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35 中国の有人宇宙船《神舟6号》打ち上げについて(2)

飛天人選将在「神六」発射前5小時最終確定

http://news.163.com   2005-09-29   来源:東方早報(上海)

「神舟6号」宇宙飛行士の人選は 打ち上げ5時間前に最終決定

「神舟6号」は間もなく宇宙へ飛び立つ。 誰が楊利偉に続いて第二、第三の中国人宇宙飛行士になるか、一般の人々の最大の関心事になっている。 北京科技報の報道によると、宇宙飛行士の人選は「神舟6号」の打ち上げ5時間前に、最終的に確定されるという。

本月中下旬、記者が調べたところでは、酒泉の発射基地から国家宇宙飛行センターへ戻った6名の宇宙飛行士は、すでに最終訓練に入っている。 宇宙飛行大隊は警備隊員を派遣しており、誰であろうと彼らとのいかなる接触もできないようだ。

宇宙飛行大隊の康政委が記者に語ってくれたことによると、こうした措置は、宇宙飛行士が最後の肝心な時に、感冒とか感染病菌などを避けるためであって、宇宙へ飛び立つための万一の安全確保であるとのこと。

各種のデータと分析から、6名の宇宙飛行士候補者の中で、現在、聶海勝と翟志剛のペアーが、最終的に「神舟6号」に乗り込む最有力候補とのこと。

2004年春節が過ぎた頃、聶海勝たち宇宙飛行士大隊は「神舟6号」の有人宇宙飛行の緊急訓練に身を投じていた。 「神舟6号」の飛行は前回の単純な繰り返しではない。 二人の飛行士は軌道船の中で宇宙での技術試験を行ったり、直面するであろう問題は多い。 宇宙飛行士に対する訓練もますます厳しいものになる。

宇宙飛行士の候補者が搭乗できるかどうかは、個人の素質だけでなく、仲間との協調度合いもチェックされるという。

南方都市報によると、「神舟6号」の海上救急医療隊も、今週、正式に出発するという。 広州駐屯の解放軍421医院海上救護専門家で構成された、2隊の「神舟6号」海上救急医療隊がまもなく広州を出発し、別々に上海、青島へ向かい、そこから海上救急船と合流して、指定の海域へ向かい任務を遂行するという。

http://news.163.com   2005-09-29  来源:競報(北京)

《神六発射避開太陽風暴  迎来最佳発射時期》

「神舟6号」の打ち上げは、太陽の嵐を避け  一番最高の発射時期を迎える

今、太陽活動は11年周期の最低調期にある。 9月8日から9月20日の間、太陽は比較的大規模な爆発があった。 直近では、強烈な爆発活動の確率は低くなっている。 記者が中科院国家天文台から得た最新情報では、「神舟6号」の打ち上げはもっともよい時期となっている。

飛行服は宇宙の殺し屋を防ぐもの

「神舟6号」が宇宙に飛び出すことは、地球の磁場と大気圏の保護から抜け出すことで、宇宙の極めて劣悪な環境の脅威に対応することだ。 中科院国家天文台の太陽活動予報センターの賀晗博士が記者の取材のときに紹介してくれたことは、宇宙船にとっては、太陽活動の頻度と強度は直接的に宇宙飛行の安全保障に影響する。

博士の解説では、太陽活動が激しい時、爆発して強烈なX放射線を放出し、大量の帯電微粒子を撒き散らす。 これら放射線や帯電微粒子はすぐ地球に到達するとともに地球の環境に影響をもたらす。 通常、これら放射線や帯電微粒子は地球上の人類に対する影響は極めて小さい。 これは、地球の大気圏と地球の磁場の保護によるものである。 しかし、宇宙の中で、もしこの放射線や帯電微粒子が宇宙船と遭遇したとすると、宇宙船の安全と飛行士の健康に重大な影響を与える。

賀晗博士は言う。 以上のようなことだから、飛行船の設計および飛行士、飛行服の設計に当ってはこれら宇宙の殺人者の脅威を事前によく考えなければならない。

楊利偉は太陽からの危険を危うく逃れた

太陽の活動が宇宙環境に重大な影響を与えることから、太陽活動が頻繁な時期は避けるようにしている。 「神舟6号」の打ち上げ時期の選択の中にも、考慮すべき重要な要素として入っている。

2003年10月、楊利偉が「神舟5号」の飛行任務が成功した後、まもなく太陽で大規模なX放射線の爆発があった。 国外の太陽観測専門家も中国の飛行時期の選択が非常にラッキーだったと感嘆した。 もしこの爆発がもう少し早かったら、

「神舟5号」の正常な飛行計画にも影響必至だった。

太陽活動の頻度は、11年周期になっている。 最近では、1996年から始まって、2000年は活動が盛んな時、2005年までは丁度周期中活動の低調期にあたる。 しかも、今年9月中旬、太陽は比較的大規模な爆発があった。 だから、この時期は太陽が連続して爆発する可能性は少ない。 太陽活動の影響の角度から見て、「神舟6号」発射は、今一番打ち上げの時期を迎えている。

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34 中国の有人宇宙船《神舟6号》打ち上げについて(1)

神舟6号については、日本でも報道されていますのでご承知だと思います。 中国での《神舟6号》報道を紹介したいと思います。

神舟6号 早ければ10月13日打ち上げ

     着陸は内モンゴルの予定

http://news.163.com   2005-09-26 来源:重慶晩報

[神最快1013発射 予計在内蒙古着陸]

中新社の情報によると、「神舟6号」の宇宙船は、すでに酒泉に運ばれ、神秘のベールを脱いだ。 「神舟6号」は準備万端整ったとのこと。 「神舟6号」と「神舟5号」は外見上違いは見られない。 今回、地球を飛行中「神舟6号」の軌道船は帰還船と分離されたあと、引き続き飛行を続け、一連の科学実験を行うことになっている。 同時に、将来宇宙でのドッキングの役割を果たす。

「神舟6号」を見た人によれば、宇宙船の頭部には、他の宇宙船とのドッキングや宇宙を観測するための設備も見られたという。 「神舟6号」本体は、軌道船、帰還船、推進船、非常脱出装置、およびドッキング装置からなっている。 そのうち、宇宙飛行士を載せて戻る帰還船と軌道船は、「部屋と広間」といったところ。 「部屋」というのは、帰還船内で飛行士が発射、帰還そして宇宙船を操縦する際いるところ、「広間」の方は、軌道船内で飛行士が仕事をしたり、休息をとるところ、「神舟6号」は二人の飛行士に、至れり尽くせりの生活環境を用意している。

非常脱出装置と飛行の安全

脱出装置は宇宙船の最前部にある。 高さ8メートル。

その本体は、実際はロケットエンジンを搭載した小型ロケットである。 宇宙船に搭載するロケットは発射900秒前から発射後160秒間(ロケット運行距離0から100キロ)、一旦、緊急事態が発生した時は、この脱出装置が自動的に作動し、「神舟6号」本体の帰還船と軌道船はロケット部分から切り離され、落下傘を使って、安全地帯に落下するようになっている。 

もちろん、ロケット発射前に緊急事態が起きれば、飛行士は発射台を通り、脱出することができる。 もし、ロケット発射に問題なければ、発射160秒後、110キロまで飛行したところで脱出装置は、宇宙船の負担を軽くするため、外される。  脱出装置には、10台の固体ロケットエンジンが搭載されているという。

打ち上げは、早くて来月13日頃

消息筋によると、「神舟6号」は来月(10月)中旬打ち上げの予定で、最も早くて10月13日になるとのこと。 現在、関係部門が13日の発射に向けて準備している。 しかし、「発射担当部署」は時期については、現場の状況により遅延もありうると言っている。

「神舟5号」は2003年10月15日打ち上げられた。 当時の中国有人宇宙プロジェクト責任者は、10月10日に正式発表し、中国は10月15日から17日の間に、初めての有人宇宙船打ち上げを行うと述べた。 従って、「神舟6号」も今年10月17日までに発射されるだろう。

内モンゴルに着陸の予定

「神舟6号」の帰還船の着陸地点は「神舟5号」と同様と推定される。 同じ内モンゴル中部の四子王旗(スーツーワンチー)である。 内モンゴル自治区四子王旗、紅格爾蘇木(ホンゴルスームー)の回収部隊は、もうすでに準備態勢に入っている。

中国の有人宇宙プロジェクトの着陸部門担当の梁琦氏が語ってくれた。 「この場所の選択にあたっては、入念、厳格な検討を行い確定した。 「神舟5号」の時は、地球14周した時、四子王旗は丁度宇宙船の15周目の軌道の真下にあった。 だから、着陸地点としてまったく申し分なかった。」

有人宇宙船の回収

着陸地点には厳しい条件が求められる。 着陸地点は必ず宇宙船の航行軌道内にあること。 宇宙船の着陸地は人家から離れていること。 また、樹木の割合も千分の一を超えてはいけない。 着陸の際、乗員に万が一のことがないようにするためだ。  また地勢は平坦であること。 傾斜度も5度を超えないこと。  周囲が数十キロの範囲内にあること。 1100ボルトの高圧線があってはならないーーーこれは普通の県の一級送電線に相当する。 着陸地点には鉄道がないこと。 3階以上の家もないこと。 河川もないこと。 

http://news.163.com  2005-09-28 来源:新聞晨報(上海)  

    《神六将為載人探月打前站 生命保障系統調整較大》

「神舟6号」は月探検の下準備   生命の安全システム向上

* 「神舟6号」対「神舟5号」:外観は酷似。 最大の違いは「神舟6号」の環境システムと生命の安全システムに格段の調整が図られたこと。 

           「神舟6号」の発射時期については、現在10月上中旬に打ち上げ予定としている。 具体的にいつになるかは、その時の天候条件を見極めて決められる。

           「神舟6号」の乗組員: 現在の乗組員は三組、準備しているという。 中でも、翟志剛、聶海勝の組が搭乗する可能性が大という。

  晨報は続けて「神舟5号」の有人宇宙船打ち上げ成功後、「神舟6号」の打ち上げが今年10月上中旬に打ち上げられることで、万人が注目するところは、「神舟6号」と「神舟5号」は、何が違うのか? 間もなく打ち上げられる「神舟6号」の現在の状況はどうなのか? 同じく人を載せて宇宙飛行する「神舟6号」の再打ち上げにどんな重要な意味があるのか? 晨報の記者は、先日、宇宙航空専門家に取材した。

「神舟6号」の打ち上げは、わが国が多人多天(同乗者を増やし、宇宙に多く滞在させる)という有人宇宙飛行のテストであり、中国の有人宇宙飛行の第一期計画の終了である。 また、次のステップとして、月探検に必要な基礎データを得ることである。

消息筋によれば、「神舟6号」と「神舟5号」は、外見的には大した差はない。 両者の最大の違いは、科学者によると「神舟6号」の環境システムと生命安全システムが格段に向上されたことにあるという。

専門家は、「神舟5号」は楊利偉一人だけで、しかも、わずか一日だけの宇宙飛行だったが、今度の「神舟6号」は、二人の宇宙飛行士で、宇宙滞在期間も5日を予定している。 楊利偉は「神舟5号」での活動範囲は帰還船の中だけだったが、「神舟6号」の方は、地球を回る時二人の飛行士は、帰還船だけでなく軌道船にも入り、その中で科学実験活動を行うことにしている。 これは「神舟5号」では出来なかったものだ。 「神舟5号」の一人一日の活動を「神舟6号」では多人多天(同乗者を増やし、宇宙に多く滞在させる)の状態に改善できた。  また、例えば、二人の宇宙飛行士がこの五日間の飲食システム、排泄処理システム等々の問題もすべて、「神舟5号」の基礎の上に改良されたものである。

上海宇宙局は「神舟6号」の任務について、主たるものは推進ロケットのすべての整備状況、推進燃料システム、電源システム、その他制御システム、通信システムの大部分(主に宇宙船の通信システム、音声、画像システム等)および帰還ロケットの着陸緩衝エンジン等と述べた。

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33 中国人の旅行マナー(下)

好奇心から 万年の景観を台無しに

旅行者の不注意から、自然環境の景勝地が破壊されるケースが多くなった。 南湖国際旅行社のガイド王旭紅さんは次のように話してくれた。

国内西部方面のガイドをしているが、彼女はその自然な景色が観光客の心ない行為の影響を受けてることに、心を痛めているという。 以前、「玉龍雪山」のツアーを案内した時のこと、山の上は酸素が薄いため、気分が悪くなることが想定されるため、携帯用酸素袋の借用を勧めていた。 頂上にたどり着くと、雪を見たことのない旅行者は雪景色に見とれ、ほかの観光客も自然の景観を楽しんでいた。 酸素袋はとっくに使い切っており、遊びに夢中で下りる時には、山の上に置き忘れて持って帰る者はいなかった。

ある旅行者は、黄龍の石灰池に彼の足跡を残してしまった。 何万年、何十万年もかかって形成された景観を無残にも台無しにしてしまった。 王旭紅が語る内容は次の通り。 ツアーを連れて黄龍に行った時のこと、そこで有名な景観の一つに石灰で出来た池がある。 池は清く、浅い。

池の底は一万年以上にもわたってできた石灰池、水は色とりどりに変化を見せ、何ともいえない美しさ。 石灰池の傍らには、観光客に手を触れぬよう注意書きがある。 ところが、一人の旅行客が注意書きを無視し、またガイドの言葉にも耳を貸さず、足を踏み入れ、腰をかがめて池の底を触ろうとした。 警備員がすぐ飛んできて、その旅行客をつかまえて言った。 「お前のこの一足で、何万年もの景観がメチャクチャになってしまったのがわからないのか?」

バスの座席争い 驚きの言行録

ガイドさん達にとって、お客の座席争奪戦は珍しくもなんともない。 最前席のガイドに近い席をねらって奪い合いになる。 ヒドイ時には殴りあうことさえある。 これ以外にも、まだ変わった話があるようです。南湖国際旅行社の李曉玲さんが語ってくれた、取って置きのお話です。

ガイドが目的地へ向かう途中の車内で、観光地の見所について熱心に説明している最中、真向かいに恋人同士らしい一組がいた。 これは何も珍しいことではない。 ちょっと驚かされたのは、ガイドが面と向かって説明しているにもかかわらず、二人はガイドの真ん前で激しいラブシーンを演じ続けたことです。 ラブシーンはますます過激に、ガイドは止めるわけにもいかず、見るまいと思っても、見ないわけにもいかず、ほとほと困ったとのこと。  

李曉玲さんは、更に驚くべき話をしてくれました。 昼食の時、この二人は皆とは一緒に食べたくない。 外のホテルで食べると言い出した。

ガイドは了承し、二人に昼食代を返し、昼食時間は40分、遅れないように念押ししたのです。 ところが、一時間たっても戻ってこない。 電話すると、そのお客は「酒がまだだ」、そして脅かすように「俺はヤクザだ」と言うのです。 この二人が戻ってきた時、同乗の客が文句を言うと、その男性は「俺はヤクザだ。 注意しろよ。 テメエ達、住所知られたくねーだろ」 驚いたお客さんの中から、年配の学校の先生が娘さんを連れてバスを降り、二度と戻って来ないということもありました。

編集者総評 これからもっと推進しよう! 

「みっともないことはみっともない」

香港ディズニーランドの開業は、格好の「鏡」である。 中国国内の人の公徳意識について屈折した思いやら反省をもたらした。 下品は下品であり、悪いマナーは悪いマナーである。 なぜ、多くの人々は批判を受け入れられないのか? ディズニーランドで起こったことだから、この批判は「香港人の立場に立って内地人を差別視したものだ」また「記者は高等中国人と自任しているんだろう」と思っているのではあるまいか? ハハ-----、なんだ、この「下品」批判は許せても、「内地の客」を批判するのは許せない。 いつから、我々はこの堂々たる大国の国民として、自己批判することが許されなくなったのか?

ディズニーランドだろうと、日常生活であろうと、香港同胞や外国人だって、同じような「下品」な行為があるだろうって? そう、おっしゃることは、ごもっとも。 でも、それは我々みんな非文明な行為に不快感を持っているということを説明しているだけで、脚光を浴びてた、あの同胞たちの悪行の正当性の説明にはならない。 そうでしょう? 私は外国の月は中国よりまるいというつもりはない。 しかし、外国へ出かけた旅行者は、ちょっと注意すれば理解できるはずだ。 信息時報は、何人ものベテランガイドに取材した。 彼等の心の奥底から述べられた言葉をともかく聞いてみてほしい。 文明の格差、公徳心の有無、これは客観的に存在する事実である。 あなたが見たくないと拒絶しても自動的に消えてなくなるものではない。

香港ディズニーランドの設備に問題があるからといって、「下品な行為」を弁護するのは自己欺瞞にすぎないものだ。 まずは、ディズニーランドの設備がどうであろうと、下品は下品である。 所かまわず小便し、所かまわずタンを吐く、あらゆる角度からみても文明的行動とは言えまい。 再度申し上げたい。 あんなに多くの参観者がいて、ほかの人が我慢できるのに、内地の人がどうして我慢できないのか?

ディズニーランドに意見があれば意見を言えばよし、また、行きたくなければ行かざるもよし、友達に行くなと言うもよし、また、勝手に小便したり、皆の前で昼日中靴をぬぎ寝そべって抗議したり、これらを問題とするしないを判断する資格はすべてあなたにあると申し上げたい。

 

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32 中国人の旅行マナー(上)

今月12日オープンした、香港ディズニーランドに入場した、中国大陸からの観光客が繰り広げた「下品で、非文明的行為」、例えば:上半身裸で歩いたり、禁煙の場所でタバコを吸ったり、皆の見ている所で子供に小便させたり、ベンチに一人平然と横になったり、といった行為に、中国のメディア《信息時報》が批判記事を書いて話題になりました。 

ちょっと面白かったので、その記事を紹介したいと思います。

業界称中国遊客在国内外景点旅遊陋習巳存在很久」

 http://news.163.com 2005-09-16  来源:信息時報 

中国人の旅行マナー

最近、中国内地の旅行者が、香港ディズニーランドで数々の下品な行為を行ったとして、旅行業界の話題になった。 昨日、広州旅行界数社の担当者に信息時報が取材を行った。

ベテラン・ガイドが語る中国旅行者の国内・海外行状記である。

中国国内・海外の人気スポットで、中国旅行者が繰り広げる悪い習慣は昔からあった。 多くの国で、中国旅行者のマナーの悪さが、他の旅行者の迷惑にならぬよう、時には中国語での注意書きを表示し、自分の行為に注意するよう喚起するほどだ。 一体いつからだろうか? 「下品な行為」が中国旅行者のトレードマークになってしまった。 最近こそ中国旅行者の質が徐々に向上し、所かまわずタンを吐いたり、やたらゴミを捨てるといったことは少なくなってきた。 しかし、時間の観念がないこと、話し声の騒々しいことなどの悪い習慣は、なかなか抜けきれないようだ。

旅行業界としては、この機会に改めて旅行者に注意を促したい意向だ。

「郷に入っては郷に従え」は、中華民族数千年来守ってきた文明のモットーである。 外国旅行では、自分の小さな行為・悪いマナーが、国家のイメージに影響を与えるようなことは慎まねばならない。 誤りがあれば、これを改め、人の忠告は謙虚に聞き入れるべきだ。 そうすれば、いつの日か、中国の旅行者に対する外国人の見方を一変させることができるだろう。

時間の観念のなさが一番の問題

旅行者で一番多い「悪いマナー」について、ベテランガイドは口を揃えて「時間の観念の認識がないこと」をあげる。 はっきり言えば、「時間の観念」とは「団体観念」である。 一部の旅行者は、自己中心すぎて、ほかの人の気持ちをまったく考えていない。

南湖国際旅行社のガイド李暁玲さんは感慨深げに次のように話してくれた。 以前、あるツアーで、あらかじめ全員に翌朝7時に必ず集合するよう連絡したところ、7時20分になっても一人のお客さんが現れない。 電話して「すぐ来られますか?」と言うと、その客は「えっ? あー、すぐ」、まだ起きてなかったんです。 結局、その「すぐ」はそれから20分もかかってしまいました。

もう一つ、これはツアーの若い娘さんなんですけど、やはり彼女のため全員が15分待たされたんです。 8時に集合と連絡しておいたのに、8時15分にやっと現れて、詫びもせず平然として、その上ガイドの私に「ねえ、私のお化粧どうかしら? きれい?」 李暁玲は言う「彼女の美は皆を待たせた上でのもの。 時間を守るとは、一人一人の素質の問題でもある。」

大声は中国旅行者の証明

1990年代初め、外国旅行が自由になってから、中国の一部旅行者のゴミの投げ捨て、所かまわずタンを吐く、車道を渡る、禁煙場所で吸う等の「マナー違反」の行為が国外へ持ち出され、中国旅行者のイメージをおとしめた。 しかし、現在はこれらの悪い癖も少なくなってきた。

李暁玲はこう語った。 今は、旅行者全体の質が、大分改善されたと思います。 以前よく見られた中国旅行者のタン吐き行為などは、現在では少数派になりました。 今、国内の多くの都市でマナー教育が盛んに行われますので、これからはもっとマナーを守る人が増えると思います。

でも、中国旅行者の大声は、やはり外国人を戸惑わせるようです。 広之旅海外旅行部の原家亮さんは、記者に次のように話してくれた。 大声で話し合うのは、中国旅行者の身分証のようなもので、お金持ちほど声が大きくなるみたいです。 空港の待合室、ホテルのロビー、観光地、レストラン等で、しょっちゅう中国旅行者の大声が聞こえてきます。

私には、こんな経験があります。 ツアーを連れて欧州、オーストラリア等の空港へ着くと、お客様たちは空港の待合室で、夢中になって大声で話し出します。 「何の化粧品買ったの? 私は、どこどこブランドのもの買ったわーーー」 こういう時、決まって回りの外人は静かに、そして、あっそうか「中国人の団体だな」と理解し、見ています。 現在、外国の一部のホテルの中には、中国語で「静粛に」の表示があるほどです。 ガイドとしては、ちょっと恥ずかしい思いがします。

中国人旅行者だけへの表示

原家亮さんは、更に続けて話してくれた。 中国人旅行者の中には、トイレ使用後、水を流す習慣がない人がいる。 しかし、西洋の国では、トイレをキレイにするのは基本的なマナーである。 だから、一般外国人は流さないことについて理解ができない。 私は以前、オーストラリアの有名観光地のトイレで、中国語の「使用後は水を流してください」

の表示を見たことがある。 もし昔、こんな表示を中国旅行者に見られたら、きっと外国人から差別を受けたと思うに違いない。 でも、最近は、我々旅行者たちも、別の角度から考えることができるようになり、これは決して外国人が差別しているのではない。 私たち自身、確かに至らぬ所があったと気付くようになった。

原家亮さんは、こうも話してくれた。 中国旅行者向けの同様な表示は、

タイの王宮前の芝生でも見られた。 この大きな芝生の中には、小さな注意書きがあった。 そこには他の言語はなく、中国語のみで「芝生保護のため 立入禁止」とあった。 これも同様で、数年前だったら、中国旅行者の気持ちを逆なで、ヘタをすると怒る人も出てくるものだが、最近では旅行者も、この理由を理解し、芝生に入らないようになってきた。

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31 八方ふさがり (その12)

今度の選挙にはビックリ。 選挙が終わった8時過ぎ、テレビの選挙特番を見ていたら、投票終了で票の速報もまだなのに、出口調査で自民大勝を予想していた。 どこをまわしても自民圧勝。 いくらなんでもそんな、と思っていたが、自民大勝の流れのまま、進んでいった。 

野次馬が選挙に期待してたのは、小泉政権から他の政権に変わればいいのにと、思ったのだが、まったくの期待はずれに終わってしまった。 それも自民が大量得票・単独過半数を超え、公明党を含む与党で衆院の3分の2を超えた。 それだけ、小泉さんの人気が強く、その「郵政改革」に対する意気込みに共鳴し、ワンフレーズの言葉に酔わされ、「刺客」「マドンナ」などの選挙戦術の巧みさ、「小泉劇場」といわれる華やかな演出に大部分の国民が賛成の票を投じたのでしょう。 

「郵政 賛成か反対か?」一本槍できた小泉さん、この圧勝で郵政は成立するでしょう。 郵政以外については何も語らなかったが、このあとどうするのでしょう。 

小泉さんのやり方でどうしても賛成できないことがあります。

靖国神社参拝、相変わらず「適切に判断します」とのみ答えているが、今度自民党に票を投じた人の中にも参拝には反対の人もいるはずです。 「中国」[韓国]との関係をどうするのか?

イラクの自衛隊の撤退もどうするのか? [憲法]の改正も衆院で憲法改正案を可決できる状況になった。 憲法改正の動きが加速される状態になった。 今度、自民党に票を投じた人たちは、白紙委任したわけではないのですから、郵政成立後の自民党の動きに、目を光らせていただきたい。

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30 八方ふさがり (その11)

丁度、一月前、「郵政法案」参議院否決で、衆議院解散となり選挙に突入した。 この一ヶ月、小泉さんは「郵政民営化」一本槍で国民に信を問うといって「刺客」「くノ一」それに「ホリエモン」と派手な選挙戦を演じている。 面白いこと極まりなし。 景気、年金、憲法、イラク、靖国、拉致などについて、選挙後どうなるのだろう。 なんかさっぱり見えてこない。 郵政だけで小泉自民を勝たせたら、これらの問題どうなるのか? みんな考えているのだろうか? いや、みんな野次馬如きよりはよく考えておられると思う。 だけど、小泉自民党優勢のマスコミ報道をみていると、本当にみんな、それでいいのかと思ってしまう。 もし、小泉さんが勝ったら、靖国神社にはますます居丈高になって参拝し、中国、韓国との関係は悪化するばかり。 イラクの自衛隊は、延長間違いなし。 戦後60年の反省もどこへやら、逆にまた戦前のように軍隊を持つようになるだろう。 憲法改悪も必至。 共産党、社民の主張みたいになっちゃったけど、この点だけは小泉さんには賛成できない。 

今度の選挙は政権交代選挙といわれているので、この際自民・公明からほかの政権に変わってほしいのだが。 あと2日が待ち遠しい。    どうなるか、わくわくさせる選挙だ。

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