万端整ったとのこと。 「神舟6号」と「神舟5号」は外見上違いは見られない。 今回、地球を飛行中「神舟6号」の軌道船は帰還船と分離されたあと、引き続き飛行を続け、一連の科学実験を行うことになっている。 同時に、将来宇宙でのドッキングの役割を果たす。

「神舟6号」を見た人によれば、宇宙船の頭部には、他の宇宙船とのドッキングや宇宙を観測するための設備も見られたという。 「神舟6号」本体は、軌道船、帰還船、推進船、非常脱出装置、およびドッキング装置からなっている。 そのうち、宇宙飛行士を載せて戻る帰還船と軌道船は、「部屋と広間」といったところ。 「部屋」というのは、帰還船内で飛行士が発射、帰還そして宇宙船を操縦する際いるところ、「広間」の方は、軌道船内で飛行士が仕事をしたり、休息をとるところ、「神舟6号」は二人の飛行士に、至れり尽くせりの生活環境を用意している。

非常脱出装置と飛行の安全

脱出装置は宇宙船の最前部にある。 高さ8メートル。

その本体は、実際はロケットエンジンを搭載した小型ロケットである。 宇宙船に搭載するロケットは発射900秒前から発射後160秒間(ロケット運行距離0から100キロ)、一旦、緊急事態が発生した時は、この脱出装置が自動的に作動し、「神舟6号」本体の帰還船と軌道船はロケット部分から切り離され、落下傘を使って、安全地帯に落下するようになっている。 

もちろん、ロケット発射前に緊急事態が起きれば、飛行士は発射台を通り、脱出することができる。 もし、ロケット発射に問題なければ、発射160秒後、110キロまで飛行したところで脱出装置は、宇宙船の負担を軽くするため、外される。  脱出装置には、10台の固体ロケットエンジンが搭載されているという。

打ち上げは、早くて来月13日頃

消息筋によると、「神舟6号」は来月(10月)中旬打ち上げの予定で、最も早くて10月13日になるとのこと。 現在、関係部門が13日の発射に向けて準備している。 しかし、「発射担当部署」は時期については、現場の状況により遅延もありうると言っている。

「神舟5号」は2003年10月15日打ち上げられた。 当時の中国有人宇宙プロジェクト責任者は、10月10日に正式発表し、中国は10月15日から17日の間に、初めての有人宇宙船打ち上げを行うと述べた。 従って、「神舟6号」も今年10月17日までに発射されるだろう。

内モンゴルに着陸の予定

「神舟6号」の帰還船の着陸地点は「神舟5号」と同様と推定される。 同じ内モンゴル中部の四子王旗(スーツーワンチー)である。 内モンゴル自治区四子王旗、紅格爾蘇木(ホンゴルスームー)の回収部隊は、もうすでに準備態勢に入っている。

中国の有人宇宙プロジェクトの着陸部門担当の梁琦氏が語ってくれた。 「この場所の選択にあたっては、入念、厳格な検討を行い確定した。 「神舟5号」の時は、地球14周した時、四子王旗は丁度宇宙船の15周目の軌道の真下にあった。 だから、着陸地点としてまったく申し分なかった。」

有人宇宙船の回収

着陸地点には厳しい条件が求められる。 着陸地点は必ず宇宙船の航行軌道内にあること。 宇宙船の着陸地は人家から離れていること。 また、樹木の割合も千分の一を超えてはいけない。 着陸の際、乗員に万が一のことがないようにするためだ。  また地勢は平坦であること。 傾斜度も5度を超えないこと。  周囲が数十キロの範囲内にあること。 1100ボルトの高圧線があってはならないーーーこれは普通の県の一級送電線に相当する。 着陸地点には鉄道がないこと。 3階以上の家もないこと。 河川もないこと。 

http://news.163.com  2005-09-28 来源:新聞晨報(上海)  

    《神六将為載人探月打前站 生命保障系統調整較大》

「神舟6号」は月探検の下準備   生命の安全システム向上

* 「神舟6号」対「神舟5号」:外観は酷似。 最大の違いは「神舟6号」の環境システムと生命の安全システムに格段の調整が図られたこと。 

           「神舟6号」の発射時期については、現在10月上中旬に打ち上げ予定としている。 具体的にいつになるかは、その時の天候条件を見極めて決められる。

           「神舟6号」の乗組員: 現在の乗組員は三組、準備しているという。 中でも、翟志剛、聶海勝の組が搭乗する可能性が大という。

  晨報は続けて「神舟5号」の有人宇宙船打ち上げ成功後、「神舟6号」の打ち上げが今年10月上中旬に打ち上げられることで、万人が注目するところは、「神舟6号」と「神舟5号」は、何が違うのか? 間もなく打ち上げられる「神舟6号」の現在の状況はどうなのか? 同じく人を載せて宇宙飛行する「神舟6号」の再打ち上げにどんな重要な意味があるのか? 晨報の記者は、先日、宇宙航空専門家に取材した。

「神舟6号」の打ち上げは、わが国が多人多天(同乗者を増やし、宇宙に多く滞在させる)という有人宇宙飛行のテストであり、中国の有人宇宙飛行の第一期計画の終了である。 また、次のステップとして、月探検に必要な基礎データを得ることである。

消息筋によれば、「神舟6号」と「神舟5号」は、外見的には大した差はない。 両者の最大の違いは、科学者によると「神舟6号」の環境システムと生命安全システムが格段に向上されたことにあるという。

専門家は、「神舟5号」は楊利偉一人だけで、しかも、わずか一日だけの宇宙飛行だったが、今度の「神舟6号」は、二人の宇宙飛行士で、宇宙滞在期間も5日を予定している。 楊利偉は「神舟5号」での活動範囲は帰還船の中だけだったが、「神舟6号」の方は、地球を回る時二人の飛行士は、帰還船だけでなく軌道船にも入り、その中で科学実験活動を行うことにしている。 これは「神舟5号」では出来なかったものだ。 「神舟5号」の一人一日の活動を「神舟6号」では多人多天(同乗者を増やし、宇宙に多く滞在させる)の状態に改善できた。  また、例えば、二人の宇宙飛行士がこの五日間の飲食システム、排泄処理システム等々の問題もすべて、「神舟5号」の基礎の上に改良されたものである。

上海宇宙局は「神舟6号」の任務について、主たるものは推進ロケットのすべての整備状況、推進燃料システム、電源システム、その他制御システム、通信システムの大部分(主に宇宙船の通信システム、音声、画像システム等)および帰還ロケットの着陸緩衝エンジン等と述べた。

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